2024/4/9、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は8-3でバファローズの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、ホークスの二軍打撃成績一覧と、この試合で目立った選手&頑張ってほしい選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
大山凌
大山凌投手は6回6失点(自責点4)の投球でした。
全93球の内、ストライク68ボール25。
印象としては「二軍時代の有原航平投手」です。
基本的にストライク先行で投げられる投手なので安心して見てられます。
ただ、ストレートがバッチリ合っている打者にストレートを続けたり、真ん中に同じ変化球を続けたりと、疑問に思う場面が数多くありました。
真っすぐの強さに関しても、気合が入っている時とそうでない時で勢いが全然違いました。
まさに二軍時代の有原投手を見ているようです。
暴投が3つありましたが甲斐捕手であれば全て取れていた球です。
この試合終了時点で防御率5.29とかなり悪い数字になっていますが、数字だけで測れないものを私は感じます。
一軍のような常にプレッシャーがかかる環境でどれだけのパフォーマンスが出せるかが非常に気になります。
佐藤宏樹
佐藤宏樹投手は2回2失点の投球でした。
全34球の内、ストライク19ボール15。
印象としては「堀選手への初球がもったいない」です。
いつも通り全体的に荒れている投球というか、狙いすぎてボールになるパターンが多かったです。
それでも何とか要所を締める投球を繰り広げました。
そんな中で回跨ぎした8回に池田選手に許したライトへのタイムリー三塁打は仕方ないです。
外のスライダーを逆方向にうまく弾き返された形となりましたが、その前にスライダー系の球を池田選手は空振りしていたからです。
問題はその後。
この試合で本塁打を放っていた山中選手に対して最高の内スラで見逃し三振。
それで2死になりホッとしたのか堀選手への初球に真ん中のストレートを投じてしまいます。
結果はセンターに運ばれタイムリーヒット。
一軍の僅差の場面でこういった場面があれば、一度間をおいて、もう一度打者に集中する体制を作るでしょう。
点差もあったのでそこまで意識する必要はなかったとは思いますが、一軍で投げることを意識するならそこまでしても良かったと思います。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「ストレートの質が上がった」です。
ここ最近の中村投手は自慢のストレートを簡単に弾き返される場面が多く、ピッチングになっていませんでした。
今回はストレートでファールが取れていたので三者凡退に繋がりました。
一軍でもストレートの質が上がった東浜投手が好調をキープしているように、投手の基本はやはりストレートです。
ストレートで空振りが奪えるぐらい質が上がってくれば、もっと楽に抑えることができます。
そうなると支配下登録も見えてきます。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/4/9時点)
この試合で複数安打を放ったのは笹川吉康選手、井上朋也選手、廣瀨隆太選手、牧原巧汰選手の4選手。
井上選手はエンドランを難しい体勢で決めたり、牧原選手は風の力を借りて逆方向に強烈な打球を飛ばしたり、笹川選手はきれいなバントヒットを決めたり、廣瀨選手は追い込まれてから単打に徹したりと内容のある打席が多かった印象です。
チームとして10安打も放っているので、もっと点を取ってもおかしくなかったです。
攻撃面では良かった笹川選手は守備でまずいプレーがあったので、次に活かさなければなりません。
全然関係ないですが、野村大樹選手やリチャード選手は二軍戦に代打で登場することが増えているので、「右の代打」という部分で一軍に呼ばれる可能性があると感じました。
正木智也選手が一軍で結果を残せなかった場合の2番手3番手になるかと思います。
今の状態ならば2番手が野村大樹選手、3番手がリチャード選手です。
谷川原健太選手は守備面で精彩を欠いてます。
大山投手の暴投が3球ありましたが、甲斐選手なら取っているだろうという球ばかりでした。
佐藤宏樹投手登板時に高めのストレートで盗塁を決められるという場面もありました。
年齢的にここが正念場です。
野村勇選手は打つ方では4打数無安打だったものの、守備で猛アピールしました。
レフト前に落ちそうなあたりを後ろ向きでキャッチしたり、三遊間の鋭い当たりを滑り込んで取りそこから矢のようなノーバウンド送球でアウトにしたりとやりたい放題です。
一軍でこれをやったら「パリーグTV」で絶対に取り上げられる超絶プレーです。
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