2024/9/23、福岡ソフトバンクホークス三軍対ショウワコーポレーションの交流試合が行われました。
結果は5-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については9月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
サルディ
サルディ投手は2回2失点の投球でした。
全25球の内、ストライク11ボール14。
印象としては「突如制球が乱れる」です。
初回は牧原巧汰選手の素晴らしい判断で犠打での進塁を防ぎ、たったの7球で投球を終えました。
ただ2回は先頭打者に四球を与えると、勝連大稀選手のファインプレー後にもう1つ四球を与えました。
サルディ投手らしくはないです。
この四球で溜めた走者を一本で還され2失点。
四球で溜めた走者は得点に繋がるというプロ野球のお決まりのパターンです。
長水啓眞
長水啓眞投手は5回1失点(自責点0)の投球でした。
全57球の内、ストライク37ボール20。
印象としては「投球テンポが速い」です。
かなりストレートが真ん中に集まっていたものの、その球を打者が捉えることができませんでした。
投球テンポが速く、打者に考える時間を与えなかったのが良い結果に繋がったのではないでしょうか。
結局5回投げて打たれたヒットは1本のみです。
もったいなかったのは7回の四球。
これだけ球の力で押していたのに、制球ミスで簡単に走者を出してしまいました。
もう一つ長水投手が上のレベルに行くためには、真ん中だけでなくしっかりとコースでカウントが取れるようになることが求められます。
それもカーブやスライダーといった変化球で簡単にストライクが取れたら最高です。
宮﨑颯
宮﨑颯投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「セットポジションの方が良い」です。
先頭打者に対しては引っかけたボール球を連発し、ストライクが入るのか心配になりました。
それでも走者を背負った後は投球が安定し、後続を抑えることが出来ました。
これだと常にセットポジションの方が宮﨑投手にとっては良い気がします。
長水投手と同様、甘い球はありながらも球威で抑えたので、今後の課題は細かい制球力です。
初球のカウントを取るスライダーが決まるかどうかで投球の質が変わってくるので、まずはスライダーの精度を磨いてほしいです。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク10ボール2。
印象としては「ゾーン内勝負」です。
佐藤投手は力勝負を挑む投手。
今回は投球の約83%が真ん中から高めのストレートで三者連続三振を奪いました。
スライダーは2球だけです。
佐藤投手は今回のように自信を持って打者と対峙すればなかなか打たれません。
四球を出して逃げの投球が見えると打たれます。
今回の投球を自信にして、好投を続けて欲しいと思います。
野手
ホークス選手の9月三軍打撃成績がこちら。(2024/9/23時点)
※9/2練習試合の記録は除く。
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、勝連大稀選手、大泉周也選手、伊藤大将選手の3名。
勝連選手は4打数2安打1盗塁(単打1、三塁打1)
2回にはヒット性のライナーをダイビングキャッチで捕球したり、3回にはボテボテのゴロをランニングスローでアウトにしたりと華のある守備も披露しました。
8回に1つお手玉するエラーはあったものの、プレーの華やかさは随所に感じます。
打つ守る走る、この全てでアピールして来季の支配下登録を掴みたいところです。
大泉選手は4打数4安打2打点(単打3、二塁打1)
ここ最近は本当に球がよく見えているんだろうなと感じます。
四球の数は多いですし、コンタクト率も高いです。
打つ打たないよりも、出塁に高い意識を置いていることが分かります。
将来的には近藤健介選手のように、出塁率が高く長打も打てる選手になってくれたら最高です。
伊藤選手は4打数2安打1打点(二塁打2)
彼も勝連選手と同様、打って結果を残さなければならない選手。
内野のユーティリティーというだけでは、支配下登録を掴めません。
今回のような長打を量産することができれば、支配下の可能性は生まれます。
コメント