2024/9/13、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズの二軍公式戦が行われました。
結果は5-2でドラゴンズが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
三浦瑞樹
三浦瑞樹投手は5.0回1失点の投球でした。
全80球の内、ストライク43ボール37。
印象としては「らしくない」です。
二軍では先発を務めていたものの、一軍に上がると中継ぎになり、また二軍では先発。
正直、調整が難しいのは確かです。
そんな中でも、5回1失点という結果は素晴らしいと思います。
支配下登録を掴むまでは四球を3つも出す投球はあり得なかったですが、一軍で中継ぎを経験したことにより「1球の怖さ」を知り、それが今回の投球に表れたのかなと思います。
ストライク率は悪かったですし、野手陣を攻撃に集中させることができませんでした。
2番に入った加藤選手は前回対戦時に3打数2安打1本塁打3打点とやられてましたが、今回も2打数2安打1四球。
彼にはどうあがいてもタイミングを合わされてしまうようです。
次回登板では、三浦投手らしいテンポの良い投球を期待します。
中村亮太
中村亮太投手は2回無失点の投球でした。
全35球の内、ストライク23ボール12。
印象としては「それがいい」です。
35球の内、ストレートを投げたのは10球未満。
投球割合の半分以上はシンカー&カーブを中心とした変化球を投げてます。
個人的には、これが中村投手にとっての最適解だと思います。
ストレートでゴリゴリ押して抑えられるならそれで良いですが、中村投手にそこまでの球威はありません。
カーブやシンカーといった曲がり幅の大きな変化球を意識させつつ、ストレートをたまに挟む。
この投球スタイルが彼には合ってます。
まだまだ細かい制球力に課題があるので、次回登板では無駄なボール球を減らしてほしいです。
6回裏に自身のフィルダースチョイスがありながら無死満塁のピンチを無失点で抑えた場面はお見事でした。
宮里優吾
宮里優吾投手は0.1回4失点の投球でした。
全20球の内、ストライク13ボール7。
印象としては「球が甘い」です。
打たれた球は全て真ん中から高めのコース。
打たれて当然です。
球が甘く入っても球の力があれば押し込めますが、そこまでの球威がありませんでした。
ここ最近は150キロの大台に乗せることも少なくなってきており、疲れが溜まってきているのかなと思います。
宮里投手にとっては今が頑張り時。
ここでもうひと踏ん張りできれば、来年の春季キャンプではA組に呼ばれる可能性が高くなります。
ただ、このまま結果を残せない登板が増えると、三軍に降格して、また這い上がらないといけない立場になります。
次回登板ではどのような投球を見せてくれるのかに注目です。
齊藤大将
齊藤大将投手は0.2回無失点の投球でした。
全5球の内、ストライク4ボール1。
印象としては「自分の投球」です。
1死二三塁のピンチで登板し、加藤選手には犠牲フライを打たれたものの、ディカーソンを三振に打ち取りました。
この試合では4打席で4出塁と当たりに当たっていた加藤選手だったので、ヒットを打たれなくて良かったのかなと思います。
もし一軍で同じような場面があれば、加藤選手は申告敬遠で歩かされていたでしょう。
ディカーソン選手にはインコースのストレートを意識させておいての外のスライダーという、オーソドックスな打ち取り方。
これで良いんです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/13時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放った選手はいませんでした。
チーム全体で4安打と抑え込まれました。
そんな中で存在感を発揮したのはリチャード選手。
3打数1安打1死球2打点(本塁打1)。
2試合連続の本塁打となりました。
今すぐにでも一軍に上げて欲しい。
そんな状態です。
嶺井博希選手は代打で登場して二塁打を放つなど存在感を発揮しました。
途中出場が主で、9月成績は15打席に立ち打率.333,出塁率.429,長打率.583,OPS1.012。
代打要員として一軍に呼ばれてもおかしくありません。
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