2024/8/28、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は4-1でバファローズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては8月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
この試合を振り返った時に、津森投手が頭から離れないというのが正直なところです。
ただ負けた時に敗因として挙げられるのはいつも投手。
冷静になって考えると、3安打1得点で勝てるわけがありません。
全員で戦って全員で負けた。
これが正しいです。
ホークスは1日空けて30日からマリーンズとの3連戦。
天候が怪しいので開催されるかは分かりませんが、初戦の先発が予想される有原投手にはチームに良い流れを持ってくる投球を期待したいところです。
投手
大関友久
大関友久投手は6.2回3失点の投球でした。
全111球の内、ストライク69ボール42。
印象としては「勝てる投手」です。
相手先発の調子がどんなに良くても先制点を与えないのが勝てる投手。
そういった意味では今回の大関投手は勝てる投手の投球ができていました。
毎回のように走者を背負いながらも最後の一本を許さない。
点を取ってもらった直後は三者凡退。
理想的な投球だったと思います。
本当は6回90球の時点で交代させたいところでしたが、前日に勝ちパターン投手を3枚起用していることもあり、できるだけ長い回をということで7回のマウンドにも上がりました。
1死満塁のピンチを作り来田選手との勝負。
1ボール2ストライクからの4球目の決めにいった外角ストレートは、この試合で唯一大関投手が声を出しながら投じました。
結局、7球目の内角フォークで一ゴロに打ち取り2死満塁。
ここで津森投手にスイッチしてからが悲劇です。
大関投手自身が最も危なかったのは4回表。
1死一二塁となり西川選手と対するところで制球力がガクッと落ちました。
初球のフォーク、2球目のストレート。
どちらも振れば長打になる可能性が高いど真ん中の球を西川選手が見逃してくれました。
結果的に西川選手には追い込んでからヒットを打たれますがラッキーだったなと思います。
1死満塁になったところで、紅林選手が2ボール1ストライクの打者有利カウントから真ん中の球を打ち損じて併殺打を打ってくれたのもラッキーでした。
津森宥紀
津森宥紀投手は0.0回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク4ボール10。
印象としては「悪い時はずっと悪い」です。
四球、四球、死球で三者連続押し出し。
津森投手は良い時と悪い時の差が激しすぎます。
8/6マリーンズ戦、8/11イーグルス戦、そして今回の8/28バファローズ戦。
アウトを1つも取れずに降板した試合が今季だけ、それも8月だけで3試合もあります。
「緊張感のあるマウンド程自分の力を発揮できない」
そういう風に見られてもしょうがないです。
二軍再調整が決まりましたが致し方ありません。
どんな時でも自分の力を100%出せるメンタルになってから、また一軍の舞台に戻ってきてほしいなと思います。
大山凌
大山凌投手は0.1回無失点の投球でした。
全6球の内、ストライク4ボール2。
印象としては「完璧」です。
今回の登板で大山投手の株が爆上がりしました。
今までの大山投手は先発が早く降板した際に、中ロングとして試合を立て直す役割を担ってきました。
ただ今回の登板は、ここで打たれたら試合が決まってしまうという7回2死満塁の痺れる場面。
又吉投手や津森投手が任される大事なポジションです。
ここで4番セデーニョ選手を空振り三振。
低めにストレートとスプリットを集め、失投は1球も無かったです。
津森投手が二軍へ降格するということで、これから大山投手は今回のような7回や8回の接戦時に登板することが多くなるのかなと思います。
大山投手が務めていた中ロングには三浦投手。
そして二軍から新たに岩井投手を上げるという形がベターな形でしょうか。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク8ボール4。
印象としては「何事もなく」です。
あっという間に三者凡退で抑えて、マウンドを降りていきました。
特に印象はないです。
ただ、中継ぎ投手にとって印象が無いというのは最大の誉め言葉でもあります。
ストレート、カーブ、フォーク。
全ての球種でカウントが取れ、全ての球種が強い。
何が彼をここまでの投手に変えたのでしょうか。
このまま一軍でシーズンを完走してくれたら最高です。
田浦文丸
田浦文丸投手は1回1失点の投球でした。
全16球の内、ストライク9ボール7。
印象としては「球の強さを上げていきたい」です。
今季一軍初登板の田浦投手。
四球を1つ与え、タイムリーも打たれたものの、初登板にしてはまずまずの投球内容でした。
まずまずというか、制球に関しては素晴らしかったです。
ただ課題もあります。
二軍三軍四軍では持ち味のスライダーやチェンジアップで多くの空振りが取れていましたが、今回空振りが取れたのは来田選手に対する初球のスライダーだけ。
そうなってしまった原因を考えると、ストレートの強さにあるのかなと思います。
ストレートに空振り&ファールが取れるぐらいの球威があれば、変化球はより活きていたはずです。
野手
ホークス選手の8月一軍打撃成績がこちら。(2024/8/28時点)
<スタメン>
<スタメン外>
ホークスの守備陣は慣れない地方球場のグラウンドで、味方投手が毎回のように走者を出す中で、エラー0というのは素晴らしかったです。
緊張感のあるプレーを難なくこなしていました。
ただ打つ方では栗原陵矢選手の本塁打と、牧原大成選手の2本のヒットだけ。
打線が機能しませんでした。
ただ、こういう時もあります。
切り替えて次の試合に臨むだけです。
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