もしもフリオ・ウリアス投手がホークスに加入したら

ホークス考察
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2024/3/25、ドジャースからFAになっているフリオ・ウリアス投手が日本球界移籍を目指していることが明らかになりました。

MLB20勝左腕ウリアス 日本球界移籍目指す 海外記者伝える 21年最多勝&22年最優秀防御率 2度のDV容疑逮捕報道も(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
21年のメジャー最多勝左腕で、ドジャースからFAになっているフリオ・ウリアス投手が日本球界移籍を目指していることが分かった。メキシコ人のギャビー・フェルナンデス・ディエルアラ記者が自身のXで伝えた

そこで今回は「もしもフリオ・ウリアス投手がホークスに加入したら」というテーマで話を進めていきます。

あくまでも想像です。

ウリアス投手ってどんな投手?

フリオ・ウリアス投手メジャーリーグを代表する先発左腕です。

2021年には185.2回を投げ防御率2.9620勝3敗で最多勝&最高勝率のタイトルを獲得。

2022年には175.0回を投げ防御率2.1617勝7敗で最優秀防御率のタイトルを獲得。

2023年度も11勝8敗3年連続二桁勝利を達成。

実力的にはメジャーの中でトップ選手の1人です。

さらに年齢が27歳

まだまだこれから伸びます。

そんな選手がなぜ日本球界移籍を目指しているのか。

それはDVの疑いで2度逮捕されているからです。

アメリカ球界は日本球界に比べてDVに厳しいです。

日本球界が緩いという見方ももちろんできます。

DV規定違反で出場停止処分を受け、NPB球団の横浜DeNAベイスターズに所属した後に、メジャー復帰を目指しているバウアー投手が今もなおメジャー復帰できないでいます。

バウアー投手はウリアス投手と違い一度も逮捕されていません

つまり、2度逮捕されているウリアス投手の方がメジャー復帰の可能性は低いです。

外国人枠

ウリアス投手がホークスに加入した場合、外国人枠の問題が出てきます。

まずは現時点でのホークスの外国人選手を見ていきます。(2024/3/26時点)

支配下外国人選手はこちらの5名

オスナ投手、モイネロ投手、スチュワート投手、ヘルナンデス投手ウォーカー外野手

育成外国人選手はこちらの7名

フェリックス投手、ロドリゲス投手、アルメンタ投手、サルディ投手アルモンテ内野手シモン外野手、オスーナ外野手

2024年度は外国人選手の一軍出場登録枠が5枠

普通にいけば現在の支配下外国人選手5名で丁度です。

ただ、中継ぎ左腕候補のヘルナンデス投手が右太もも裏の負傷

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外国人枠に1枠空きが出ました。

よって、何としても優勝を目指したいとなれば、入団する可能性がゼロではありません

育成外国人選手のモチベーション

福岡ソフトバンクホークスはNPBで最も育成選手を抱える球団です。

日本人選手(47名)だけでなく外国人選手(7名)も一番多いです。(2024/3/26時点)

そういった部分を最大限活かすために、2024年シーズンは支配下枠を8枠余らせた状態でスタートし、育成選手の競争を促しました。

その結果、仲田慶介選手、川村友斗選手、緒方理貢選手の3名が開幕前に一軍の戦力として支配下登録されました。

ただ育成の外国人選手に関しては、一軍の戦力になるだけで支配下登録されません

支配下の外国人選手と比較して、上回っていなければ試合に出られないからです。

メジャーのセーブ王、モイネロの攻撃、エビちゃん。

この3名を上回るのは現実的に厳しい

上回れるとするならば、メジャーリーグのドラフト1位か左殺しの奪三振マシーンになりますが、メジャーリーグのドラフト1位は複数年契約

よって左殺しの奪三振マシーンが怪我している間に、凄い成績を残すことができればチャンスが生まれる。

ただ、そこにやってくるメジャーリーグを代表する先発左腕

外国人育成投手のモチベーションはそこでガクッと落ちます

どう考えてもノーチャンスなんですから。

2024年シーズンは外国人枠が5枠あるのでまだ期待は持てますが、来シーズン以降また4枠に戻ったらどうでしょう。

ホークス球団は自分たち育成外国人選手に期待をしていないのではないかと思われても仕方ありません。

先発補強は急務

ホークスのここ数年の課題は先発投手

ここをどうにかしないと優勝は難しいです。

千賀投手が在籍していた2022年度も、有原投手が加入した2023年度もチームQS率は12球団ワースト

全体的に先発が試合を作れていません。

そんな中で2024年度の先発の目玉は先発転向のモイネロ投手大津亮介投手

この2人の活躍にかかってます。

その他にも支配下だけでこれだけ先発投手はいます。

エースの有原航平投手。

オープン戦では絶好調の東浜巨投手。

ステップアップを狙うスチュワート投手。

安定した成績を残す大関友久投手。

開幕に何とか間に合わせた大ベテラン、和田毅投手。

球威をもう一段階上げていきたい板東湧梧投手。

今年が勝負の石川柊太投手。

ルーキーの村田賢一投手、大山凌投手。

左の先発候補、笠谷俊介投手、松本晴投手。

若手先発投手(田上奏大投手、木村大成投手、大野稼頭央投手、前田悠伍投手)。

ただ、2024年シーズンで1年を通して計算ができるのは有原航平投手と2年連続100イニング登板の大関友久投手ぐらい。

期待すること計算できることは意味が全く違います。

期待したい投手の数を減らし、計算できる投手を増やすことによって勝つ確率は間違いなく上がります。

そしてウリアス投手は間違いなく計算できる投手です。

どうしても優勝したいのであれば彼が獲得リストに入る可能性は十分あります。

最後に

ウリアス投手を獲得する上では、様々な側面を考えなければなりません。

  • 勝てる先発投手
  • 育成外国人選手のモチベーション
  • ホークスファンに納得してもらえるか
  • 日本球界全体に納得してもらえるか

ただただ「勝利」を求めて獲得に動くのか、それとも「非難」を恐れて獲得に動かないのか。

ホークス球団の今後の動向に注目です。

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