2024/9/19、福岡ソフトバンクホークス三軍対火の国サラマンダーズの交流試合が行われました。
結果は8-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については9月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
大竹風雅
大竹風雅投手は5回1失点の投球でした。
全80球の内、ストライク49ボール31。
印象としては「テンポ○」です。
全体的に見ると、ストライク率はそこまで良くなかったですが、それを感じさせないテンポの良さがありました。
野手は守りやすかっただろうなと思います。
結局、失点は本塁打による1点だけ。
初先発登板にしては十分すぎる結果です。
このような結果になった理由は、投球の組み立てがしっかりしていたからです。
特に2回のモタ選手に対しては、インコースストレートを3球連続で投げて内を意識させ、2球連続外スライダーで空振り三振を奪う完璧な配球。
1打席目にストレートを本塁打にされたオマール選手には、2打席目の初球にあえてストレートを投げて困惑させ三球三振。
その他にもあえてカーブを5球連続で投げてみたりと、多種多様な配球パターンがありました。
今後の課題はフォークの切れ味とスタミナ。
低めのフォークを振ってもらえない場面が目立ち、回を追うごとに抜ける球が増えもったいない四球は増えました。
その課題が克服できると、先発投手として楽しみな存在になります。
ただフォークに関しては、切れ味が悪ければ他の球種を使えばよいだけなのであまり気にする必要はありません。
スライダーが悪い時にフォークが良い時だってあります。
スタミナに関しては今オフに100~120球投げてもバテない体力を身につけて欲しいなと思います。
今季は中継ぎ調整をしていたのでスタミナ不足になるのは当然です。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は3回無失点の投球でした。
全53球の内、ストライク32ボール21。
印象としては「今季一番」です。
前回登板に引き続き、素晴らしい投球を披露しました。
アウト9個の内、6個が三振。
これが星野投手が求める理想の投球なのかなと思います。
プロ1年目の今季はアピール出来た登板が少ないです。
だいたい四球を連発して試合を壊してます。
ただ今回は四球が1つだけ。
それも4球連続ボールとかではなく、8球粘られての四球です。
今回の投球を当たり前にできるようになれば、二軍に呼ばれるようになります。
星野投手の課題はストライク率の低さ。
他の投手と比べると、まだボール球が多いです。
今回は低めの変化球に打者が手を出してくれたおかげでカウントが楽に稼げましたが、もし低めの球を見極められていたら全然違う投球内容になっていました。
基本的にストライクゾーンでカウントを取れるようになると、さらに安定感が出てくると思います。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク10ボール11。
印象としては「ボール多い」です。
今回の水口投手は抜け球が多く、思ったように球を操れていませんでした。
四球を2つ出すなど投球内容は悪いです。
それでも無失点で抑えることができたので、悪いなりに良かったです。
良い時は良い、悪い時は悪いではなく、悪い時でも最低限の投球ができる投手。
そういう投手が重宝されます。
ただ悪いなりの投球ばかりをしていても信頼を積み重ねることはできないので、次回登板では文句無しの好投を期待したいところです。
野手
ホークス選手の9月三軍打撃成績がこちら。(2024/9/19時点)
※9/2練習試合の記録は除く。
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、藤野恵音選手と佐久間拓斗選手の2名。
藤野選手は4打数2安打1犠打2打点(単打1、本塁打1)。
4打席目はライト前へタイムリー、5打席目はレフトへ本塁打を放ちました。
打撃能力だけを見ると二軍でプレーしてもおかしくないですが、守備でイージーミスを連発していたことにより二軍に出場する機会を得られていませんでした。
ただここ最近は守備の安定度が増しており、この試合でも3度の守備機会を無難にこなしました。
このまま守備力を高めて、守れる選手だということを首脳陣にアピールしていきたいです。
佐久間選手は3打数2安打1四球(単打2)。
センター前ヒットとライト前へのポテンヒットを放ちました。
佐久間選手はファースト専門の選手で、足が速い選手ではないので、求められることは一つ。
「長打」です。
単打を2本打ったからといって、全くアピールにはなりません。
本塁打の打ち損じが単打になるぐらいの選手を目指してほしいです。
守備でアピールできた選手は、勝連大稀選手、桑原秀侍選手、山本恵大選手の3名。
サード勝連選手は、1回裏先頭打者藤原選手の三遊間のライナーをダイビングキャッチで捕球。
勝連選手の守備はいつ見ても華があります。
ライト桑原選手は、4回裏モタ選手の右安を好返球で珍しい右ゴロ。
5回も1死一塁で右飛を捕球して一塁へ送球するなど、常にアウトを狙ってます。
レフト山本選手は、9回裏最後の打者の打球をランニングキャッチ。
9回表無死一二塁のチャンスで二ゴロ併殺に倒れていたことから、何とか守備で挽回したいという思いがあったでしょう。
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