【福岡ソフトバンクホークス】2026年オフの(2027年度に向けた)補強ポイントを考えてみよう!!!

オールスターが明け、残り試合は50試合。福岡ソフトバンクホークスは現在2位と約5ゲーム差をつけ首位。リーグ3連覇に向け、まだまだ楽観はできないものの、良い位置にいるのは確かです。

そんな今こそ取り上げたいテーマが、「2026年オフ(2027年シーズン)に向けた補強ポイント」です!

なぜ今なのかと思われるかもしれませんが、今だからこそ考える意味があります

7/31の補強期限が過ぎ、支配下70名という今季のチームの「完成形」が固まりました。しかし、この完成形をもってしても「まだまだここが足りない」という部分が必ず出てきます。それが年齢的な課題なのか、あるいは相対的な戦力補強が必要な部分なのかはポジションごとに様々ですが……。

ということで、さっそく話を進めていきましょう!楽しんでご覧いただけますと幸いです。

目次

投手

まずは投手から。

現状の強みと課題

ホークス投手陣の現状の強みがこちら。

  • 強固な勝ちパターン
  • 若手の台頭(チームの核になった投手も)
  • ユーティリティー投手の存在

1.強固な勝ちパターン

ホークスの2026年度を支えているのは何と言っても救援陣

藤井皓哉投手という中継ぎの大きな1枚がいない中でも、12球団No.1の救援防御率を誇ります。もちろん投手の力が全てではなく、捕手との共同作業で打者を抑えていきますが、それにしてもこの成績は素晴らしいの一言です。

前半戦で特に目立った活躍を見せたのが、オールスターにも選出されたオスナ投手。彼が藤井投手の7回のポジションを務めており、穴を完全に埋めています。過去2年は悔しいシーズンを過ごし、守護神剥奪まで経験したのが今に生きています。

2.若手の台頭(チームの核になった投手も)

昨季までイニングイーターとしてチームを支えた有原航平投手の退団をはじめ、エース・モイネロ投手の出遅れ、大関友久投手の不調、そして今季の開幕投手である上沢直之投手のコンディション不良……。

昨季の先発陣が相次いで苦戦を強いられる中、巡ってきたチャンスを見事に掴んだのが、高卒3年目の前田悠伍投手と、大卒1年目の鈴木豪太投手でした。

前田投手は今や先発ローテの軸へ、鈴木投手は僅差の場面を任される救援へと成長を遂げ、見事に首脳陣の信頼を勝ち取っています。 20代中盤から後半の働き盛りの選手だけでなく、20代前半の若手投手も輝けている点は、チームとして非常に素晴らしいポイントです。

3.ユーティリティー投手の存在

今でこそ首位に立つホークスですが、ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。開幕直後は投手陣全体がピリッとせず、WBC帰りの松本裕樹投手が不調に陥れば、守護神・杉山一樹投手も不振から苛立ちを隠せない苦しい展開に……。

この窮地で光り輝いたのが、上茶谷大河投手をはじめとするユーティリティー投手の存在です。

先発早期降板時のロングリリーフ、接戦での終盤登板、緊急先発まで——スクランブル登板をものともせずチームの穴を埋め続けた彼は、まさに影のMVPと言えます。

決められた役割に縛られず、チームの「困った」にいつでも応えてくれた投手たち。彼らの奮闘があったからこそ、現在まで厳しい混戦の中でもホークスは首位の座を守り続けることができています。

逆にホークス投手陣の現状の課題がこちら。

  • 外国人先発投手の不調
  • とにかく先発
  • 球が速い「だけ」の投手が多い

1.外国人先発投手、野手の不調

現在の一軍登録外国人枠は「5」、ベンチ入りは「4」。日本人枠化したモイネロ投手を除いてこの枠を活用できるのは、チームにとって大きな強みです。野手1・中継ぎ2・先発2という理想的なフル活用ができる環境は整っています。

しかし現実には、野手のダウンズ選手をはじめ、先発のスチュワート投手、徐若熙投手、アルメンタ投手が思うような結果を残せていない点が大きな課題となっています。

日本の野球に適応し始めた矢先の離脱となった徐若熙投手は非常に惜しまれます。また、先発不足で急遽一軍登板となったアルメンタ投手は、まだ実力と登板場面が見合っていなかった印象です。だからこそ、実績のあるスチュワート投手には先発陣の柱としての強い覚悟が求められます。

こうした外国人先発陣の不振があったからこそ、フロントも支配下登録期限ギリギリで張峻瑋投手を育成から昇格させたり、ラトリッジ投手の獲得に踏み切ったりと動いたのでしょう。なお、ロドリゲス投手に関しては、オスナ投手やヘルナンデス投手のバックアップ(リスクヘッジ)としての支配下昇格という側面が強そうです。

2.とにかく先発

最初から一貫して述べている通り、現在のホークスにおける最大の課題は先発投手陣です。年間を通してローテーションを守り切れる投手が圧倒的に不足しています。

首脳陣の巧みなやり繰りで今は凌げていますが、このままではシーズン終盤に必ず反動(疲労やガタ)がやってきます。

もちろん、先発ローテの6枠が固定されていないからこそ、若手を含めた様々な投手に登板機会が巡ってきている側面もあり、一概に悪とは言えません。しかし、常に勝利を義務付けられている常勝軍団であることを考えれば、一刻も早く強固な先発陣を再構築したいところです。

