2024/6/1、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの二軍公式戦が行われました。
結果は10-6でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの6月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
小林珠維
小林珠維投手は5回4失点(自責点3)の投球でした。
全97球の内、ストライク57ボール40。
印象としては「追い込んでからの変化球」です。
150キロ近くのストレートで阪神二軍を押し込むことはできていました。
ただ、追い込んでからの変化球を捉えられる場面が多々ありました。
結果論ではありますが、今回に関してはもう少し序盤はストレートで押しても良かったと思います。
逆に言えば、ストレートは通用していたということ。
あとは変化球の精度を上げていくだけです。
同じ年にまた違ったタイプの村田賢一投手という右の先発候補がいますが、「制球の村田」「剛球の小林」と言われるぐらい切磋琢磨してほしいです。
古川侑利
古川侑利投手は2回2失点(自責点1)の投球でした。
全46球の内、ストライク33ボール13。
印象としては「良い球はある」です。
この試合で3出塁中の佐藤輝明選手を見逃し三振に打ち取ったストレート。
7回1死二三塁のピンチを連続3球三振で打ち取った球の力強さ。
1つ1つを切り取ると良い所はたくさんあります。
ただ、そのような良い球を投げる確率が低いです。
育成選手に無くて支配下登録にあるものは「安定感」です。
どれだけ1球が凄くても、その他がダメだと評価されません。
残された時間は少ないですが、何とか結果を残し続けて欲しいです。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク10ボール3。
印象としては「佐藤輝明選手を抑えた」です。
全体的に甘めのコースに集まっていました。
ただ、球の力で押し込めていたからか、連打を喰らうことはありませんでした。
今回一番のアピールとなったのは佐藤輝明選手をセカンドゴロに打ち取った場面ではないでしょうか。
左の変則投手としては確実に抑えなければならない選手を抑えることができたのは自信になったと思います。
今のホークスのブルペン陣を見る限り。「右専門」「左専門」の投手はいないので、右も抑えて当然になる必要はあります。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「これが見たかった」です。
フェリックス投手といえば常時150キロ以上のストレートで打者を制圧する投球。
この投球を求めていました。
今回の最速は156キロ。
指にかかった素晴らしい球です。
今季は走者を出していないときでも140キロ台を投げる登板もあり、かなり出力の部分を心配していましたが全く問題ないようです。
この調子で真ん中に自分の一番良い球を投げ込む意識でいけば必ず結果は残ります。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手6月打撃成績がこちら。(2024/6/1時点)
6月に入り、いきなり結果を残したのがウォーカー選手と笹川吉康選手。
どちらも3打数3安打で笹川選手に関してはその後2つの四球を選びました。
現在、一軍では柳田悠岐選手というチームの大黒柱が抜け危機的状況です。
ただ、二軍三軍四軍選手にとってはこれ以上ないBIGチャンスであることに間違いありません。
佐藤直樹選手が開幕から二軍でずば抜けた成績を残したということもあり一軍昇格していますが、外野の枠を完全に掴んでいる選手は近藤健介選手ぐらいです。
佐藤選手のように育成選手から支配下というプロセスも無いので、笹川選手とウォーカー選手は結果を残せば即一軍です。
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