2024/9/15、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は3-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
相手先発は宮城投手。
前記事でも述べたように、ホークスが勝つためには大津投手が長い回を投げ最少失点に抑えるしかありません。
そういった意味では、今回の勝利は大津投手の好投が非常に大きなウエイトを占めてます。
昨年までは、あれだけ先発が弱いと言われてきたホークス。
もうそんなことは言われません。
あとは優勝まで突っ走るだけです。
9/16の先発はホークスが石川投手、バファローズが曽谷投手。
曽谷投手は良い投手ですが、さすがに宮城投手よりは力が落ちます。
野手陣は早めに先制点を取る。
石川投手は先制点を与えない投球をする。
今の勢いがあれば、それだけで勝ちまで持っていけそうな気がします。
投手
大津亮介
大津亮介投手は8回無失点の投球でした。
全108球の内、ストライク77ボール31。
印象としては「開幕当初の投球」です。
大津投手の今シーズンは「真っチェ」無しでは語れません。
シーズンの前半戦はこの球でタイミングを外し、面白いようにアウトを積み重ねることが出来ました。
多彩な球種がある大津投手ですが、その中でも特に真ん中でもカウントが取れるという点で信頼度はかなり高かったです。
失投でも大丈夫なので無敵の球です。
ただ、シーズンが進む毎に徐々に対応され、甘く入ると捉えられる場面が増えました。
さすがに調整が必要ということで、二軍に降格。
二軍で2試合登板した後に、松本晴投手の登録抹消もあり、再び先発のチャンスが訪れました。
二軍戦登板(8/27,9/3)を見る限りでは、まだ調整が必要だと感じていましたが、今回の投球を見る限り全く問題無かったです。
どんどん真ん中に真っチェを投げ込み、面白いようにカウントが取れました。
まさに前半戦の頃の大津投手です。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク14ボール9。
印象としては「先頭四球」です。
0-0という緊迫した場面で登板した杉山投手。
コースを意識しすぎて先頭の大里選手に四球を与えてしまいました。
はっきり言って最悪です。
次の杉本選手のところで四球を与えるならまだしも、長打の少ない大里選手に四球を与えるのは何を考えているのか分かりません。
結果的に、その後の打者を打ち取れたので良かったですが、こういう投球をされると勝ちパターンを任せづらくなります。
西川選手やセデーニョ選手との対戦時は甘い球が何球かあったものの、球の力で押し込むことが出来ました。
大里選手への四球以降、腹をくくってストライクゾーンに投げ切れた点は良かったです。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク8ボール10。
印象としては「先頭四球」です。
ヘルナンデス投手も杉山投手同様、先頭の紅林選手に四球を与えました。
1死から代打の頓宮選手にも四球を出すなど、逃げの投球が目立ちました。
こういう投球をされると、守護神は任せづらいです。
結局アウトを取れたのは、内藤選手と福永選手の若手2名と太田選手。
最後の太田選手だけは腹をくくって、低めにストレートを投げ込みました。
三塁への強い当たりでしたが、栗原選手の正面で助かりました。
長谷川威展
長谷川威展投手は0.1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「送球エラー」です。
先頭の大里選手には、追い込んでから外のスライダーを2球見極められ、ストライクを取りにいったストレートをセンター前に弾き返されました。
そして、次の来田選手は犠打。
ただここで、打球を処理した長谷川投手の送球エラーでオールセーフに。
無死一二塁というピンチになりました。
西川選手に対しては内外をしっかり投げ切り、中飛を打たせ、走者を進ませなかったのでそこだけは良かったです。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は0.2回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク5ボール2。
印象としては「ヒヤッとした」です。
1死一二塁で登板した尾形投手。
セデーニョ選手に対しては、1ボールから甘い球を3球連続で投げ込みました。
特に3球目のストレートは何で振らなかったのかと思うくらい激甘でした。
最終的に高めのストレートで空振り三振に打ち取りますが、ラッキーだったなと思います。
西野選手も高めのストレートを打たせて遊飛。
尾形投手は自分の球を信じてストライクゾーンに投げれば抑えれるということを、今回把握することができました。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク11ボール3。
印象としては「安心して見てられる」です。
岩井投手は球の強さはもちろん、無駄な四球を出さない投手なので、安心して1イニングを任せることができます。
今回は野口選手に対して2球程度甘い球がありましたが、それ以外はコースに投げ切っていました。
今回のような投球を続けていけば、いずれは勝ちパターンも見えてきます。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/15時点)
<スタメン>
<スタメン外>
3回1死一二塁、2死満塁。
7回1死一三塁、2死満塁。
11回1死一三塁。
ホークスはこれらのチャンスを悉く活かせませんでした。
11回は周東佑京選手の牽制アウトもありました。
さすがにこの試合は負け展開です。
ただ、それを上回るバファローズ打線の繋がりの悪さがあり、ホークスは勝ちを拾えました。
12回表は先頭の川瀬晃選手が10球粘って相手の送球エラーで出塁。
粘りが生んだ出塁といっても過言ではありません。
柳町達選手が犠打、今宮健太選手が四球で1死一二塁となり、この試合で1500試合出場を達成した中村晃選手が四球で1死満塁。
この2つの四球は正直意味が分かりません。
絶好調のクリーンナップと勝負するよりも今宮選手中村選手と勝負する方が抑える確率が高いからです。
エラー、四球、四球で溜めた走者。
さすがにこんな絶好のチャンスは見逃しません。
今宮健太選手は12回に冷静に選んだ四球もそうですが、5回の守備もお見事でした。
先頭の内藤選手のボテボテゴロをベアハンドキャッチで捕球しスローイングも完璧。
川瀬選手に正遊撃手のポジションは譲りません。
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