2024/7/9、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は3-0でバファローズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては7月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
バファローズ先発田嶋大樹投手をホークス打線が打ち崩せず、特に目立った場面もなく負けてしまいました。
7月に突入してからの6試合。
ホークスの相手先発投手は全て左投手。
そして結果は2勝4敗。
チームの状態が悪いことと、左投手が苦手なこと。
これにどれだけの相関関係があるのか分かりませんが、他球団からすればここを突いていくしかないという思いで今後も左投手をぶつけてくるでしょう。
それに対してホークスがどのように対策するか。
2020年以来の優勝に向けて、今季初めての「試練」です。
7/10先発はホークスが東浜投手、バファローズが宮城投手。
日本球界で左投手最高峰の宮城投手との対戦なのでなかなか点は取れません。
東浜投手がどれだけ我慢して終盤の中継ぎ勝負に持ち込めるか。
そこが注目ポイントです。
投手
有原航平
有原航平投手は7回3失点(自責点2)の投球でした。
全118球の内、ストライク74ボール44。
印象としては「最低限の投球」です。
今回の有原投手は絶好調という投球ではありませんでした。
せっかく追い込んだのに決め球が甘くなってヒットを打たれるもったいない場面が特に序盤は目立ちました。
それでも7回まで投げ切れたのはエースだからです。
普通の投手であれば今回の結果は大満足ですが、有原投手には求められるところが違います。
次回登板ではどんなチーム状況でもチームを勝たせる投球に期待です。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク7ボール2。
印象としては「隙を見せない」です。
チームは3点差で負けており、点が入る気配が全くない中での登板。
もう今日は敗戦が濃厚で、長谷川投手は敗戦処理の役割を任されました。
ただ、そのような場面でも自分の球を投げ切り、森選手、紅林選手、宗選手の3選手を全て内野ゴロに打ち取りました。
有原投手は捉えられた打球が多かったですが、長谷川投手は全て打ち取った打球です。
敗戦処理に長谷川投手を起用できるところが、今年のホークスの強さを象徴してます。
はっきり言ってホークス一軍に敗戦処理の投手はいません。
野手
ホークス選手の7月一軍打撃成績がこちら。(2024/7/9時点)
<スタメン>
<スタメン外>
7月に入って、なかなか厳しい打撃成績が並びます。
状態が良さそうなのは、栗原陵矢選手、中村晃選手、海野隆司選手ぐらい。
さすがに3選手だけで点は取れませんし、海野選手に関しては甲斐選手と併用という形なので試合に出ない日もあります。
こういう状況だからこそ、何とか起爆剤となる選手に現れてもらいたいところです。
打撃は課題ですが、守備では良いプレーがありました。
初回に福田選手の一塁線を抜けそうな当たりを飛びついて捕球した中村晃選手。
6回に杉本選手のセンター前に落ちそうな打球をスライディングキャッチした周東佑京選手。
こういった隙の無いプレーは継続していきたいところです。
廣瀨隆太選手は今試合で二塁打こそ放ちましたが、守備面で悔しい一日となりました。
3回2死二塁の場面では、一二塁間の当たりを捕球して投げた球がすっぽ抜けて、その間に二塁走者が生還。
6回には無死一三塁の場面では、宗選手がショートに強烈な打球を放ち、その打球を捕球した今宮選手がセカンド廣瀨選手へ送球。
ここで廣瀨選手が三塁走者森選手の本塁生還を阻止しようとして一瞬ホームへ投げる素振りを見せ、それでも諦めて一塁へ送球し一塁もセーフ。
この一瞬の迷いが無ければ一塁はアウトでした。
6回のプレーは2点差から3点差になるプレーだったので、非常に難しいところです。
このようなプレーを積み重ねながら、大きな選手へと成長してもらいたいです。
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