2024/6/4、福岡ソフトバンクホークス三軍対北九州下関フェニックスの交流試合が行われました。
結果は3-2でフェニックスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
岡植純平
岡植純平投手は3回無失点の投球でした。
全28球の内、ストライク24ボール4。
印象としては「ゾーン内勝負」です。
打者を追い込むまでも、追い込んでからも常にゾーン内で勝負していました。
かなり甘めに集まっていたということもあり、相手打線が積極的にバットを出すので、ヒットを打たれても少ない球数で回を終わらせることが出来ました。
この真ん中勝負が二軍一軍の舞台で通用するかは別問題ですが、守備時間が少なかったので野手陣はかなりありがたかったと思います。
先発向きの投手なので、今後はイニングを伸ばして首脳陣の信頼を勝ち取ってもらいたいです。
藤原大翔
藤原大翔投手は2回1失点の投球でした。
全39球の内、ストライク22ボール17。
印象としては「制球できなかった」です。
低めのスライダーにうまく合わされ内野安打という場面もありましたが、今回は全体的にどの球も制球できていませんでした。
良い球があってもそれが続かなかったです。
それこそ岡植投手のように真ん中にストレートを投げ続けるだけで、球威で抑え込むことはできたと思います。
こういう状態が悪い時に、悪いなりの投球ができるようになれば一軍です。
⾧水啓眞
⾧水啓眞投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「高めを振ってくれて楽になった」です。
今回の投球では、1点もやれないという状況の中で甘いコースには投げないという姿勢が見て取れました。
結局真ん中に入ったのはスライダーが1球だけ。
素晴らしい投球でした。
こういう素晴らしい投球ができたのは、高めのボール気味のストレートを相手打者が振ってストライクゾーンを広げてくれたからです。
それだけ長水投手の球が伸びていたということでしょう。
水口創太
水口創太投手は2回2失点の投球でした。
全43球の内、ストライク27ボール16。
印象としては「ストレートだけでは厳しい」です。
7回裏の先頭打者に対しては、高めのストレートを2球投げどちらも空振りしてくれました。
これだけを見ると、今日のストレートは走っていると思っても不思議ではありません。
ただ、次の打者には高めのストレートが効かず結局四球。
走者を出したところで、同じく高めのストレートを投げるもライトへの二塁打。
しっかりと捉えられました。
8回裏はより球威が落ち、ヒットを積み重ねられました。
冷静に今回の投球を振り返った時に、なぜ高めのストレートが効かなかったのかを考えると、ストレートを張れる状況にしてしまったことが原因だと私は思います。
変化球でストライクが取れている時はしっかり打ち取れていました。
特に大きな軌道を描くカーブは緩急をつけるのに非常に効果的です。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/4時点)
桑原秀侍選手は4打数2安打1本塁打2打点。
重松凱人選手は3打数2安打1四球。
盛島稜大選手は4打数2安打。
佐藤航太選手は4打数2安打。
今回目立った野手は全員右打者です。
ホークスのレギュラーは左打者が多いだけに、右打者の活躍は非常に大きいです。
今回アピールした選手の中でも桑原選手が特にアピールという形になりましたが、4打席目のバントミスだけはいただけません。
バントが出来るけどしない選手と、バントが出来なくてしない選手の差はかなりあります。
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