2024/12/4、アジアウインターリーグNPB RED対NPB WHITEが行われました。
結果は4-4の引き分けでした。
今回はこの試合のホークス投手・野手に注目していきます。
ホークス野手についてはアジアウインターリーグ打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
宮﨑颯
宮﨑颯投手は1.2回2失点の投球でした。
全24球の内、ストライク13ボール11。
印象としては「真ん中のストレート」です。
前回、前々回と先頭打者に四球を与える場面があったということで、その課題を克服するべく今回はどんどん真ん中近辺にストレートを投げ込んでいきました。
自分の球の強さがどれだけ通用するか試していたのでしょう。
結果は奮いませんでしたが、試してみるのは良いことです。
「通用しない」という結果が得られたので、あとはここを改善していくだけです。
単純にストレートのスピードを上げるのか、制球力を上げるのか、ストレートを速く見せる変化球を習得するのか。
個人的には、まず自慢のストレートを磨いていくべきだと思います。
打者が「貰った!」と思ってもそこからもう一押しできる球威。
それがあれば左のパワーピッチャーとして十分やっていけます。
2024年シーズンでホークスの一軍ブルペン陣を支えたヘルナンデス投手。
彼はストレート&スライダーだけで抑えます。
そのスライダーもたまにしか投げません。
80%90%ストレートを投げるのに、打者が仕留められない。
宮﨑投手もそういう投手になってもらいたいです。
そのために、最低150キロは投げないといけません。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は1回1失点の投球でした。
全13球の内、ストライク9ボール4。
印象としては「球が高い」です。
ストレートもカーブも全体的に高めに集まっていました。
球の力で押し込めたら良かったですが、最高球速144キロじゃ押し込めませんでした。
アウトになった打球は打ち取ったというより、打ち損じてくれたが正しいです。
球威も制球もこれから上げていかなければなりませんが、今回唯一良かったことがあります。
それは「四球を出さなかったこと」です。
勝負に行く姿勢は十分伝わってきました。
この意識を常に持った状態で、登板を重ねてもらいたいです。
野手
ホークス選手のアジアウインターリーグ打撃成績がこちら。(2024/12/4時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合のホークス選手の打撃成績は以下の通り。
重松凱人 3打数1安打1四球(三塁打1)
盛島稜大 3打数0安打
山下恭吾 3打数1安打(二塁打1)
大泉周也 1四球
トータルで結果を残している重松選手や大泉選手はよくボールが見えていることが分かります。
特に9回1死一二塁の場面で代打で登場した大泉選手は、本当は打ちたいはずなのに冷静に際どいボールを見極め四球をもぎ取りました。
大泉選手の理想の打者は近藤健介選手。
出塁率が高く、長打率も高い。
つまり、アウトになる確率が低く、リターンが大きい選手を目指してます。
近藤選手は小久保監督から「レベルが違いすぎて何も言うことがない」と言われるぐらいの天才打者ですが、将来的に大泉選手もそういう存在になってくれたら最高です。
重松選手はフィジカルモンスター。
普通の選手なら二塁打の打球を三塁打にできる脚力を持った選手です。
大泉選手が近藤選手なら、重松選手は右の柳田悠岐選手でしょうか。
このようにホークスの外野手は本当に層が厚すぎます。
牧原大成選手が二塁専門になったのも頷けます。
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