2024/10/27、SMBC日本シリーズ2024福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズ第2戦が行われました。
結果は6-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で述べます。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては、2024年ポストシーズンのホークス選手打撃成績も載せてます。
全体的な感想
DeNA打線にオースティン選手が不在。
ホークス打線は4回までに6得点。
ホークス先発はモイネロ投手。
これは間違いなく勝ちパターンの展開です。
ただホークスは5回以降1人の走者も出すことができず、その間にDeNA打線が奮闘し、最後は3点差まで詰め寄られました。
このような展開になったのも、やはりDeNAファンの後押しが本当に素晴らしいからです。
1つのアウト、1つのヒットでこれだけ盛り上がれるのかというぐらい大きな声援を送っていました。
特に5回、DeNAが2点を取り返した際は凄まじい程の声援で、あと4点差もあることを一瞬忘れました。
ただ、そんな中でも勝ち切れたホークスは強いです。
3戦目からはホームみずほPayPayドームに戦いの場を移します。
1戦目2戦目とは逆で、ホークス選手達に頼もしい大声援が送られるでしょう。
そして、ホークス打線の要である5番近藤健介選手がスターティングメンバーに名を連ねることになります。
近藤選手がいる打線といない打線。
正直、全く違います。
近藤選手がいてこそ真のホークス打線が完成します。
あと2つ勝って日本一を掴み取りましょう。
投手
モイネロ
モイネロ投手は6.2回3失点の投球でした。
全106球の内、ストライク68ボール38。
印象としては「試合は作る」です。
ストレート、スライダー、チェンジアップ、カーブ。
一級品の球種をコーナーに投げ分けDeNA打線に的を絞らせませんでした。
5回はストライクを集めすぎて2点を失いましたが球質は問題ありません。
7回を投げ切れたら文句無しの投球でしたが、7回はカーブやスライダーが真ん中に集まっていたので交代は致し方ないのかなと思います。
投球以外の部分では、2回に球の勢いを殺す最高の送りバントを右打席で決めました。
相手守備が猛烈なチャージをかけてきた中だったので、普通の犠打よりも難しさはあったはず。
何でも起用にこなすモイネロ投手です。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は0.1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「バットに当てられる」です。
7回2死一二塁のピンチで登板した尾形投手。
3番牧選手にはインコースのストレートをうまく引っ張り込まれてタイムリー二塁打を打たれましたが、4番筒香選手は遊ゴロに抑えました。
この回を1点で踏ん張れたのが、間違いなくホークス勝利の一因です。
ただ、投球内容としてはまずまずだったかなと思います。
尾形投手の魅力は分かっていても打てないストレート。
今回は分かっていたら打てそうなストレートでした。
ストレートで空振りを1球も奪えなかったからです。
ストレートで空振りを奪えないとなると、当然外のスライダーも見逃されるので、投手不利の状況になります。
マウンドの傾斜が合わなかったというか慣れなかった部分はあると思うので、本拠地福岡で本来の空振りを奪う投球を見せてもらいましょう。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク7ボール1。
印象としては「あっさり三者凡退」です。
変化球を投げたのは、最後蝦名選手に1球だけ。
それ以外は全てストレートを真ん中から高めに投げ続けました。
野球ってこんなに簡単なスポーツなのかと錯覚してしまう程の無双投球で、DeNA打線は得点の糸口すらも掴めませんでした。
ヘルナンデス投手の無双ぶりは今後の戦いを考えても非常に大きいです。
DeNA打線は8回の攻撃が消えることになるので。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「リベンジ」です。
1戦目は不安定な投球で3失点をしてしまったものの、今回はしっかり修正しました。
1球も甘い球は無く、全ての球をコースに制球できていました。
高めのストレート、内側のカットやツーシーム、右打者の外に逃げるスライダー。
甲斐捕手はゲーム感覚で配球できたと思います。
ただ、1人走者を出すだけで球場全体が盛り上がるので、全く余裕はなかったはず。
最後の最後まで手に汗握る投球でした。
野手
2024年ポストシーズンのホークス選手打撃成績がこちら。(2024/10/27時点)
<スタメン>
<スタメン外>
初回の山川穂高選手の先制2ラン。
これがモイネロ投手に勇気を与えました。
山川選手は1戦目に打撃で結果が残らなかっただけにホッとする一打になったと思います。
本塁打後も2本のヒットを放ち、これから乗っていきそうな雰囲気を感じます。
牧原大成選手は1打席目に激走の内野安打があり、2打席目にはタイムリー。
セカンドは俺のポジションだと言わんばかりの活躍です。
CSでは川瀬晃選手のビッグプレーやダウンズ選手の打撃での活躍があり、内心かなりメラメラしていたはず。
それを結果として残せるから凄いです。
来季は三森大貴選手や廣瀨隆太選手、仲田慶介選手も含めて壮絶なポジション争いが予想されますが、個人的にはセカンド候補選手全員が「俺がレギュラーだ」という気持ちでいてほしいです。
これだけ層の厚いチームは他にありません。
守備では3回に周東佑京選手が広い守備範囲を活かした中飛、7回に柳町達選手が三塁線を抜けた長打コースの当たりを単打にする無駄のない動き。
なかなか取り上げられませんが、このような細かいプレーがホークスの強さの原動力です。
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