2024/7/10、福岡ソフトバンクホークス三軍対茨城アストロプラネッツの交流試合が行われました。
結果は4-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
藤田淳平
藤田淳平投手は5回2失点(自責点1)の投球でした。
全72球の内、ストライク49ボール23。
印象としては「もったいない」です。
走者を背負いながらも粘りの投球ができていたのは良かったです。
ただ失点をした初回と3回は勿体ない部分がありました。
まず初回。
先頭打者に対し、簡単に2球で追い込むものの3球目が甘く入りヒット。
これが無ければ慎重に投球することもありませんでした。
次に3回。
1死二塁の場面でショートゴロを捌いた山下選手が一塁へ送球し、その間に二塁走者が三塁へ進塁。
この場面はタイミング的にも三塁でアウトを取るべきだったと思います。
細かい部分を突き詰めていってほしいです。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク9ボール2。
印象としては「モデルチェンジ」です。
星野投手は6/17以来、約1ヶ月ぶりの登板となりました。
以前まではボール先行で四球を連発し、自分で自分の首を絞める投球のイメージ。
ただ今回はしっかり落ち着いてストライク先行の投球を披露できました。
先頭打者の強烈な打球をサード藤野選手の良い反応でサードライナーにできたのが、精神的に大きかったと思います。
大きなカーブとフォークボール。
多彩かつ大きな球種を扱う星野投手なのでストライクゾーンで勝負されるとなかなか打てません。
この調子で次回登板でも好投を期待です。
藤原大翔
藤原大翔投手は1回1失点の投球でした。
全26球の内、ストライク14ボール12。
印象としては「サインミスストレート」です。
球はいつも通り走っていました。
ただ制球が乱れている分、打者有利のカウントになり、速い球でも合わされてしまいました。
制球面は今後の課題です。
ただそれよりも心配になったのがサインミス。
当然キャッチャーマスクを付けてはいましたが、牧原捕手の顔面に当たる強烈なストレートを投げてしまいました。
幸い牧原選手がプレーを続行できたので一安心ですが、藤原投手のような強いストレートを持つ投手は特に危険なので、サインミスだけは無いようにしてもらいたいです。
村上舜
村上舜投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク9ボール9。
印象としては「球速を落とす」です。
ここ最近の村上投手の中では今回が一番まとまっていました。
四球は1つ出したものの、それ以外の選手に対してはストライク先行の投球ができていました。
ストレートの球速は本来140キロ台中盤を投げられますが、今回は140キロ台前半から130キロ台後半。
球速を落とすことによって制球面を向上させた形です。
私個人的にはこちらの投球の方が良いと思います。
ボール球先行の投球になってしまうと、打者との勝負にならないからです。
山崎琢磨
山崎琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク11ボール6。
印象としては「走者を出すまで力を温存」です。
最初からフルパワーで投げるのではなく、徐々に上げていく投球を見せました。
制球を意識して球速を落とす投球が最初の方。
球速を意識して制球をアバウトにするのが最後の方。
今登板ではラストボールが最速の146キロ。
次の打者はだいたいこのぐらいのスピードで来るんだろうなというものをネクストバッターズサークルで感じ取ります。
それよりも気持ち速い球が来れば当然差し込まれます。
非常にクレバーな投球でした。
野手
ホークス選手の7月三軍打撃成績がこちら。(2024/7/10時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合でアピールしたのは牧原巧汰選手と大泉周也選手。
牧原選手は3打数3安打2四球1盗塁。
全打席で出塁し、最高の3番打者の働きをしました。
大泉選手は5打数2安打3打点。
特に凄かったのは9回2死満塁の場面で同点タイムリーを放ったこと。
追い込まれてからのフォークを拾ってセンター前に運びましたが、あそこで打てる精神力は素晴らしいです。
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