2024/8/1、福岡ソフトバンクホークス四軍対宮崎サンシャインズの交流試合が行われました。
結果は16-6でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については8月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
岡植純平
岡植純平投手は4回2失点の投球でした。
全60球の内、ストライク39ボール21。
印象としては「加藤捕手のおかげ」です。
初回は強いストレートで押していき空振りも取れていました。
ただ、2回以降は球の強さが弱まったのか空振りが極端に減り、コースも2回3回に関しては甘く入るようになりました。
また、逆にコースを意識しすぎて四球という場面もありました。
2回はよく2失点だけで凌げたと思います。
2回を2失点で凌げたのは間違いなく加藤晴空捕手の存在が大きかったです。
先頭打者をヒットで出塁させた直後のキャッチャーフライをフェンスを恐れずスライディングキャッチ。
2点取られて尚も2死満塁のピンチの場面で加藤選手からの一塁牽制でアウト。
加藤選手だけで2つのアウトを稼ぎました。
岡植投手はこのような投球を続けていても三軍二軍に上がるのは厳しいです。
もっと圧倒的な投球を期待です。
ハモンド
ハモンド投手は2回3失点の投球でした。
全38球の内、ストライク20ボール18。
印象としては「自慢の高めのストレートを捉えられた」です。
ハモンド投手は高めにストレートを投げて空振り&凡打を狙うスタイルの投手です。
ただ、今回はその投球が通用しませんでした。
内や外のストレートでカウントを取り、最後は高めのストレートという配球で攻めても、その最後のストレートを弾き返されました。
これをされるとハモンド投手からすればやることが無くなります。
次回登板に向けてやることはストレートの強さを上げていくこと。
これに尽きるかなと思います。
村上舜
村上舜投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「別人」です。
ここ最近の村上投手は人が変わったように素晴らしい投球を続けています。
突如ボール球を連発して自分から崩れるということは無く、常にストライク先行の投球ができています。
ストライク先行の投球ができてくれば、当然球の力があるので空振りも奪えます。
あとはこの良いイメージを継続させていくだけです。
長水啓眞
長水啓眞投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク7ボール2。
印象としては「躍動感」です。
長水投手は制球が抜群な日とそうでない日がまだあります。
そういった意味で今回は良い日でした。
良い時の長水投手は止められません。
ストレートだけでなくカーブでもカウントが取れていたので、打者は的を絞り切れなかったと思います。
仮にストレート一本に絞れたとしても、あのストレートを捉えるのは厳しいです。
高卒一年目でこれだけの出力を出せるのは期待感しかないので、この調子で実戦を積み重ねて欲しいです。
藤原大翔
藤原大翔投手は1回1失点の投球でした。
全13球の内、ストライク11ボール2。
印象としては「ほぼストレート」です。
カーブを1球投じたものの、それ以外は全てストレート。
150キロの速球は威力十分でした。
ただそのストレートを2選手には弾き返され1失点という結果になりました。
藤原投手にとっては今のストレートをさらに向上させようというきっかけになる良い登板になったと思います。
もっと変化球を織り交ぜていけば抑えることができましたが、それでは藤原投手が大きく羽ばたくことはできません。
ただスピードを上げるのが良いストレートでもなく、しっかり指にかかった球をコースに投げ切れるかも良いストレートの要素の1つです。
彼は長水投手と同じくまだ高卒1年目。
伸びしろしかありません。
野手
ホークス選手の8月四軍打撃成績がこちら。(2024/8/1時点)
<スタメン>
<スタメン外>
8月最初の四軍戦でホークス打線は打って打って打ちまくりました。
一番目立ったのはアルモンテ選手。
満塁本塁打を含む3安打の固め打ちです。
シモン選手も本塁打を含む3安打の固め打ちで存在感を示しました。
佐倉俠史朗選手は5打席に立ち、2安打2四球で4出塁。
伊藤大将選手は2本のタイムリーに加え、守備では4回にファインプレーがありました。
アルモンテ選手はサードフライの目測を誤る場面があり、その直後に佐倉選手がファーストゴロでエラーをしてしまったので、こういった守備での細かいミスを減らして三軍二軍へと駆け上がってほしいです。
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