今回のテーマは「入団方法別活躍確率」。
2005年ドラフト以降にホークスに入団した中から、ホークスで活躍した選手の確率を入団方法別に大調査しました。
2023年オフにも同じ記事を出しましたが、少々分かりづらい部分もあったと思いますので、今回は1つの記事にぎゅっとまとめてます。
それではご覧ください!!!
基本ルール
活躍の定義はいたってシンプル。
1シーズンで、下記の出場試合数をクリアすれば活躍したと判断します。
<NPB一軍>
先発投手 10先発
中継ぎ投手 30登板
野手 100試合出場
野手の出場試合数はもうちょっと甘くしてもいいんじゃないかとか、様々な意見はあると思いますが、お許しください。
入団期間は2005年ドラフトから2024年7月31日まで。
つまり、2025年ドラフトで加入した村上泰斗投手や2024年オフにトレードで加入した濱口遥大投手等は含みません。
岡島秀樹投手、コリン・レイ投手、ジェイソン・スタンリッジ(スタンドリッジ)投手、アルフレド・デスパイネ選手等複数回入団した選手は、入団した回数分記録します。
最後に、あくまでも支配下がベースの活躍確率であることを把握してください。
育成選手の場合は、育成選手全体から一軍での活躍確率を出すのではなく、育成から支配下契約を勝ち取った選手の中から活躍確率を出します。
活躍確率
今回調べたカテゴリーは6個。
ドラフト、FA、トレード、外国人、現役ドラフト、自由契約。
さらに、この6個を細かく分けて見ていきます。
これで全てを網羅できます。
ドラフト
まずはドラフト。
支配下
2005~2023年ドラフトで支配下指名されたホークス選手は全員で109名。
その内、活躍定義を満たした人数は38名でした。
因みにホークス以外で満たした選手も含めると41名です。(山中浩史投手,小澤怜史投手,田中正義投手)
つまり支配下指名選手のホークスでの活躍確率は34.9%です。
今回の38名を活躍の基準を初めて満たした年齢別に表にしました。

育成
2005~2023年ドラフトで育成指名されたホークス選手は全員で109名。
その中で支配下契約を勝ち取れたのは33名。
ホークスで支配下契約を勝ち取れた選手に限ると31名。
ホークスで支配下契約を勝ち取った選手の中で「活躍の定義」に当てはまる選手は10名。
つまり支配下選手になった育成指名選手の内、32.3%がホークスで活躍します。
今回の10名を活躍の基準を初めて満たした年齢別に表にしました。

FA
続いてFA。
NPB11球団から
2005年ドラフトから2024年7月31日までに入団したFA日本人選手の内、NPB11球団から獲得した選手が以下の11名。

11名中、太字で示した10名が活躍定義を満たしました。
活躍確率は90.9%です。
アメリカ帰り
2005年ドラフトから2024年7月31日までに入団したFA日本人選手の内、アメリカ帰りの選手が以下の7名です。
※岡島投手は2度入団した選手なので、2人と計算しています。

7名中、太字で示した5名が活躍定義を満たしました。
活躍確率は71.4%です。
トレード(外国人を除く)
2005年ドラフト~2024年7月31日までにホークスにトレードで加入した支配下選手を加入年に分けて表にしました。
※育成選手なので齊藤大将投手は除く。
※外国人選手(レビ・ロメロ、アダム・ウォーカー)は、後のカテゴリーで被ってしまうため外す。

支配下トレード選手は全員で20名。
その内、活躍定義を満たした選手は太字で示した4名でした。
活躍確率は20.0%です。(本当は18.2%)
外国人
続いて外国人選手。
※ウラディミール・バレンティン選手は日本人枠で加入していますが、外国人選手としてカウントしています。
※李杜軒選手と金無英投手は外国人選手ですが、ドラフト指名された選手で日本人枠なのでドラフトの方にカウントしてます。
複雑ですがご了承ください。
NPB11球団から
2005年ドラフトから2024年7月31日までにホークスにNPB11球団から加入した外国人選手を加入年に分けて表にしました。

NPB11球団から加入した外国人選手は全員で14名。
その内、活躍定義を満たした選手は太字で示した8名でした。
活躍確率は57.1%です。
自前(支配下)
2005年ドラフトから2024年7月31日までにホークスが自前で獲得した支配下外国人選手を加入年に分けて表にしました。

自前で獲得した外国人選手は全員で47名。
その内、活躍定義を満たした選手は太字で示した16名でした。
活躍確率は34.0%です。
自前(育成)
2005年ドラフトから2024年7月31日までに育成入団したホークスの外国人選手の中で「活躍の定義」に当てはまる選手はモイネロ投手1名でした。
モイネロ投手が活躍の定義を満たした年齢は22歳です。
育成選手は全員で15名。
その中で支配下契約を勝ち取れたのは2名。
つまり支配下選手になった育成外国人選手の内、50.0%が活躍してます。
現役ドラフト
続いて現役ドラフト。
2005年ドラフトから2024年7月31日までにホークスが現役ドラフトで獲得した選手一覧がこちら。

現役ドラフトで獲得した選手は全員で2名。
その内、活躍定義を満たした選手は太字で示した1名でした。
活躍確率は50.0%です。
自由契約(NPB11球団から)
最後に他球団の自由契約選手。
2005年ドラフトから2024年7月31日までに、NPB11球団を自由契約になったのちにホークスが獲得した選手16名がこちら。

16名の内、黄色で示した2名が活躍定義を満たしました。
育成契約からスタートした選手は12名。
支配下契約からスタートした選手は4名。
育成でスタートしたもののその後支配下契約を掴んだ選手は4名。
計8名が支配下契約。
その中で活躍定義を満たしたのが2名なので、活躍確率は25.0%です。
活躍確率ランキング
以上を踏まえ、活躍確率ランキングはこのようになりました。(2005年ドラフト~2024年7月31日)

これを見て、一番に感じることはFA選手がよく活躍しているということです。
今のホークスの強さはFA選手無しでは語れません。
当然の結果です。
育成~支配下の外国人選手や、現役ドラフト選手に関しては母数が少なすぎて何とも言えません。
もう少し様子を見た方がよさそうです。
自前で獲得した選手がもっと活躍するようになれば、他球団からの補強に頼らない、批判の少ないチーム運営ができるようになるでしょう。
コメント
調べてまとめるのにかなり労力かかったと思いますがありがとうございます!
補強で獲得した選手はどんなに批判されようと全力で応援してますが、ここ数年何かと話題になる補強が続いてすっかり嫌われ球団になってしまって残念です笑 ドラフトなどで選手が指名されて嬉しいようなチーム運営をして欲しいです。
今年は甲斐と石川が抜けることもあり、補強は妥当なのですがね……
今のようなホークスのイメージって2023の大型補強がきっかけなんですかね?
コメントありがとうございます!今後の記事作成の励みになります。確かに2023年は凄かったですね。ホークスを批判する方は、大型補強というよりも補強に至る「経緯」の方に批判の矛先を向けている印象が強いです。その批判を受けてもいいから、何としても勝ちたいというフロントの覚悟を感じます。