4/4ホークス対マリーンズの一軍公式戦を見て思ったこと

ホークス考察
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2024/4/4、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの一軍公式戦が行われました。

結果は8-1ホークスが勝ちました。

今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。

ホークスが思い描いていた通りの展開となりました。

全体的な感想

ホークスはこの試合が始まる前まで、5試合連続で3失点以内の僅差の試合を戦ってきました。

僅差の試合が多いということは、それだけ実績のある勝ちパターン投手の負担が多くなるということ。

そして、実績の無い中継ぎ投手のアピールの場が無いということにもなります。

この試合でもし勝ちパターンのオスナ投手松本裕樹投手が投げたら、3連投&4試合連続登板になるので物理的にできません。

また4/5楽天戦の初戦は楽天の開幕投手早川隆久投手が投げるので、間違いなく僅差の試合となり勝ちパターンの投手が必要になります。

様々なことを考えると、ホークスは大差で勝つ展開が理想でした。

まさにその展開となって、カード勝ち越しに成功。

楽な場面で投げた投手がしっかり結果を残したことも、今後に向けて好材料です。

6試合戦ってバファローズとマリーンズの圧をこれでもかというほど感じましたが、ひとまず良いスタートを切れました。

投手

大津亮介

大津亮介投手は6回1失点の投球でした。

全108球の内、ストライク77ボール31

印象としては「上々のプロ初先発」です。

初回にいきなり本塁打を打たれ、その後も常に走者を置いた状況での投球。

それでも大津投手は落ち着いていました。

四球を絶対に出さないという安心感があり、逃げずにゾーン内で勝負していました。

それができたのも初回の6点が非常に大きいです。

素晴らしい野手陣が後ろで守っているので、四球で自滅しなければ6点も取られることはそうそうありません。

大津投手はもっと球数少なく長い回を投げられる投手なので、次回は6回を最低ラインに7回8回とイニングを増やしてもらいたいです。

澤柳亮太郎

澤柳亮太郎投手は1回無失点の投球でした。

全8球の内、ストライク8ボール0

印象としては「勝ちパターン投手の投球」です。

「逃げも隠れもしない」

「打てるもんなら打ってみろ」

そんな自信漲る球をゾーン内にしっかり投げ込みました。

フォークが高めに浮いたり、カットが真ん中に入ったりと修正ポイントはあるものの、プロ初登板ということを考えれば素晴らしいの一言です。

1年目ながら二軍ではもうやることが無いので、あとは一軍の舞台でどのポジションに収まるか。

本当にそれだけです。

個人的には勝ちパターンの一角に収まってほしい気持ちはあります。

もしくはコントロールが良いので、大津投手のように2年目から先発転向も面白いかもしれません。

杉山一樹

杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。

全13球の内、ストライク10ボール3

印象としては「NEW杉山」です。

春季キャンプの最初の頃から杉山投手のイメージは良い意味でずっと変わりません

まさに今回の投球がNEW杉山を証明するのに分かりやすい登板だったと思います。

いきなり先頭のポランコ選手に自慢のストレートをセンターオーバーの二塁打にされた場面。

以前の杉山投手であれば、打たれたくないという気持ちが強すぎて、コースを狙いすぎて、四球を連発していました。

ただ今回は次の打者に対し3球連続で打たれたストレートを投げ込み追い込むと、最後はフォークで三振に打ち取りました。

特に2球目はど真ん中です。

ヒットを打たれた直後にアウトを取れたので、そこから落ち着き、結局三者連続三振でした。

真ん中に投げることを恐れないメンタルをNEW杉山は持っています。

岩井俊介

岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。

全9球の内、ストライク9ボール0

印象としては「澤柳投手に負けず劣らず」です。

澤柳投手が8球全球ストライクで三者凡退なら、岩井投手も9球全球ストライクで三者凡退。

こういうバチバチのチーム内競争は好きです。

オープン戦での登板は素晴らしかったものの、開幕すると自分の力が出せない投手が何人もいる中で、岩井投手にそんな心配は必要ありませんでした。

今回の投球で岩井投手を投げさせやすくなったのは確か。

勝ちパターンの一角として、中ロングとして、いろんな場面で起用されると思います。

野手

ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/4時点)

ようやく2024年型ホークス打線が実力を発揮してくれました。

特に4番山川穂高選手と5番近藤健介選手にチャンスで一本が出たのは非常に大きいです。

野球は結局、中軸がチャンスを活かせば勝てるようにできてます。

それだけでなく、下位打線の海野隆司選手や1番周東佑京選手でも得点できたので初回で試合が決まりました。

2番今宮健太選手は2試合連続の本塁打。

こういった試合はそんな何試合もできることではないと思いますが、1週間に1~2回やってもらえると、中継ぎをうまく回せるようになり、大型連勝が狙えます。

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