2024/9/21、福岡ソフトバンクホークス四軍対大分B-リングスの交流試合が行われました。
結果は3-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については9月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
藤原大翔
藤原大翔投手は5回無失点の投球でした。
全72球の内、ストライク43ボール29。
印象としては「来季は二軍定着」です。
前回登板に引き続き2試合続けて5回無失点投球。
球数も前回の63球よりも多く72球。
徐々に球数を増やしてきています。
同期の前田悠伍投手は間違いなく今季中に一軍登板しますが、藤原投手は間違いなく今季中に二軍登板します。
それだけの高いポテンシャルがあります。
高卒1年目とは思えない球の力強さがあり、それでいて細身体型。
伸びしろしかありません。
藤原投手の現在の課題は制球面。
今回は1つの四球しか出しませんでしたが、さらなる高みを目指してほしいです。
困ったら真ん中にストレートを投げておけば抑えることができたので、それに頼りすぎていた部分があります。
きっちりとコースに決めきる制球はまだありません。
剛の藤原投手と、柔の前田投手。
この2投手が組み合わされば最強です。
前田投手が剛、藤原投手が柔を手に入れて左右のエースを目指してほしいなと思います。
大城真乃
大城真乃投手は1回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク5ボール2。
印象としては「省エネ投球」です。
ストレートとスライダーを内外に投げ分ける投球で打者を抑えていきました。
中川選手に対する初球のストレートが真ん中に入ったのでヒヤッとしましたが、見逃してくれて助かりました。
大城投手のような投手は1球の失投が命取りです。
ピンチの場面でこの左打者を抑えて欲しいという時に登板する場面が多いので、1球の精度にはこだわってほしいなと思います。
井﨑燦志郎
井﨑燦志郎投手は2回無失点の投球でした。
全29球の内、ストライク15ボール14。
印象としては「引っかけた球が多い」です。
カーブやフォークも時折挟んだものの、ほとんどがストレート。
そのストレートは引っかけたりしてあまりストライクゾーンに決まりませんでした。
それでも球の力があるので押し込んで抑えることが出来ました。
回跨ぎした8回はコースを狙うのではなく、初球は真ん中のストレート。
その球でもファールが取れたり、ゴロアウトが取れたりしていました。
ストレートで安定してストライクが取れるようになれば、投球内容はガラッと変わるはずです。
水口創太
水口創太投手は1回1失点の投球でした。
全20球の内、ストライク12ボール8。
印象としては「分からない」です。
YouTube配信を見て試合の内容を確認していましたが、9回表途中で配信が終わった為、水口投手の投球を見ることができませんでした。
だから投球内容は分かりません。
4番の水本選手に逆方向へ本塁打を打たれたという情報は入ってます。
三軍四軍戦はまず第一に無失点で抑えないとアピールにはならないので、アピールにならなかったのは確かです。
野手
ホークス選手の9月四軍打撃成績がこちら。(2024/9/21時点)
※9/4,5,7,8の試合結果は除く
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは大泉周也選手。
3打数2安打1四球1打点(単打2)の活躍でした。
この中で特に印象的だった打席が2打席目の四球。
11球も投げさせる粘りの打席でした。
三軍四軍の選手は打つか打たないかという淡泊な打者が多い中で、この1打席に全てをかける気持ちのこもった打席を見せてくれるとファンの心は当然動かされます。
また、一軍に上がると、こういった粘りで四球をもぎ取るしかないという場面がかなりあります。
ホークスの外野手は本当に層が厚いので、今回のように打つ打たない以外の部分でこれから大泉選手がどれだけアピールできるかに注目です。
前の試合では本塁打を放っており、ここ最近の大泉選手の調子は非常に良いです。
そろそろ二軍戦に呼んでもらえるでしょうか。
ライトのオスーナ選手は5回にダイビングキャッチ。
キャッチャーの盛島稜大選手は4回にワンバウンド投球を捕球し見事なセカンドスローで盗塁阻止。
守備でアピールできた選手もいました。
コメント