2024/8/14、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は4-1でライオンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては8月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
先発投手の差が勝敗を分ける試合となりました。
ライオンズ先発隅田投手はヒットこそ7本打たれるものの、要所を三振で打ち取り6回8奪三振無四球1失点の好投。
ホークス先発大津投手は隅田投手を上回る2度の三者凡退イニングを作ったものの、得点圏に進まれた3回中2回でチャンスを活かされ5回2奪三振1四球4失点。
大津投手がもし5回のピンチで踏ん張れていたら、おそらく延長戦になっていたとは思いますが勝機はありました。
ホークス打線は5試合連続で5得点以上を取っていましたが、8/7の大津投手の登板日に2得点を取った以来、1週間ぶりの5得点以下。
まぁこんな日もあります。
ヒットは9本出ており、ただただ繋がりが悪かっただけなので、切り替えて次の試合に挑んでほしいです。
8/15の先発はホークスが石川投手、ライオンズが與座投手。
石川投手は前回登板のマリーンズ戦のようにどんどんストライクゾーンで勝負出来たら、試合を作ることはできると思います。
あとは打線が今季初対戦の與座投手から何点取れるかです。
栗原陵矢選手、近藤健介選手あたりがやってくれそうな気はします。
投手
大津亮介
大津亮介投手は5回4失点の投球でした。
全84球の内、ストライク60ボール24。
印象としては「被長打が多い」です。
大津投手は打たれたヒットこそ5本とまずまず抑えてます。
ただ、その5本の内、3本が二塁打になってしまっていることが問題です。
ストレートの強さが足りないのか、甘く入るとアウトの打球でもフェアゾーンに強烈な打球を飛ばされていました。
ストレートの強さが足りないのは、チェンジアップ等の変化球で空振りを取れないことにも繋がっています。
スピード自体は出ているので、あとは体のキレが足りないぐらいしか考えられません。
今回の投球内容を振り返って一番痛かったのは、5回裏の先頭打者蛭間選手に与えた四球です。
外崎選手と源田選手は前の打席の内容を見る限りタイミングが合ってました。
その選手の前に走者を置いてしまった、それも四球という形で置いてしまった。
これが全てです。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「何事もなく」です。
杉山投手が今回投げた10球の内、真ん中に入ったのは先頭の山村選手に対する初球のストレートだけ。
あとは全てしっかりコースに制球されていました。
あれだけ球に力がある投手がコースにしっかり投げてこられるとなかなか打てません。
このような投球を続けていけば、いつか勝ちパターンとして投げることができるようになります。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「西川選手には粘られる」です。
先頭のガルシア選手と最後の古賀選手は簡単に打ち取れたものの、西川選手には9球も粘られました。
ただあれだけ粘られても四球を出さないのは流石です。
我慢比べのような対戦で最後は気合の真ん中ストレートで押し切りセンターフライ。
三者凡退の素晴らしい投球でした。
三浦瑞樹
三浦瑞樹投手は1回無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク14ボール8。
印象としては「次は我慢比べに勝ちたい」です。
源田選手には10球粘られて最後は四球を出してしまいました。
今回の投球では最後の山村選手の時だけスライダーでストライクが取れましたが、最初はストレートでしかカウントが取れなかったのでこうなることは十分考えられます。
ただ、そんな中でもストレートで押し切れたら一気に評価は上がっていました。
次にまた同じような場面になった時はストレートで押し勝ってもらいたいです。
ストレートの球質は素晴らしく、しっかりファールや空振りを奪えていたので、落ち着いて投げることができれば一軍に通用することは分かっていると思います。
一番力を発揮できる先発で投げる為に、今は結果を残し続けるだけです。
野手
ホークス選手の8月一軍打撃成績がこちら。(2024/8/14時点)
<スタメン>
<スタメン外>
1番周東佑京選手は5打数2安打1盗塁。
4番山川穂高選手は4打数2安打(二塁打2本)。
6番正木智也選手は4打数2安打1打点(二塁打2本)。
この3選手の周りがうまく機能していれば、4点ぐらいは普通に取れたと思います。
ただそんなにうまくいかないのが野球。
相手打線よりも4本多くヒットを打っているのに、3点差付けて負けてしまうのが野球の面白さです。
切り替えましょう。
今回の試合では守備面で良いプレーがたくさんありました。
ファーストでプロ初スタメンとなった石塚綜一郎選手は全ての守備機会をノーエラー。
2回裏はガルシア選手が捉えた強い当たりを難なく捕球、5回裏1死一塁の場面ではファーストゴロを捕球して迷わず二塁へ送球し二塁アウト。
守備に意識が回りすぎて、打席に集中できなかった部分もあったのかなと想像してしまうぐらい守備が輝いていました。
3回裏1死三塁の場面では牧原大成選手が大津投手が弾いた打球をカバーしてアウト、その後2死三塁の場面では栗原陵矢選手が鋭い三遊間の当たりをダイビングキャッチし送球も完璧でアウト。
このガチガチの守備からホークスに流れがやって来て得点が生まれました。
4回裏も先頭打者佐藤選手のライト前に落ちそうな当たりを正木智也選手がスライディングキャッチ。
4回裏は近藤健介選手もファールゾーンの打球をよじ登って捕球するファインプレー。
この3~5回はファインプレー祭りです。
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