2024/3/30、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースのウエスタンリーグ公式戦が行われました。
結果は8-3でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、ホークスのウエスタンリーグ打撃成績一覧と、この試合で目立った選手・頑張ってほしい選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田純
前田純投手は5回3失点の投球でした。
全73球の内、ストライク50ボール23。
印象としては「四球ゼロは素晴らしい」です。
ボールがだいたいベルトぐらいの高さ、打者がスイングをかけた時に一番鋭い打球がいく高さに投げていました。
それで痛打を喰らい、前田投手の暴投も重なり、2回表に3失点を喫しました。
ただストライクを投げ込むことが野手は分かっているので、準備がしやすく、ファインプレーが数多く生まれたのも事実です。
よって、その制球力を活かすためにも、今後はより細かいコントロールが課題になってきます。
また、ストレートのスピードが140キロ前後なのでそれを145キロ前後に伸ばすという考え方もあります。
和田毅投手のように速球派の先発左腕になるか、大竹耕太郎投手のように技巧派の先発左腕になるか。
どちらでも面白いです。
古川侑利
古川侑利投手は3回無失点の投球でした。
全44球の内、ストライク26ボール18。
印象としては「3回で四球2個」です。
古川投手に球のスピードがあるのは誰もが分かっていますし、球種は豊富です。
それでもなぜ支配下登録されなかったのかと考えると、いろいろ思う部分はあります。
古川投手が投げている時にいつも思うのが、すごく良い所に投げているのに、打者が上手く反応してヒットを打つパターンが多いことです。
投げ方に問題があるのか、回転数回転軸に問題があるのか。
それとも何か癖があるのか。
何が原因で打たれるのかを理解しておかないと次に活かせないのに、それが分からないからいつもモヤモヤしてます。
厳しいコースを投げても打たれるから、より厳しいコースを求めることによって四球を出してしまいます。
本来はもっとゾーン内に投げれるのに。
古川投手は今年29歳のシーズン。
早急に一軍で投げさせたいと思える何かを結果よりも内容で示さなければなりません。
どこに突破口を見出すのか、今後に注目です。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク11ボール7。
印象としては「四球ゼロで無失点」です。
フェリックス投手といえば、先日投げた風間球打投手同様、制球難の投手です。
そこを改善できれば一軍のリリーフ陣に食い込めるものは持っています。
そんな中で今回の投球は3ボール2ストライクという場面が1回で二度もありましたが、四球を出しませんでした。
先頭打者にヒットを打たれるのを恐れなかったのは1つ成長です。
あと1つ気になったのが、フェリックス投手は最初からフルパワーで投げないイメージがあります。
中継ぎなので初球からMAXの力で投げてもらいたいです。
フェリックス投手の140キロ台の球は正直見たくありません。
制球を意識して球速が落ちるのであれば、コースを狙わず真ん中近辺に150キロ中盤のストレートを投げ続ければいいんです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/3/30時点)
正木智也選手が一軍昇格に向けて猛アピールしました。
4打数3安打1四球で、ヒットは全て長打(二塁打、二塁打、本塁打)。
ライトの守備でも1つファインプレーがありました。
周東選手の調子が悪そうなので、センターのレギュラーポジションはもちろん、「右の代打」としてはかなりチャンスが生まれます。
三森大貴選手、川村友斗選手辺りはスタメンで勝負したい選手の1人なので、打席数を確保するため二軍調整する可能性はあります。
そのタイミングで好調をキープすることができているかが勝負です。
打撃面ではヒット1本に留まったものの、ショートの守備でファインプレーを連発していたのが野村勇選手。
実戦感覚を養っている途中かと思いますが、徐々に打撃の調子を上げていき、一軍で大暴れしてほしい所です。
廣瀨隆太選手はこれまで追い込まれてもとにかくフルスイングという打撃スタイルでしたが、この試合では外の変化球に合わせる形でヒットを放ちました。
ブンブン振り回すだけでなく軽打もできるようになると、打率が上がってくると思うので今後に注目です。
笹川吉康選手はヒットこそ1本だけでしたが、打席の内容が良いです。
1打席目は最低限走者を進めるセカンドゴロ。
2打席目は最低限の犠牲フライ。
中村晃選手のように最低限を当たり前にできる選手になれば一軍で重宝されます。
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