今回は「中村晃選手が人的補償に選ばれるメリット3選」というテーマで考察していきます。
2024/1/8の中村晃選手のこちらのインスタストーリー投稿文が様々な憶測を呼びました。
「本日、私だけ球場には行きません。他の選手は練習していますので、よろしくお願いします」
結果としては「身体の調整です」ということで、ホークスファンはひとまず安心です。
ただ、中村晃選手が人的補償選手に選ばれる可能性がゼロになったわけではありません。
また、中村晃選手が人的補償に選ばれることはホークスファンの心理としてデメリットしかないと思われがちですが、そんなこともありません。
ということで、あえてメリットを3点にまとめました。
ホークス、西武、中村晃選手の視点でご覧ください。
ホークス視点でのメリット
ホークスはFAで山川穂高選手を獲得。
同ポジションの中村選手と共存を図るのであれば、一塁中村,DH山川となります。
ただDHは大事な大事なポジション。
2023年度は柳田悠岐選手や近藤健介選手の守備負担を軽減するために、柳田選手が67試合,近藤選手が39試合にDH出場しました。
これに山川選手もDHに加わるとなれば、柳田選手近藤選手の守備負担は増えます。
さらに巨人との2対1トレードで右の強打者、ウォーカー選手を獲得。
ウォーカー選手は守備が苦手で出場機会が少なかった選手なので、彼を起用するならDHが適任です。
そしてそんな選手を20代の先発中継ぎ投手を放出してまで獲得したのであれば、とりあえずは起用の方向になると予想されます。
中村選手の出場機会はどう考えても減ります。
さらに、ホークスは選手の高齢化も大きな大きな課題となってます。
投打共に30代以上のベテラン選手が中心選手。
具体的に野手を見ていくと、捕手は31歳の甲斐拓也選手。
一塁手は34歳の中村晃選手もしくは32歳の山川穂高選手。
二塁手は31歳の牧原大成選手もしくは24歳の三森大貴選手。
三塁手は27歳の栗原陵矢選手もしくは20歳の井上朋也選手。
遊撃手は32歳の今宮健太選手。
外野手は30歳の近藤健介選手と35歳の柳田悠岐選手。
二塁手、三塁手、中堅手。
20代の選手がレギュラーとして出場できそうなポジションは現時点で3つぐらいです。
年齢的なバランスは他球団と比べて圧倒的に悪いです。
中村選手が移籍することになった場合、戦力として痛手ではあるものの、若手選手を取られるよりは全然いいです。
西武視点でのメリット
西武は山川穂高選手がFAで流出。
一時期の山賊打線のメンバーがほとんど他球団へ移籍しました。
当然打線の攻撃力は落ちます。
2023年度はチーム打率パリーグ5位、本塁打パリーグ6位、出塁率パリーグ6位、長打率パリーグ6位と圧倒的に弱点を露呈しました。
外国人選手の補強で何とかしようとする姿勢は見て取れますが、十分に補強できたかどうかは未知数な部分があります。
中村晃選手の守備力は絶品。
一塁手として4年連続ゴールデングラブ賞を獲得しましたが、本職は外野手。
打撃でもここぞの勝負強さは衰えていません。
西武の一塁手は山川選手とマキノン選手が抜け、空いている状況。
そのまま中村選手が収まる形が容易に想像つきます。
また、新外国人のヘスス・アギラー選手もしくは渡部健人選手等が仮に打ちまくって一塁にハマった場合は中村選手を外野に回すことも可能になります。
2023年度の西武外野陣の攻撃力は12球団ワースト。
柔軟な起用が可能かつ、怪我に強い埼玉県出身の選手がプロテクトリストから外れていたら獲得に動くべきです。
中村晃選手視点でのメリット
ホークス一筋16年。
ホークスファンに愛された男、中村晃選手。
中村選手にとっても、当然ホークスへの愛着はあるでしょう。
ただホークスだと守備固めもしくは勝負どころでの代打、もしくは併用。
試合に出続けて4年連続ゴールデングラブ賞の実績を作った彼がそれで満足するでしょうか。
西武では一塁手もしくは外野手として、出場する場所はいくらでもあります。
プロ野球選手が目指すべきは常に試合に出ている姿をファンに見せること。
それがどこのユニフォームだろうと関係ありません。
私が中村選手だったら試合に出場できる方を望みます。
地元埼玉の元々ファンだったチームでプレーできるのであれば、それは純粋に嬉しい気持ちにもなります。
中村選手の新たな扉が開くことを祈ります。
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