2024/6/28、福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの一軍公式戦が行われました。
結果は5-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては6月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
今試合はファイターズに勝たせてもらった1勝だったなと思います。
先制点となる近藤健介選手の本塁打以外は全て何らかのミスが絡んでいるからです。
3回表はまず山﨑福也投手が先頭の8番甲斐拓也選手に四球。
四球は投手のエラーです。
次の9番廣瀨隆太選手はヒットで繋ぎ、1番周東佑京選手は送りバント。
ただここで山﨑福也投手が三塁に投げようか迷った部分で一塁への送球が遅れ、その送球も周東選手の足を考えて焦ったことにより逸れオールセーフで無死満塁。
この場面で2番今宮健太選手がきっちり犠牲フライ。
1死一二塁となったところで3番栗原陵矢選手は併殺の取りやすいセカンドゴロ。
ただセカンド福田光輝選手の二塁送球が少し逸れ、ショートの細川凌平選手は何とか伸びて二塁をアウトにするも完璧な一塁送球ができず一塁はセーフ。
そしてその間に二塁走者の廣瀨隆太選手がホームイン。
5回表は1死満塁で栗原選手が今度はショートに併殺が捕りやすいゴロを打つも、ショート細川選手の二塁送球が浮きセカンド福田選手の一塁送球も一塁手が捕りにくい球になり一塁はセーフ。
その間に三塁走者と二塁走者がホームイン。
これらのミスでの失点が無ければ、最後の最後まで分からない試合展開でしたし、ホームでやれる分だけ日本ハムが有利だったと思います。
ホークスからすると「ありがとさん」って感じです。
6/29の先発はホークスが大津投手、日本ハムが伊藤投手。
おそらく投手戦になるでしょう。
ここで勝てれば次はモイネロ投手なので同一カード3連勝が見えてきます。
投手
スチュワート
スチュワート投手は7回1失点の投球でした。
全107球の内、ストライク74ボール33。
印象としては「無駄球が少ない」です。
今回のスチュワート投手の投球は過去を振り返っても三本の指に入るぐらい素晴らしい投球でした。
もしかしたら過去一かもしれません。
ここ最近のスチュワート投手は結果的に試合を作るものの、四球で走者を溜める印象の悪い投球内容が続いていました。
ただ、今回も四球は2つ出してしまったものの、全体を通してみるとストライク先行の投球ができていました。
このような投球を継続してもらえると、一気に先発陣の軸の一角になれます。
主審の方のストライクゾーンの広さがプラスに働いていたのは確かなので、次回はストライクゾーンが狭い主審でも好投を披露してくれることを期待します。
具体的な投球内容を振り返ると、今回の投球のキーポイントは2回裏でした。
初回から飛ばして150キロ後半のストレートを中心に投げ込み抑えたことで、2回も同じようにストレート中心の配球。
ただ、そのストレートをマルティネス選手に捉えられ本塁打。
郡司選手や伏見選手もストレートをヒット。
ただ四球もあり2死満塁のピンチとなったところで、田宮選手を見逃し三振に打ち取りました。
あそこでもう1点取られていたら、間違いなく試合展開は変わっていました。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク13ボール10。
印象としては「川村選手のファインプレ-に助けられた」です。
今回の津森投手は良い時の津森投手ではありませんでした。
先頭の水谷選手には甘く浮いたスライダーを捉えられ二塁打、万波選手には四球。
全体的に投げたい所に投げれていませんでした。
ただ、そんな津森投手を救ってくれたのが守備固めに入っていたライトの川村友斗選手。
2死一三塁の場面でファールゾーンに飛んだ当たりをスライディングキャッチで捕球しました。
投手と野手は持ちつ持たれつの関係なので、次は津森投手が野手のミスをカバーしてくれると思います。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク7ボール1。
印象としては「すんなり」です。
いつも通り、安定した投球で三者凡退に抑えました。
今回の松本投手は出力が高めだったなと思います。
ストレートの最低球速が153キロでその球をしっかりコースに投げ切っていました。
相手打線からすればノーチャンスでした。
野手
ホークス選手の6月一軍打撃成績がこちら。(2024/6/28時点)
<スタメン>
<スタメン外>
<投手打撃成績>
打つ方で目立ったのは廣瀨隆太選手。
4打数3安打の活躍でした。
右に左に真ん中に全ての打球方向に打ち分けました。
こういう打撃ができると必然的に確率は上がってきます。
近藤健介選手は打つのが当たり前すぎて注目しないことが多いですが、先制点となる逆方向への本塁打はお見事でした。
山﨑投手が長打が無いように慎重に外中心の配球をしていた中で、粘って粘って最後に本塁打。
投手は彼に投げる球が本当に無いです。
正直、相手投手からすれば勝負をしないことが最善策です。
守りの面では8回の川村選手もそうですが、初回の正木智也選手と柳町達選手のプレーが素晴らしかったです。
正木選手は先頭の田宮選手のレフト前に落ちそうな打球を好ポジショニングでレフトフライに。
柳町選手は水谷選手のライト前に落ちそうな打球をスライディングキャッチでファインプレー。
日本ハムの中で乗せてはいけない選手をアウトにできたという意味で大きかったです。
コメント