5月下旬から今年もセ・パ交流戦がスタートします。
ということで今回は、少し早いですが福岡ソフトバンクホークスのセ・パ交流戦2024の戦い方を考察していきます。
交流戦で何が変わるのか?
キーマンは誰か?
この辺りを深掘りしていきます。
交流戦で何が変わる?
交流戦はシーズン序盤の勢いのままに試合をすれば勝てると思っているホークスファンは多いことでしょう。
それは違います。
野球が180度変わるからです。
具体的に何が変わるかというと、セリーグ主催試合で投手が打席に立つようになることです。
投手は普段ほとんど打撃練習をしないので、正直打撃には期待できません。
よって、勝負どころでは代打起用が必要になります。
仮に6回まで先発投手が投げたとして、そこから9回まで最低2人、延長も考えると3~4人の投手の代打をスタンバイしておかなければなりません。
逆にパリーグでは投手が打席に立たないので、代打を使わないこともしばしば。
スタメンがガチっと固まっていれば問題ありません。
その分、代走守備固めにベンチ枠を割けます。
交流戦はセリーグ主催試合とパリーグ主催試合が9試合ずつあるので、両方に対応できるメンバー編成をしていく必要があります。
予想代打陣
セリーグ主催試合で代打起用が予想される選手をピックアップしました。(2024/5/13時点)
中村晃
「代打の切り札」として起用される可能性が高いのが中村晃選手。
代打の打率は5/13時点で2割5分(16打数4安打)。
まずまずの数字です。
シーズン開幕時から代打起用が続いている選手は彼しかいないので、彼にかかる期待は当然多くなります。
サード
サードのポジションは栗原陵矢選手とリチャード選手の2名の状態が良く、どちらかが代打に回る可能性は高いです。
どちらも中村晃選手にはない「長打力」という魅力があり、例えば9回2死走者無しで1点負けている場合の代打で重宝します。
栗原選手もリチャード選手も今シーズン中に一軍二軍での代打起用を経験済みなので、そこまで不安なく臨めると思います。
センター
センターを守る周東佑京選手と川村友斗選手もどちらかが代打に回る可能性が高いです。
両選手共にスピードがある選手なので、出塁したらすぐにチャンスになるところが強みです。
よって先頭打者での代打が基本的に予想されます。
それに加えて得点圏に強いという強みも両選手共にあるので、チャンスでの起用もできます。
つまり何でもアリです。
交流戦のキーマン
今回挙げた選手は3名。
つまり、あと少なくとも1名自信を持って送り込める代打が必要です。
ただ、打つだけの選手だとこれまで通りの戦い方が出来なくなります。
戦力を落とすことなく「打」の部分で上積みができる交流戦のキーマン。
現時点で候補は二軍に3人いました。
まず1人目は佐藤直樹選手。
走攻守3拍子揃った外野手で、現在打撃面で最もアピールしている選手です。
5月の二軍打撃成績は打率.389,出塁率.522,長打率1.000,OPS1.522。(5/13時点)
試合に出ると必ず一本は打っているイメージです。
先日は代打起用でタイムリーを放ちました。
支配下登録は近いです。
次に2人目は廣瀨隆太選手。
5月の二軍打撃成績は打率.407,出塁率.500,長打率.593,OPS1.093。(5/13時点)
3,4月の二軍打撃成績が打率.229,出塁率.298,長打率.321,OPS.619なので、数字で見ても明らかに打席での内容が上がってます。
先日は山﨑颯一郎投手の力強いストレートをセンターに弾き返す打撃を見せるなど、プロのスピードに慣れてきました。
正ポジションはセカンドですが、二軍ではショート以外の内野は全てそつなく守っているので、守りの部分でも問題無いです。
最後に3人目が柳町達選手。
開幕から二軍で絶好調をキープしていましたが現在少し落ち着いています。
5月の二軍打撃成績は打率.208,出塁率.296,長打率.208,OPS.505。(5/13時点)
ただ、一軍実績は二軍の中で誰よりもある選手で、実力は説明するまでもありません。
ミートポイントが非常に近く、しっかり球を見極めて四球をもぎ取ることができる。
追い込まれてからも逆方向に運ぶことができ、得点圏に強い。
相手投手からすれば非常に厄介な選手です。
そろそろ出番がやってきてもおかしくありません。
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