2025/4/3、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は7-5でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手&野手に注目していきます。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
張峻瑋
張峻瑋投手は3回1失点の投球でした。
全66球の内、ストライク38ボール28。
印象としては「球種を増やしたい」です。
初回は堂々とした投球。
伸びのある150キロ前後のストレートとスライダーで打者を手玉に取りました。
ただ、回が進むにつれ、持ち球がストレート&スライダーの2球種だとバレてしまい、アウトを取るのが難しくなりました。
スライダーでも遅いスライダーと速いスライダーを使い分けて、緩急をつけようとと工夫していましたがなかなかうまくいかなかったです。
やはり、もう1球種2球種あると楽です。
個人的には遅い球が有効かなと思います。
カーブやチェンジアップのような奥行きが使える球。
これをマスターすれば、さらにこの力強いストレートが活きてくるでしょう。
ホークスにはカーブの達人がたくさんいるので、とにかくまずは聞きまくるしかありません。
言語の壁を乗り越えて武田翔太投手から伝家の宝刀ドロップカーブを教われば無敵です。
そうなると、WBCで脅威になるのは間違いありませんが。
ハモンド
ハモンド投手は0.2回2失点の投球でした。
全27球の内、ストライク9ボール18。
印象としては「ストライクゾーンで勝負できない」です。
ハモンド投手は割り切って投げるのが苦手な投手。
結果というよりもプラン通りに投げることを優先するタイプです。
今回はおそらくコースにきっちり投げて抑えることをイメージしていたのでしょう。
ど真ん中に投げ込むことはありませんでした。
それでバントしようとしてくれている打者に対してもストライクが入らず四球を出しました。
これが一軍二軍を意識してのことだと思いますが、少々やりすぎです。
投球内容は四球、四球、四球、二直併殺、四球、左安。
最後の最後に初めて真ん中にストレートを投げてタイムリーを打たれました。
140キロ前後のストレートでストライクゾーンで勝負するのは怖いのかもしれません。
ただ、抑えるためには勝負するしかないんです。
コースビタビタに制球できないと分かれば腹をくくって勝負するしかないんです。
このままだと支配下になれないどころか、プロ野球選手としてのラストイヤーになってしまいます。
そうならないために、次回登板では後ろの野手を信じて強い気持ちで腕を振ることをテーマに投げることを期待します。
赤羽蓮
赤羽蓮投手は1.1回1失点の投球でした。
全25球の内、ストライク15ボール10。
印象としては「こんなもんじゃない」です。
今回の赤羽投手は四球とヒットで溜めた走者をワイルドピッチで還し失点しました。
一軍の捕手であれば止めていたと思うので、実質無失点です。
ただ、正直迫力は感じませんでした。
ストレートのスピードは140キロ台中盤。
ストレート&変化球共に空振りを奪う場面はあったものの、何か物足りないです。
もっとねじ伏せるだけのパワーが彼にはあります。
腰椎分離症からの復活を懸ける今季。
まだまだ時間がかかりそうだなというのが正直な感想です。
気長に待ちましょう。
田上奏大
田上奏大投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク7ボール1。
印象としては「唸るストレート」です。
先頭の長嶺選手に対しては2球変化球を投げ込み打ち取りましたが、田上投手の状態を見る上で一番気になるのがストレート。
そのストレートを嶋本選手の初球に投じました。
球速は148キロ。
重そうで力強い彼本来の真っすぐでした。
一番良い時のスピードに比べるとまだまだですが、確実に前に進んでいます。
あとは、ここから段階的に球数&イニング数を増やしていくのかなと思います。
三度目の支配下登録に向けて視界は良好です。
岡植純平
岡植純平投手は1回無失点の投球でした。
全25球の内、ストライク15ボール10。
印象としては「走者を出すとストレートが140キロ前後に」です。
岡植投手の決め球はカットボール。
そのカットボールを先頭の松尾選手を2球で追い込んでから外角高めに投じました。
結果はレフト前ヒット。
追い込んだ後の1球だっただけに、悔しい結果となりました。
走者を出すとそれまで140キロ台中盤のストレートが140キロ前後になり、ストライクゾーンで勝負し辛くなりました。
カットボールで何とかごまかしながらという感じです。
三軍でごまかしながら抑えても、正直二軍一軍には上がれません。
絶対的な球で、ねじ伏せる投球を見せてこそ、二軍一軍の扉が開きます。
カットボールに関しては、これを投げとけば大丈夫というレベルまで押し上げてもらいたいです。
相原雄太
相原雄太投手は1回1失点の投球でした。
全25球の内、ストライク12ボール13。
印象としては「カーブは良い」です。
先頭から2者連続四球を出すなど制球面に苦しむ今登板でした。
ただ、途中からカーブでストライクが取れるようになり、投球の質が大きく変化しました。
右打者のインコースのボールゾーンからストライクゾーンへ入るカーブで見逃し三振を奪う場面もありました。
この投球を最初からできていたら間違いなく評価は上がっていたでしょう。
このカーブを活かす配球を作り上げ、まずは二軍昇格を窺いたいところです。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク10ボール5。
印象としては「別人のよう」です。
星野投手の昨季を知らない方に簡単に説明すると、元々彼は右投げのオーバースロー投手でした。
印象としてはとにかくコントロールが悪い。
毎登板2~3個の四死球を出してました。
捕手も星野投手が投げる際は、とにかくストライクが入る確率が高い球を優先して要求していたので、全く配球になっていませんでした。
ただ今は違います。
2024年11月に行われたアジアウインターリーグの頃から、腕を下げた投球フォームを模索し始め、現在は完全にサイドスロー投手。
腕を下げたことにより、投げる球種は180度変わりました。
そしてなぜかコントロールが向上しています。
球速も落ちていません。
「百利あって一害無し」とはこのことです。
今回も2死から山田選手に対して3ボールカウントから立て直して最後は右飛に打ち取りました。
昨年までの星野投手じゃ考えられません。
新しく生まれ変わった星野投手の今後の成長に期待しましょう。
野手
この試合で複数安打を放ったホークス選手はいませんでした。
いなかったので一番良い打球を飛ばした選手を発表します。
その選手は藤田悠太郎選手です。
代打出場でレフトフェンス直撃の二塁打を放ちました。
プロの舞台で1年過ごし、ステップアップしたい2年目の今季。
二軍でも結果を残し始め、覚醒の気配が漂います。
先日は大津投手や東浜投手等一軍クラスの球を受け、実践を積みました。
ホークスは現在正捕手がガラ空きなので、藤田選手の今後の活躍次第では十分一軍の試合に出場する可能性はあります。
そのつもりでアピールを続けてほしいです。
また守備では途中出場中澤恒貴選手のファインプレーが印象的でした。
三塁線の難しい打球を取って投げた隙の無い見事なプレーです。
三軍戦は基本的にミスが多いので余計に好プレーが目立ちます。
今試合では藤野恵音選手が本職の内野ではなくセンターを守りましたが、個人的に藤野選手は外野の方が良いと思います。
打撃走塁は良いのに、内野守備の安定感が無くていつまでも二軍に上がれないので、それだったら外野の方が良いです。
周東佑京選手と同じパターンです。
これから外野を主戦場にすると一気に大化けするかもしれません。
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