3.球が速い「だけ」の投手が多い

ホークスには、ポテンシャル溢れる魅力的な若手投手が多数在籍しています。

ただ、そうした選手たちに共通する悩みどころが「球は一級品なのに、一軍で結果を残し切れない」点です。その原因は明確で、球が速い・強い「だけ」で押し切ろうとしてしまっているからに他なりません。

カウントを整える変化球の精度や打者との駆け引きなど、一軍で生き残るための「術」をまだ掴み切れていないのが現状です。それでも、これは間違いなく大きな伸びしろと言えます。技術と経験が噛み合えば、一気に無双するポテンシャルは秘めています。

投球モーションに変化をつけるなど器用さを見せる選手もいますが、肝心の制球が伴わなければ意味がありません。プロトップクラスの直球と変化球という「素材」があるからこそ、あとはそれを「勝てる投球」へどう昇華させるかに期待したいところです。

現状を踏まえた補強ポイント

現状を踏まえた補強ポイントがこちら。

  • 計算できる先発助っ人の確保
  • 怪我に強いイニングイーター
  • 即戦力・素材型問わず「とにかく実力派投手」の獲得

1.計算できる先発助っ人の確保

ここに関しては、すでにフロントも動き始めているところです。新加入のラトリッジ投手や支配下昇格を果たした張峻瑋投手がハマるのか、はたまたスチュワート投手が後半戦のキーマンとして覚醒するのか。

外国人補強は、FA移籍のような人的補償のリスクもなく、即効性が期待できるのが最大の強みです。もし期待通りの結果が出なかったとしても、翌シーズンに向けて柔軟に新戦力へ入れ替えられるという利点もあります。

2.怪我に強いイニングイーター

これはただの理想かもしれませんが、タフなイニングイーターが1人いるだけでチームの運用は劇的に楽になります。有原航平投手がいた頃は、調子の良し悪しに関わらずローテーションを守り続けてくれたからこそ、救援陣への負担も抑えられ安定した投手運用が可能でした。

しかし、そうしたタフな投手が都合よく現れてくれるほど甘くはありません。「即戦力」と評価されるドラフト候補であっても、実戦で結果を出すまでに時間を要するケースがほとんどです。

また、オフの目玉と目される広島の森下暢仁投手に関しても、今季のコンディションやチーム事情次第では獲得に踏み切るか不透明な上、FAとなれば人的補償が発生する点も慎重にならざるを得ない理由と言えます。

3.即戦力・素材型問わず「とにかく実力派投手」の獲得

ホークスという球団は、「即戦力か素材型か」「右投げか左投げか」といった型に縛られて選手を選ぶことはありません。カテゴリを問わず、とにかく「その時最も力のある選手」の獲得に動くのが基本姿勢です。最終的にチームの核となり、NPBを代表する選手へ成長する姿を描いて指名を行います。

そうした指名方針を考えると、今秋のドラフトで高校No.1投手と評される織田翔希投手を1位指名する展開は十分に想像できます。(他球団との競合でどうなるかは神のみぞ知る、といったところですが……!)

野手

続いて野手

現状の強みと課題

ホークス野手陣の現状の強みがこちら。

  • モンスター級の打球速度を誇る規格外打者
  • 前半戦だけで30本塁打を放つ怪物
  • 言わずと知れた現役最強打者
  • 驚異的な守備範囲を誇る俊足外野手
  • 衰えを知らないNPBの象徴

2026年度のホークスは、打撃・守備・走塁のすべてにおいて隙がありません。上記で挙げたような個々の圧倒的なスペックはもちろんのこと、接戦でのバントや進塁打、走塁時のチームルール徹底など、組織としての機能美も光っています。

多少先発陣が崩れる試合があっても、打線・守備・走塁が一体となってカバーし、勝ち星を積み重ねてきたからこそ現在の首位という位置があります。

山本祐大選手の電撃トレード加入もあった捕手陣も、全体的に極めて高いレベルにあります。後逸しないブロッキング技術、高い盗塁阻止率、そして投手陣からの厚い信頼。文句のつけようがありません。

そして今季、チームの世代交代は確実に加速しています。

中村晃選手が現役引退を決意し、山川穂高投手の不調時には若き大砲・正木智也選手がその穴を力強く埋めました。ベテランの嶺井博希選手が一軍枠を争う厳しい環境の中、今宮健太選手も庄子雄大選手や野村勇選手、川瀬晃選手らの活躍により出場機会を分かち合う場面が増えています。

長年チームを支えたベテラン勢の躍進を願う気持ちもありますが、中長期的なチーム作りを考えれば、これは間違いなくポジティブな変化です。過去の功績ではなく、「純粋な実力」で若手・中堅がベテランのポジションを奪い取っていることこそ、常勝軍団であり続ける最大の証と言えます。

