戦力外通告期間も終了し、
これから本格的なストーブリーグへ突入します。
ということで今回は2024年シーズンに向けたホークスの補強配分を考察していきます。
補強配分とは…
残りの支配下枠の中でどういった選手をどのくらい取るかの配分のこと。
2023年シーズンはこの補強配分に失敗したのでうまくチームが機能しませんでした。
2024年シーズンは同じ過ちを繰り返さないように、真剣に考えていきます。
まぁファンが勝手にやってるだけなんですけどね(笑)
現在の残り支配下枠
2023年11月8日4:00時点の退団支配下選手一覧がこちら。
計16名が退団しました。
元々支配下枠は70人いっぱいだったので、残りの支配下枠は16となります。
オスナ投手の去就次第では15になります。
何故選手を色分けしているかについては、こちらの退団選手予想をご覧ください。
また、現時点で新入団が確定している支配下選手一覧がこちら。
計9名の入団が確定しました。
つまり、現在の支配下枠は63。
残り枠は7です。
山川選手の人的補償を考慮すると残り枠は8です。
2023年度の反省点
2023年の支配下編成の反省点は大きいところで以下の2点があります。
- 使うつもりのない嶺井選手を4年契約で獲得したこと。
- 支配下に限りなく近い活躍を見せた選手がいたものの、外国人ガチャを敢行したことにより一軍で勝負させることすらできなかったこと。
嶺井博希 4年契約
嶺井選手は一年間フルで試合に出た経験がない選手。
しかも年齢は甲斐選手の1つ上。
獲得したところで世代交代は図れません。
甲斐選手が今後FAで流出することを考えるのであれば分からないこともないですが、それなら若いキャッチャーを一軍で経験させる方が断然良いです。
ただ獲得したならばある程度、甲斐選手と併用するかと思いきや起用しませんでした。
143試合の内、嶺井選手のスタメンマスクはたったの9でした。
そんな嶺井選手を4年契約で獲得した理由はおそらく「山川穂高選手」です。
2人は沖縄が同郷で、小学校の頃からの知り合い。
加えてホークスには東浜投手、又吉投手、弟子のリチャード選手もいるとなれば十分山川選手の移籍先の候補になります。
しかもリチャード選手以外は皆複数年契約で、数年間は確実に一緒にプレーすることができます。
これでもし山川選手がやってこなかった場合が最悪の結末です。
山川選手は不祥事があった為、ホークス球団内でもいろいろと考える部分はあるでしょうが、ここまで山川ウェルカム体制を作りあげて引き下がれないと思います。
<追記>
山川穂高選手のホークス入団が確定しました。
嶺井選手がまた必要な場面を発見しました。
詳しくはこちらから。
外国人ガチャ
ホークスが抱えた2023年度支配下外国人選手は9名で、12球団最多でした。
9名も抱えた理由は、全員が活躍すると思っていないからです。
NPBはベンチ入り外国人選手枠が4と決まっている(今後は不明)ので、仮に9名いたとしても残りの5名は出場が不可能です。
モイネロ投手、オスナ投手は確定として、残りの2枠を7人の外国人選手で争ってほしいという考えだったのでしょう。
つまり分かりやすく言えば外国人ガチャです。
支配下枠が無限にあるならそれでもいいです。
ただその陰で育成選手の支配下枠が失われていました。
一番きつかったのは育成外国人選手。
もう自分たちは必要じゃないのかなと錯覚した選手もいたと思います。
育成日本人選手もそうです。
川村友斗選手が中村亮太選手が仲田慶介選手が支配下契約にならなくて、俺たちが将来的に活躍したとしても無理なんじゃないかと思っていても不思議ではありません。
育成選手は二軍でアピールして一軍に行くのですが、彼らが支配下契約を掴めないと三軍四軍選手のアピールの場が奪われることになります。
二軍戦に出場できる育成選手は一試合に5名までという決まりがあるからです。
それらも全て山川選手獲得に繋がってきます。
シーズン中に支配下登録してしまうと人的補償で流出の可能性があります。
それを球団としては避けたかったのでしょう。
8枠の使い方
仮に山川選手をFA獲得したとして、おそらく有望な若手選手が1人流出するので支配下枠は変わりません。
プロテクトリスト、人的補償を予想したので宜しければどうぞ。
現役ドラフトでも選手数は変わりません。
補強したい主なポジションがこちら。
- 投手
- 内野手
- 外野手
補強ポイントは捕手以外の全てです。
また、これからの主な獲得方法がこちら。
- NPB11球団から支配下外国人
- 自前の支配下外国人
- 育成~支配下
- NPB11球団からFA日本人
- アメリカ帰りのFA日本人
- 自由契約
- トレード
ここからは私の主観が入ります。
実績のある先発投手
残り8枠もあると捉えるのか、8枠しかないと捉えるかは人それぞれ。
私は8枠しかないと捉えます。
よって余計な補強をしたくありません。
正直自前で外国人選手を取るのは控えたいところです。
詳しくはこちらをご覧ください。
自前で獲得した外国人選手が活躍する確率はたったの3割なので、そこで勝負するぐらいなら他に枠を割いてほしいです。
NPB12球団から外国人選手を獲得できるのであれば獲得したいですが、オスナ投手が退団した場合に検討するぐらいで良いと思います。
<追記>
オスナ投手は推定4年40億円の大型契約でホークス残留が決まりました。
11/8現在,支配下外国人投手4名野手1名。
バランス的には野手を取りたいですが、正直ウォーカー選手クラスの野手はもう取れないので、取るなら投手です。
ホークスが獲得しそうな外国人選手はこちら。
優先すべきは先発投手。
2024年度はモイネロ投手や大津投手等、中継ぎ投手が先発転向するため未知数な部分が多いです。
よって実績のある先発投手は何人いても困りません。
仮に前田健太投手が日本球界に復帰するのであれば、もちろん獲得に動くべきです。
NPBのFA選手の中では加藤貴之投手が注目選手です。
加藤投手の今季のQS率79.2%は山本由伸選手に次いでパリーグ2位の記録で、権利を行使すれば大争奪戦が予想されます。
山﨑福也投手の獲得に動くかどうかは意見が分かれるところですが、私は単年契約なら獲得してもいいと思います。
山﨑投手の今季のQS率39.1%はホークスのQS率38.5%に近しい数字となっており、試合を作ることに長けてる投手とは言い難いです。
複数年契約は個人的には絶対ありえません。
<追記>
前田健太投手はデトロイトタイガース
加藤貴之投手は日本ハム残留
山﨑福也投手は日本ハム移籍が決まりました。
育成枠を厚く
前田健太投手、山﨑福也投手の獲得に成功したとして残り支配下枠は6。
残りの6枠は全て育成選手に充てたいです。
前田投手、山﨑投手を獲得できなかったとしても、8枠を育成選手に充てたいです。
それだけ私は育成選手に期待してます。
2023年度の育成~支配下選手は木村光投手1名だけでしたが、川村友斗選手,中村亮太選手,仲田慶介選手の3名も支配下契約になっておかしくなかったです。
来年もこの3名の他に、4名が支配下契約を勝ち取れる成績を残すと仮定するなら6枠でも足りないです。
8枠全て残せたなら、シーズン中に外国人選手が大怪我してしまったという場合での緊急補強も可能になります。
あらゆる部分で枠に余裕を持たせるメリットはあります。
これまで通り、補強補強で育成選手を無視したチーム編成にならないことを祈るばかりです。
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