2024/4/2、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの一軍公式戦が行われました。
結果は2-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。
ホーム開幕戦に相応しい熱い試合になりました。
全体的な感想
ロッテは表ローテに種市投手&佐々木投手の2枚看板を入れていることから分かるように、ソフトバンクよりもオリックスに目を向けて戦っていることが分かります。
それでも西野勇士投手のような試合を作れる投手がカード頭にいることに層の厚さを感じさせます。
中継ぎで出てきた鈴木昭汰投手、国吉佑樹投手もしっかりとゼロで抑えたので最後まで分からない試合になりました。
ホークスが開幕3連戦で対戦したオリックスと共にロッテも隙の無いチームです。
またこの試合だけでなくパリーグの試合が全体的に接戦が多いです。
3/29~4/2の試合で4点差以上離れた試合が3/30西武対楽天戦の1試合だけ。
力が拮抗してます。
4/3から登場する5枚目以降の先発投手の質が鍵になってきそうです。
投手
大関友久
大関友久投手は7回無失点の投球でした。
全96球の内、ストライク67ボール29。
印象としては「熱い投球」です。
序盤は球が甘く入る場面があり、強い打球を飛ばされていましたが、味方のファインプレー連発に助けられ少ない球数で乗り切りました。
そして注目は7回表。
2本のヒットと味方のミスでピンチを広げたところで大関投手のギアが上がりました。
茶谷選手を外低めのストレートで見逃し三振。
中村選手を低めのスライダーでショートゴロ。
コントロールを一切間違えませんでした。
特に茶谷選手へのストレートはこれ以上ない最高の1球です。
味方のミスで大ピンチを作っても、自分の力で抑え込む。
大関投手に背番号47のパワーが宿ったでしょうか。
この熱い投球を1年間続けて欲しいです。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「甘い球は1球だけ」です。
球威制球共に抜群で打者に的を絞らせませんでした。
先頭打者の荻野選手に対する3球目のスライダーが甘くなり、良い当たりのファールを打たれたものの、甘い球はその1球だけ。
安心して見ていられました。
ただ松本投手は開幕4試合で既に3登板目。
シーズン序盤での連投は首脳陣としては控えたいところです。
4/3の試合は松本投手を起用せずに勝つことが求められるので、東浜投手と打線が頑張る試合にしてほしいです。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「いつも通り」です。
ソト選手、ポランコ選手、山口選手と長打力のある3選手との対戦になりましたが、2点差ということでテンポ良くストライクゾーンにストレート系の球を集めました。
先頭のソト選手を柳田選手のファインプレーで打ち取ったことでさらに楽になり、結局いつも通りの3者凡退です。
9回に「この投手が打たれたら仕方ない」という絶対的な守護神がいることは非常に大きいことです。
松本投手同様、オスナ投手も4/3はお休みが理想なので、たまには大差で勝つ試合を作りたいところです。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/2時点)
この試合での野手は「打」というよりも「守」で魅せました。
初回は周東佑京選手が広い守備範囲を活かし、ソト選手&ポランコ選手のセンター前に落ちそうなフライをランニングキャッチ。
3回は山川穂高選手が藤岡選手の鋭いライナーに反応しダイビングキャッチ。
近藤健介選手は4回に先頭打者ソト選手の打球にダイビングキャッチ、6回も大関投手が藤岡選手に粘られている中でファールボールをジャンピングキャッチ。
柳田悠岐選手は9回先頭のソト選手のファールボールをジャンピングキャッチ。
ファインプレーは当然ですが、投手の球数を減らしてくれます。
それによって大関投手が7回を96球で投げられたといっても過言ではありません。
ピンチで投げることになったであろう中継ぎ投手の負担を減らしたという意味でも大きなプレーでした。
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