今回は「もしもソフトバンクと広島がトレードするなら誰と誰?」というテーマで話を進めていきます。
それぞれのチームの特徴を分析しつつ、選手ファーストでWin-Winのトレードなるよう心掛けていきます。
あくまでも想像なので楽しんでご覧ください。
前回のトレード考察記事はこちら。
広島カープの特徴
カープの特徴を一言でまとめるとバランスの良いチームです。
投手も野手も特別目立っていい数字は無い。
ただ、特別悪い数字もない。
そういった印象です。
投手野手に分けて、カープの補強ポイントをあぶり出していきます。
投手
まずは先発投手から。
九里亜蓮投手と床田寛樹投手が規定投球回をクリア。
大瀬良大地投手と森下暢仁投手は100イニング以上で防御率3点台。
2024年度もこの4名を中心に回っていくことが予想されます。
ただそれ以降の投手の名前が定まらない状況です。
2023年ドラフト1位では即戦力先発投手の常廣羽也斗投手を獲得。
しっかり補強しました。
残りの一枠は競争という形でしょうか。
続いて中継ぎ投手。
島内颯太郎投手が42HPで最優秀中継ぎのタイトルを獲得。
栗林良吏投手、矢崎拓也投手、大道温貴投手、ターリー投手、中﨑翔太投手も30試合以上に登板し、防御率2点台以上。
ターリー投手に関しては44登板で防御率1.74です。
そんなターリー投手が退団するという部分で、中継ぎ左腕に補強ポイントが生まれます。
ドラフト2位で高太一投手、ドラフト3位で滝田一希投手と即戦力中継ぎ左腕を獲得。
しっかり補強しました。
野手
まずは捕手。
打てる捕手、坂倉将吾選手が正捕手としてどっかり座っているので問題なし。
続いて内野手。
一塁手はマクブルーム選手が今シーズン限りで退団するもの、堂林翔太選手が打力の部分で目立ったため問題無し。
二塁手は菊池涼介選手。
そろそろ世代交代を見据えつつという感じではあるものの、今すぐという課題ではない。
三塁手はデビットソン選手。
彼は2023年限りでの退団が発表されているため大きな課題。
2023年ドラフト4位では将来のスラッガー候補、仲田侑仁選手を獲得。
ただ仲田選手は即戦力という見方はしていません。
外国人選手で穴埋めするのでしょうか。
遊撃手は小園海斗選手。
絶対的なショートストップとして確立しつつあるので問題なし。
外野手は西川龍馬選手、秋山翔吾選手、野間峻祥選手、末包昇大選手、田村俊介選手とタレント豊富。
西川選手がFAで移籍するものの、そこまで気にすることはないかと。
ソフトバンクの補強ポイント
ホークスの一番の補強ポイントは先発投手です。
それは間違いないですが、加えて地味に補強ポイントになってくるのが中継ぎ左腕です。
田浦文丸投手がブレイクしたものの、嘉弥真新也投手がヤクルトへ移籍、モイネロ投手が先発転向ということで中継ぎ左腕の層が薄くなることは確実です。
田浦文丸投手が二年目のジンクスに陥る可能性はゼロとは言えない。
ヘルナンデス投手は外国人枠の関係で出場できない可能性。
様々な可能性を考えても中継ぎ左腕の補強は必要です。
2023年ドラフトでは支配下で即戦力の中継ぎ左腕を獲得しませんでした。
このトレードで何とかならないでしょうか。
具体的なトレード案
カープは強打の三塁手、ホークスは中継ぎ左腕。
1つ面白いトレードを思いつきました。
森浦大輔投手とリチャード選手です。
両者のチームにおける立ち位置を分析します。
森浦投手はルーキーイヤーから2年連続で50試合に登板するなど一軍で十分な実績がある投手です。
ただ、2023年度は13登板で防御率6.17という悔しい結果となりました。
ターリー投手が退団するとはいえ、ドラフトでは中継ぎ候補の左腕を2人も獲得。
その2人に結果で勝てば試合に出られるという単純な話ではあるものの、チーム内の優先順位が現時点で分からないというのは確かです。
リチャード選手は4年連続でウエスタンリーグ本塁打王という輝かしい実績を持ちながら、なかなか一軍の舞台で花開けない選手です。
ホークスの三塁手事情を見ると、栗原陵矢選手が筆頭。
その次の候補がリチャード選手ではなく、さらに若い井上朋也選手になります。
もちろん結果を残せば試合に出られるものの、現時点では三番手以降の立ち位置です。
移籍するとどうなる???
森浦投手とリチャード選手のトレードが成立した場合にどんな展開があるのかを想像します。
森浦投手がホークスへ移籍した場合。
ホークスの中継ぎ左腕は田浦投手との2人体制になります。
森浦投手の役割的にはモイネロ投手のように1イニングを任せるイメージ。
田浦投手は嘉弥真投手のように対左の必殺仕事人のイメージ。
1歳しか変わらない2投手が切磋琢磨しながら活躍する光景が見えます。
リチャード選手がカープへ移籍した場合。
そもそもウエスタンリーグは阪神、中日、広島、ソフトバンク、オリックスの5球団のリーグ。
ホークスが対戦するチームは75%がセリーグ。
そこで4年連続本塁打王を獲得しているので、セリーグへ移籍したら活躍するのではないでしょうか。
ライバルとなるのは林晃汰選手や新外国人選手。
十分勝負できます。
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