今回は通算投球回数ランキング1位の大卒投手についてです。
前回の記事をまだ読んでない方はそちらからご確認ください。
大卒No.1先発投手は果たして誰でしょうか?
調べること、調べ方
調査にあたり、高卒と同様に大卒も過去10年間のドラフトを見ていこうと思いましたがやっぱりやめました。
なぜなら、10世代前の高卒の世代年齢を7世代前の大卒が超すからです。
世代交代を図れているチームを探すためのデータなので、最年長の年齢は合わせます。
つまり、今回は直近6世代(2022年~2017年)でドラフト指名された選手の通算投球回数を調べます。
これでその年の大学生No.1先発投手が分かります。
大卒投手の投球回数ランキング1位
直近6世代(2022年~2017年)でドラフト指名された大卒投手の一軍投球回数ランキング1位がこちら。
※2023年シーズン終了時点
伊藤投手に関しては、1年浪人を経験しているため、本当は森下投手と同世代です。
世代を統一するならばこうなります。
全体的に見ると、森下投手のイニングの稼ぎっぷりが素晴らしいです。
毎年コンスタントに積み上げ、2018年世代の小島投手のイニング数を超しそうなペースです。
彼を一本釣りで獲得できたカープはお見事です。
また、2017世代の大卒投手は怪我が多く、イニング数が伸びていません。
今年東投手が大活躍したことで、まだ納得のできる数字になっていますが、昨年までは阪神高橋遥人投手の269.1回が最多投球回数でした。
高卒大卒ドラフト比較
今回と前回で名前が挙がった18投手のドラフト順位を調べるとこうなりました。
大卒はドラフト1位がそのままNo.1投手になっている場合がほとんどで、高卒は6位でもNo.1投手になる可能性があることが分かります。
2010年ドラフト世代の高卒No.1投手は、ここに含めていませんがなんと育成4巡目です。
ただ、まさかこれだけ明らかな数字が出ているとは思いませんでした。
2023年ドラフトでは各球団、即戦力の大卒投手を1位で獲得しましたが、またもその中からNo.1投手は生まれるのでしょうか。
高卒投手は大卒投手に比べてリスクがあるため、2023年度U-18野球世界一に導いた高校生No.1投手の呼び声高い前田悠伍投手が初回1位入札をされなかったのも頷けます。
前田投手が評価通り高卒No.1投手になれば、高卒投手の1位指名も今後増えてくるはずです。
FIGHT、前田投手!!!
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