2024/9/10、福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍公式戦が行われました。
結果は4-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
日曜日のライオンズ戦で4連敗の悪い流れを止めれたこと。
これによって、投手も野手も無駄な力が入ることなく伸び伸びとプレーできました。
今のホークスはクリーンナップの状態が非常に良いです。
そこにどう繋げるかというところで、2番今宮健太選手が4出塁。
7回途中まで試合を作った石川柊太投手や、打点を挙げた栗原陵矢選手、山川穂高選手、近藤健介選手はもちろんヒーローですが、影のヒーローは今宮選手です。
9/11の先発はホークスが大関投手、イーグルスが瀧中投手。
どちらも安定して試合を作れる投手。
中継ぎの出来が勝敗を分けるのでしょうか。
投手
石川柊太
石川柊太投手は6.1回1失点の投球でした。
全91球の内、ストライク65ボール26。
印象としては「初回の先制点が大きい」です。
今回の石川投手はコントロールがアバウトでした。
インコースにしっかり決まる球もありましたが、全体的に甘めのコースに集まっていました。
四球を出さないということを第一に投球していたと思います。
そして、そんな投球ができた大きな要因は初回に味方が2点を先制してくれたからです。
1点ぐらい取られてもいいやと楽な気持ちで投球できたことが、この結果に表れてます。
石川投手は球が強いので、ゾーン内で球が暴れると打者は対応しづらいはずです。
欲を言えば7回を投げ切ってもらいたかったですが、打球が足に直撃したことでそれが叶いませんでした。
次回登板に期待です。
岩井俊介
岩井俊介投手は0.2回無失点の投球でした。
全6球の内、ストライク4ボール2。
印象としては「真っ向勝負」です。
岩井投手はコースに狙うというよりも、球の力で勝負する投手。
先発の石川投手と同じタイプです。
緊急登板となった今回もどんどんストライクゾーンの甘めに強い球を投げ込んでいきました。
渡邊選手には強烈な打球を打たれたものの、栗原陵矢選手のジャンピングキャッチでアウト。
次の安田選手はストレートで押し込み捕邪飛。
少ない球数で抑えました。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク11ボール5。
印象としては「四球を出さない」です。
山﨑選手に対しては3ボール0ストライクという完全に打者有利のカウントになったものの、そこからカウントを立て直し最後は低めのストレートで二ゴロに抑えました。
このように簡単に四球を出さなくなったのが今年杉山投手が一番変わった部分です。
もちろん全てがコースにビシビシ決まるわけではありませんが、杉山投手には強いストレートがあるので真ん中でもファールでカウントが取れます。
昨年オフには戦力外になる可能性もあった中で、そこからこの8回を任されるまでに成長したと考えると、感慨深いものがあります。
もう1年だけ期待してみようと彼を他球団に放出しなかったホークスフロントの大ファインプレーではないでしょうか。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク13ボール7。
印象としては「三者連続三振」です。
8月は奪三振率4.09とヘルナンデス投手らしくない数字でしたが、9月に入ってまた盛り返してきました。
ストレートの投球割合が8割9割の投手が三振を奪うのは、かなり難しいことです。
三振を取れる投手は、ストレートの他に必ず一つはウイニングショットとなる変化球を持ってます。
ヘルナンデス投手のスライダーは、追い込んでから初めて投げても空振りが取れないことが多いので、決め球にはなりません。
ストレートで追い込み、ストレートで三振を奪う。
彼にしかできない荒業です。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/10時点)
<スタメン>
<スタメン外>
初回に栗原陵矢選手と近藤健介選手のタイムリーで2点。
5回に山川穂高選手の本塁打で2点。
クリーンナップがしっかり仕事をして勝利に結びつけました。
9月の打撃成績を見ても分かるように、ホークスは2~5番以外の打者がなかなか機能してません。
この試合のように、しっかりクリーンナップと真っ向してくれたらホークスにとっては嬉しいですが、そうならないパターンが今後増えてくるでしょう。
クリーンナップの後を打つ6番正木選手の責任はさらに大きくなってきます。
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