今回は登板数について調査しました。
登板数と聞いて、思い浮かべるのが中継ぎ投手。
どれだけ先発で頻繁に登板したとしても、基本的に一週間に1登板のペース。
対して中継ぎは一週間に2~4登板が可能です。
よって登板数は主に中継ぎ投手の数字です。
何を何のために調べたか
今回調査したのは、
高卒投手の一軍登板数ランキング1位。
それも直近10世代(2022年~2013年)でドラフト指名された選手の通算登板数です。
このデータで何が分かるかというと、
その年の高校生No.1中継ぎ投手です。
能力的にとか他の部分を考え出したらキリがないですが、とりあえず1番投げてそのチームに貢献している投手が分かります。
そういった選手を多く抱えているチームは世代交代が図れているとも言えます。
通算登板数No.1投手が先発投手の場合は、その世代は主力級の中継ぎ投手がいないことを意味します。
それでは見ていきましょう。
高卒投手の登板数ランキング1位
直近10世代(2022年~2013年)でドラフト指名された高卒投手の一軍登板数ランキング1位がこちら。
※2023年シーズン終了時点
表の10投手が現在高卒No.1中継ぎ投手と言えるでしょうか?
10投手の内、半分の5投手が投球回数ランキングでも1位でした。
詳しくはこちら。
これらを通して、高卒投手から主力級の中継ぎ投手がなかなか生まれないことが言えます。
逆に考えると、高卒投手は基本的に先発として育てるということが言えます。
投手は先発で結果を残したのちに中継ぎへ転向することは絶対にありません。
先発として結果を残したらそのまま先発、中継ぎで結果を残したら先発転向。
中継ぎから先発に転向しても結果が残らなければ中継ぎ。
これが普通の流れです。
楽天の内投手が先発転向を直訴するのも自然な流れです。
松井裕樹投手のメジャー移籍を考慮
松井裕樹投手は今オフ、メジャー移籍が噂されています。
よって、2024年度もNPBに在籍する選手に絞ると、2013年ドラフト世代は田口麗斗投手に変更されます。
田口投手は先発として活躍したのちに、中継ぎ転向した投手ですが、ここ数年は先発として苦しんでいました。
中継ぎに本格転向したのは大成功です。
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