今回は「もしもソフトバンクと阪神がトレードするなら誰と誰?」というテーマで話を進めていきます。
両球団の特徴を分析し、選手ファーストかつWin-Winのトレードとなるよう心掛けていきます。
あくまでも想像なので楽しんでご覧ください。
前回のトレード考察記事はこちら。
阪神の特徴
阪神の特徴は「圧倒的投手力と出塁力」です。
チーム防御率2.66は12球団No.1。
村上頌樹投手や大竹耕太郎投手といったニューフェイスがとんでもない活躍を見せました。
チーム出塁率.322は12球団No.1。
たくさん出塁すると、その分得点のチャンスは生まれます。
得点圏打率.270はDeNAに次いで12球団2位。
出塁した走者をしっかり得点に繋げることができているということです。
チーム守備率.984はセリーグワーストという部分があったりと、完全無欠のチームではありません。
ただ、たくさん出塁し、その走者を還し、投手が抑えれば勝てるというシンプルなことを一年間通してできたのが阪神でした。
文句無しの日本一チームです。
これからポジション別に阪神の補強ポイントとトレードに出せる選手を探っていきます。
投手
先発防御率2.79、救援防御率2.39。
どちらもセリーグ1位。
特に救援防御率は12球団1位。
またQS率59.4%もセリーグ1位。
投手陣に隙はありません。
具体的に先発から見ていきます。
規定投球回をクリアのが伊藤将司投手と村上頌樹投手の2名。
100イニング以上だと大竹耕太郎投手、才木浩人投手、西勇輝投手、青柳晃洋投手の4名が加わります。
青柳投手が防御率4.57,QS率38.9%と安定感に欠く部分があったので、そこに付け入る隙があります。
ただ、そのくらいです。
他球団からすると羨ましい限りの先発陣です。
続いて中継ぎ。
30試合以上登板した中継ぎ投手7名の防御率内訳は、1点台が3人、2点台が3人、5点台が1人という結果に。
惜しくも30試合に届かなかったケラー投手と桐敷拓馬投手も1点台。
先発が良い、そして中継ぎはさらに良いとなるとそりゃ優勝します。
阪神の中継ぎ陣の特徴としては「左が多い」です。
登板数上位9名の内、左投手5名、右投手4名です。
5名も安心して任すことのできる中継ぎの左投手がいるチームなんて12球団を見渡しても阪神ぐらいです。
先発中継ぎ共に余剰戦力だらけです。
捕手
阪神の捕手は梅野隆太郎選手と坂本誠志郎選手の2人体制。
どちらも「打てる捕手」と言われるほどの成績は残してないものの、リーグNo.1の投手陣をリードしたということにおいて、重要な戦力であったことに間違いありません。
ただ梅野選手は32歳、坂本選手は30歳。
そろそろ次の正捕手問題が浮かび上がります。
2023年度は長坂拳弥選手が3試合、榮枝裕貴選手が1試合のスタメンマスク。
ただそれだけ。
即戦力捕手がそろそろ欲しい所です。
内野手
内野手は全て固定です。
一塁手は大山悠輔選手。
二塁手は中野拓夢選手。
三塁手は佐藤輝明選手。
遊撃手は木浪聖也選手。
全員20代の選手なので捕手に比べると焦る必要はありません。
ただ、佐藤選手を除き全員20代後半の選手という部分で次世代の選手は欲しい所。
2023年ドラフトでは高校生内野手の山田脩也選手と百﨑蒼生選手を獲得。
しっかり次世代の種まきはできました。
外野手
外野手はほぼ固定です。
中堅手は近本光司選手。
左翼手はノイジー選手。
右翼手は森下翔太選手が中心で前川右京選手、小野寺暖選手、井上広大選手、ミエセス選手も競争に加わるという状況。
近本選手やノイジー選手は20代後半ではあるものの、レギュラーを狙える若手選手が増えてきているという状況から早急の補強ポイントではありません。
またノイジー選手の2023年度の成績的に、2024年度はレフトのポジションに若手がハマるという可能性もゼロではないです。
ソフトバンクのトレード戦略
阪神が求めるのは次の正捕手候補。
阪神の強みは投手。
ホークスはもちろん捕手を出して、阪神から投手を獲得します。
ただ、どの捕手をトレードに出すのかについては熟考です。
それによって獲得できる阪神の投手も変わってきます。
捕手の世代交代はホークスも図りたいので、20代前半の選手は流石に出せません。
よって候補は1人です。
その捕手を出して先発候補が取れるかと言われれば難しい所。
阪神は中継ぎ左腕が豊富というチーム状況で、ホークスは中継ぎ左腕の層が薄い為、そこを狙います。
具体的なトレード案
阪神は次世代の正捕手候補。
ソフトバンクは中継ぎ左腕候補。
具体的なトレード案を考えました。
海野隆司選手と岩田将貴投手です。
まずはそれぞれの現チーム内での立ち位置を分析します。
現チーム内での立ち位置
まずは海野選手から。
2023年度のホークスの正捕手は甲斐拓也選手。
二番手捕手には嶺井博希選手。
三番手捕手には谷川原健太選手。
海野選手は三番手にもなれませんでした。
スタメン出場はゼロです。
26歳という年齢からそろそろ正捕手の座を狙いたいところ。
ただ、海野選手よりも若い支配下捕手が4名もいるという状況。
優先順位はこれから低くなる一方です。
続いて岩田投手。
岩田投手は貴重な変則左腕として貴重な存在かと思いきやそうではありません。
岩崎優投手、岩貞祐太投手、島本浩也投手、及川雅貴投手、桐敷拓馬投手。
十分に左の中継ぎ投手は足りてます。
今季の岩田投手は二軍でも44試合登板で防御率4.85と結果を残せず、一軍の試合に呼ばれることはありませんでした。
来年次第では構想外という可能性も十分考えられます。
移籍したらどうなる???
そんな2選手が移籍した場合どうなるのかを考察します。
まずは海野選手が阪神へ移籍した場合。
海野選手は次世代の正捕手候補に躍り出ます。
肩が強い。
リードがうまい。
フレーミング。
この3点が阪神の捕手に求められる部分です。
海野選手はこれら全てを兼ね備えてます。
そこまで打たなくても阪神は他の選手が打ちますし、投手がすごく良いので問題無しです。
たまに打撃でパンチ力を見せれたら最高です。
ホークスでレギュラーを取るためには上記3点に加え、首脳陣に対する「信頼感」も必要になってくるので、阪神の方が試合に出やすくなると思いますがどうでしょうか。
続いて岩田投手がソフトバンクに移籍した場合。
岩田投手は阪神よりも序列が高い中継ぎ左腕候補になります。
一軍でほぼほぼ一軍確定の中継ぎ左腕は田浦文丸投手だけ。
ただその田浦投手も2023年度がブレイク初年度で、2024年度はどうなるか全くわかりません。
ほぼ横一線の中継ぎ左腕バトルをできるという点で、阪神よりもメリットが多いと思いますがどうでしょうか。
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