今回はホークスのドラフト獲得選手割合を調べてみました。
具体的には高卒,大卒,社卒選手の割合です。
※社卒選手は独立リーグの選手も含みます。
以前、ホークスの最適な指名配分を考察しました。
詳しくはこちら。
最適な指名配分と実際の指名配分を見比べて、改善できるポイントを模索していきます。
支配下選手獲得割合
2005年以降にドラフトで獲得した支配下選手の内訳がこちら。
全体で高卒53.2%,大卒32.1%,社卒14.7%となり、高卒選手が圧倒的に多いです。
年度別に見ても、高卒選手を一番多く指名したのが12回、大卒選手が5回、社卒選手が3回となってます。
ただ、ここ3年は大卒選手の指名割合が一番多くなっており、ドラフトの方針転換を図っていることが窺えます。
ドラフトの方針転換を図る理由となるデータが、2022年ドラフトまでの支配下指名選手の活躍確率です。
詳しくはこちらをご確認ください。
明らかに高卒選手が活躍してません。
育成選手獲得割合
育成ドラフトで獲得した選手の内訳がこちら。
全体で高卒58.7%,大卒28.4%,社卒12.8%となり、こちらも高卒選手が圧倒的に多いです。
年度別に見ても、高卒選手を一番多く指名したのが14回、大卒選手が5回、社卒選手が2回となってます。
こちらは特に方針転換は行われていません。
11年連続で高卒選手の指名が一番多くなっています。
2022年ドラフトまでの育成指名選手の活躍確率がこちら。
支配下選手は堅実な指名をする分、育成ではリターンが大きい高卒選手を多く指名する。
近年は最適な指名配分になってます。
社会人選手をもっと!!!
ホークスのドラフト指名を振り返って、改善できるポイントがあるとすれば社会人選手です。
本多雄一選手,藤岡好明投手,森福允彦投手,攝津正投手,嘉弥真新也投手,加治屋蓮投手,森唯斗投手,板東湧梧投手,大津亮介投手
ホークスを支えたこれらの選手は全員、社会人卒です。
2005年以前に入団した選手だと松中信彦選手は社会人卒で平成唯一の三冠王。
年齢的な部分で将来性を考えるとどうしても高卒重視になってしまいますが、社会人選手の素晴らしさを今一度知ってもらいたいです。
支配下入団した社会人選手の活躍確率60%。
澤柳投手がこの確率をさらに高めてくれたならば、社会人選手の指名はさすがに増加するでしょう。
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