2024/5/19、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は2-1でホークスが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返っていきます。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては5月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
ライオンズとしてはがっくりの、ホークスとしては最高の一戦となりました。
ライオンズ先発は武内夏暉投手。
新人王筆頭の好投手です。
戦前から1点2点の勝負になることは予想できました。
そして戦前の予想通り、武内投手は素晴らしい投球を披露しました。
8回までホークスの強力打線に対して無失点。
9回は打者1人と対戦したところで緊急降板しましたが内容は申し分ないです。
ホークスは普通だったら負けてます。
ただ5/1楽天戦以来、中17日を空けての登板となったホークス先発大関友久投手の投球が、ホークスの勝利を最後の最後で手繰り寄せました。
周東選手の出塁&盗塁、柳田選手の同点タイムリー、近藤選手のサヨナラタイムリーはもちろん素晴らしかったですが、あの投球がなければ間違いなく勝っていません。
大関投手と、その大関投手をリードした海野隆司選手に大あっぱれを送りたいです。
次の試合は1日空けてのイーグルス戦。
前々回は打ち崩し、前回はやられたポンセ投手を今回は打ち崩しましょう。
投手
大関友久
大関友久投手は8回1失点の投球でした。
全119球の内、ストライク80ボール39。
印象としては「カーブを効果的に使い始めた」です。
初回だけで27球を要する投球。
正直、5回まで持つか心配でした。
ただ、悪いなりに打ち取っていくうちに段々と大関投手のペースになっていき、いつの間にか8回まで投げ切ることが出来ました。
ポイントは「カーブ」にあると私は思います。
初回はストレートとフォークが主体の投球でカーブはたまに投げるぐらいでした。
そのたまに投げるカーブに対する打者の反応が非常に良かったです。
そこにヒントを得た海野捕手は徐々にカーブの割合を増やしていきました。
勝負球にも決め球にも使える球が1球増えた結果、その他の球も活きてきました。
加えて、ライオンズの作戦だとは思いますが、積極的にファーストストライクを振らない場面も目立ちました。
それだけでカウントを有利に進めることができるので、大関投手にとってはありがたかったです。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全24球の内、ストライク15ボール9。
印象としては「なんとか踏ん張った」です。
2死までは簡単に奪ったものの、蛭間選手には四球で出塁を許し、若林選手の打席で盗塁を決められました。
ここで1本打たれていたら試合は決まったようなものです。
それでも最後はインコースのスライダーで三振に打ち取りました。
ヘルナンデス投手は今登板で内外のコースにきっちり投げ分けていましたが、三振に打ち取る1球前の球だけ真ん中にいってしまいました。
この球を若林選手がファールにしてくれて助かりましたし、若林選手としてはこのファールで余計に力が入ったと思います。
ヘルナンデス投手は結果的に抑えたから良かったではなく、次回登板に向けてしっかり修正してほしいです。
まぁ真ん中でも押し込めるぐらい強い球ということではありますが。
野手
ホークス選手の5月一軍打撃成績がこちら。(2024/5/19時点)
武内投手からなかなか得点が奪えない中で、その投手が変わってすぐに試合をひっくり返してしまう打線の集中力。
凄いという一言で片づけたくなるほど凄いです。
その打線の真ん中に座る山川穂高選手が9回に受けた手首への死球は非常に心配です。
彼がいるのといないのとでは、相手チームに与える圧力が変わってきます。
同じファーストを守る中村晃選手でもその穴は埋まりません。
埋まるとすれば、本格的に覚醒した場合のリチャード選手や、二軍で奮闘中の廣瀨隆太選手や井上朋也選手になるのではないでしょうか。
とにかく無事を祈ります。
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