逆にホークス投手野手陣の現状の課題がこちら。

  • 周東佑京選手のバックアップ不足
  • 外国人野手枠を活かしきれていない

1.周東佑京選手のバックアップ不足

ホークスの一軍野手陣を見渡した際、今すぐ致命的に不足しているポジションはありません。

しかし、何が起こるかわからないのがプロ野球です。故障不振によって計算通りに戦力が機能しない事態も想定しておく必要があります。特に周東佑京選手の守備力と走力はホークスの極めて大きなストロングポイントであり、彼の打撃・守備・走塁のハイレベルなバランスをそのまま代替できる選手は、現時点では見当たりません。

ホークスは高い守備力をベースとした「守り勝つ集団」です。その上で、近藤健介選手や栗原陵矢選手、正木智也選手らの打棒が加わることで他球団の手がつけられない強さを誇ります。本来であれば外野の両翼や一塁でレギュラーを張ってもおかしくない石塚綜一郎選手や山本恵大選手といった中堅がまだ定着しきれていない層の厚さを考えても、即戦力の大砲候補を無理に獲得する必要性は低いと言えます。

2.外国人野手枠を活かしきれていない

投手陣の項目でも触れた通り、現状ダウンズ選手が外国人野手枠として期待通りのパフォーマンスを発揮できているとは言えません。

他球団に目を向けると、埼玉西武のネビン選手、北海道日本ハムのレイエス選手、東北楽天のマッカスカー選手など、助っ人外国人選手がチームの中心として打線を強力に牽引しています。彼らのように「チームの核」として活躍できる外国人野手が1人でも加われば、ホークスの勝率はさらに跳ね上がるはずです。

ただ、ホークスならではの特殊な事情もあります。 現在のホークスはDH枠に柳田悠岐選手や近藤健介選手が入ることが多く、外国人枠だからといって「DH専任の野手」を組み込む余裕がありません。そのため、近年のフロントは「守備でも計算できる外国人選手」を求める傾向にあります。

そうしたチームの補強ポイントを考えると、期待されるのがキューバの至宝、ジョナサン・モレノ選手です。彼が来季にも一軍の戦力として芽を出してくるようであれば、まさにチームの課題をピンポイントで解決する最高の補強となるでしょう。

現状を踏まえた補強ポイント

現状を踏まえた補強ポイントがこちら。

  • 自由にやっていい
  • レイエス

1.自由にやっていい

正直なところ、補強ポイント自体はあるものの、フロントがすでに打つべき手を打っているため「今すぐ急ぎで着手すべきこと」はほぼない状況です。

長年の課題とされていた「捕手の打撃」についても、山本祐大選手がトレードで加わったことで劇的な改善が見込まれます。さらに彼の加入によって既存の捕手陣にも良い意味での危機感と競争が生まれ、チーム全体の底上げに繋がっている点も見逃せません。

欲を言えば、イヒネ・イツア選手や藤田悠太郎選手らの若手世代が二軍で圧倒的な存在感を放ち、「早く一軍に引き上げたい」と思わせるような成績を残してくれるのが理想ですが……さすがにこれは望みすぎ(高望み)かもしれませんね(笑)。

2.レイエス

ダウンズ選手が一軍で主戦力になりきれていない現状と、モレノ選手の潜在能力の高さを踏まえれば、時間が解決してくれる(=モレノ選手の一軍定着)のを待つのも選択肢の一つかもしれません。

しかし、モレノ選手が本格的に一軍の力となるまでの期間、圧倒的な打力を持つ助っ人野手で「枠を繋ぐ」アプローチは十分に考えられますし、勝利を最優先するならそれがベストな選択と言えます。

そう考えると、守備面での貢献は厳しくとも、打撃においては球界トップクラスの破壊力を誇るレイエス選手(日本ハム)などは、当然獲得のターゲット候補に挙がってきます。

仮にレイエス選手クラスが加入した場合、DH枠の争いはさらに熾烈を極めることになります。柳田悠岐選手が38歳、39歳を迎える年齢であることを踏まえれば、世代交代を見据えた競争と捉えても決して不自然ではありません。

もちろん、ファンとしては柳田選手が1年でも長く活躍する姿を望んでいます。しかし、プロ野球は結果がすべての勝負の世界。誰であれ聖域はなく、結果を出した選手だけが生き残る——それこそが常勝軍団ホークスの本質と言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は「2026年オフに向けたホークスの補強ポイント」というテーマで、投手・野手それぞれの現状と課題を整理してきました。

  • 投手陣: 先発ローテの再構築と、年間を通してイニングを食える実力派投手の確保が最優先課題。
  • 野手陣: 完璧に近い層の厚さを誇るが、レイエス選手級の「強打者」獲得による打線の更なる底上げと、世代交代を見据えた競争環境の維持が鍵。

果たしてこのオフ、チームはどのような補強や若手の進化でファンを驚かせてくれるのでしょうか。リーグ3連覇の先にある「黄金期の継続」に向け、今後のフロントの動向とチームの進化から目が離せません!

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この記事を書いた人

福岡ソフトバンクホークスの大ファン。28歳。学ぶこと、伝えることが楽しくてブログ運営を開始。毎日ホークスのことばかり考えてる異常人間。

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