2024/5/4、福岡ソフトバンクホークス三軍対愛媛マンダリンパイレーツの交流試合が行われました。(6イニング制)
結果は4-3でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績と、私が特に気になったことを載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
赤羽蓮
赤羽蓮投手は3.1回2失点の投球でした。
全64球の内、ストライク36ボール28。
印象としては「自滅」です。
高めのボールゾーンのストレートに打者が手を出してくれるぐらい球威があって、真ん中のストレートでもファールが取れる。
本来ならもっと簡単に抑えてもおかしくありません。
ただ今回の投球では4回途中までに4つの四球を出してしまいました。
自分で自分の首を絞めながらの投球に見えました。
結果打を打たれてはいないものの、4回は1死満塁のピンチを作った状態で降板。
非常にもったいないです。
変化球のストライク率が低かった分、余計に良い所へ投げなければという気持ちが働いたのかもしれません。
真っすぐの質は素晴らしいので、あとは変化球です。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1.2回1失点の投球でした。
全32球の内、ストライク19ボール13。
印象としては「フォークが素晴らしい」です。
カウント球にも決め球にもフォークを使い、決め球のフォークでは空振りが取れていました。
フォーク以外にもチェンジアップやスライダーで空振りを奪う場面があり、決め球には困りそうにありません。
制球が乱れてボール先行になりフォークを見送られた場面があったので、カウントをどう作っていくかが今後の課題になります。
カーブの制球は良かったので、あとは基本のストレートでいつでもストライクが取れれば二軍に上がれます。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク8ボール5。
印象としては「ストレートに全てを懸ける男」です。
変化球は2球だけでその他は全てストレート。
今回の投球が異常だったのではなく、佐藤投手はいつもストレートの投球割合が非常に高いです。
ストレートだけで抑えるとなれば、他の投手以上に内の意識をさせなければなりません。
そのインコースを攻めた結果、今回は死球を与えてしまいましたがそれも覚悟の上です。
先頭の死球以降はストレートで押し込み、アウトを積み重ねていたので良い投球だったと思います。
野手
この試合に出場したホークス選手の打撃成績がこちら。
5回終了時点で0-3の負けている状況から、最終回の6回にひっくり返したのは素晴らしかったです。
あの回だけ選手の打席での集中力が神がかっていました。
最後に押し出しの四球を選んだ山本恵大選手。
3-3の同点、無死満塁のチャンスでの代打。
本来は打って決めたかったでしょう。
それでも闇雲にバットを振るというよりも、冷静に球を見極め、厳しいコースをカットしながら甘い球が来るのを待ちました。
山本選手が高打率を残せる理由が垣間見える瞬間でした。
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