2024年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成十三巡目指名を受けた門前高校の塩士暖投手。
高校から投手に挑戦した、現在最速145キロの伸びしろ十分な右投手です。
そんな塩士投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。
被災地輪島市の希望の星
2024年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.6、最大震度7の「令和6年能登半島地震」。
この地震の震源地となったのが「石川県輪島市」でした。
輪島市出身で、高校も輪島市にある門前高校に通っていた塩士投手。
生粋の輪島市民で、震災が起きた時も当然実家で過ごしていました。
震災後は野球を続けていいのかと迷う部分もあったそう。
それでも周りの方の支えもあり、プロ野球選手への道をこじ開けました。
「普通に話せたり、野球ができたりすることは当たり前じゃない。練習ができることに感謝しながら、大切に時間を使いたい」。
これからの塩士投手の活躍が、被災地輪島市にパワーを与えます。
2010~2023年の高卒育成ドラ13投手
熊谷投手は高卒育成ドラ13投手。
ということで、同じく2010~2023年に育成ドラフト13位で指名された高卒投手を調べてみました。
結果は1名もいませんでした。
塩士投手に期待すること
2010~2023年の高卒育成ドラ13投手はいませんでした。
オンリーワンの存在です。
ドラフト順位は関係ないので、ここから自らの技術を高めていくだけかなと思います。
以上を踏まえて、塩士投手のプロ1年目に期待することは「怪我無く150キロ」です。
ホークスのスカウトもただの最速145キロ投手であればドラフト指名に至っていなかったでしょう。
- 高校から投手を始めて投手経験が浅いこと
- 高2から高3にかけて10キロのスピードアップを達成したこと
- 24年夏大会小松市立戦で6回ノーヒットノーランを達成したこと
これからの伸びしろに大いに期待しての指名です。
今やメジャーリーグで活躍している千賀滉大投手の高校時代の最速は144キロでした。
それがプロでの1年間を過ごし、152キロまで伸ばしました。
このような急成長を塩士投手にも期待したいです。
身長185cmと恵まれたものを持っており、体重75kgとまだまだ細身なので、プロ野球選手の体の厚みを手に入れたら大きく羽ばたけるような気がします。
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