2024/4/3、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの一軍公式戦が行われました。
結果は4-2でマリーンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。
ホークスが思い描いている展開とはなりませんでした。
全体的な感想
ホークスは開幕から4試合連続で3点差以内の僅差の試合で、特に松本裕樹投手とオスナ投手の負担が増えている状況。
この試合では彼らを出さない展開が理想でした。
具体的には大勝か大敗です。
ただそのどちらでもない接戦の好ゲームとなってしまったばかりに、登板せざるを得なくなりました。
8回表、藤井投手が大ピンチを作って抑える。
9回裏、サヨナラ勝ちはしないものの同点に追いつく。
本来は喜ぶべき場面ですが、明日以降のことを考えると不都合な結果という表現が正しいです。
2投手が登板して、試合にも負けたホークス。
4/4プロ初先発の大津亮介投手は松本裕樹投手とオスナ投手無しで頑張らなければなりません。
控えめに言って最悪です。
逆にマリーンズとしては、接戦の展開に持ち込み、松本裕樹投手とオスナ投手を起用させた上で勝てたので、これ以上ない勝利の形です。
終盤戦の中継ぎ勝負になると起用できる勝ちパターンが多いマリーンズに分があります。
あとは美馬学投手がどれだけ頑張れるかです。
投手
東浜巨
東浜巨投手は7回1失点の投球でした。
全86球の内、ストライク56ボール30。
印象としては「立ち上がりからうまく立て直した」です。
初回は低めの良いコースでストライクを取ってもらえず、そこからボールがバラつき始めました。
何とか無失点で凌ぎましたが27球を要しました。
しかしその後は立て直し、2回以降は10球前後で回を終わらせるテンポの良い投球を披露しました。
ソト選手に真ん中低めのストレートを本塁打にされましたが、そこまで気にしなくて良いと思います。
ストレートで押していく投球が2024年型の東浜投手なのに、その良さを消してしまうことになるからです。
球数がまだ7回で86球だったので、正直もう1イニング投げてもらいたい気持ちはありました。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全29球の内、ストライク17ボール12。
印象としては「点を取られそうな雰囲気しかなかった」です。
先頭打者の友杉選手に粘られ四球。
ピンチバンターの愛斗選手にも四球。
この時点で点を取られるパターンだなと思いました。
ただ、藤岡選手がバントした後の、怖い怖いソト選手&ポランコ選手を見事に連続三振で打ち取りました。
結果的にゼロで抑えたというだけで、藤井投手の状態は悪いです。
内容・結果共に本来の姿に戻るまで、もう少し楽な場面で投げさせたい気持ちはあります。
オスナ
オスナ投手は1回1失点の投球でした。
全19球の内、ストライク11ボール8。
印象としては「田村選手への四球がもったいない」です。
先頭の山口選手にヒットを許したものの、茶谷選手がバント失敗。
次の中村選手もレフトフライ。
あとは田村選手を抑えるだけです。
ただ、何を思ってか制球が安定せず四球を出してしまうと、代打角中選手にタイムリーを打たれました。
田村選手の打席で代打角中選手であれば、申告敬遠の可能性もあったでしょう。
ただその可能性を消したという意味で、マリーンズとしては非常に大きな四球でした。
ホークスとしては痛すぎます。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク8ボール1。
印象としては「最高の投球を継続」です。
開幕からプレッシャーのかかる場面を全て凌いできたので、今回も良いプレッシャーの中で素晴らしい投球を披露しました。
特に凄かったのがソト選手に対するアウトロー155キロ。
打てる球はありません。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク7ボール7。
印象としては「さすがのメンタル」です。
球種が少ないにもかかわらず、スライダーストレートを自信を持ってゾーンに投げ込んでいけるメンタル。
そして分かっていてもそのストレートで空振りが取れる。
これが津森投手の一番の強みです。
4/4は松本裕樹投手とオスナ投手をおそらく起用しないので、津森投手が8回9回の大事な場面で登板することになるでしょう。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回2失点の投球でした。
全25球の内、ストライク19ボール6。
印象としては「愛斗選手のヒットからおかしくなった」です。
丁寧に丁寧にコースに投げ込み、先頭打者の小川選手はしっかり打ち取りました。
ただ愛斗選手を簡単に追い込んだ後に、3球目のアウトコースギリギリのスライダーを拾われヒットにされると、そこからおかしくなりました。
正直、あのコースを打たれたらどうしようもありません。
1球でも内を突けていたらとか、もっと外す球にしたらとか、いろいろ考えてしまいますが全て結果論。
愛斗選手の打撃を褒めるべきです。
その後は制球が定まらず、ソト選手に対しては結果的に抑えたものの甘い球ばかり。
荻野選手が決勝点となるタイムリーを放ちましたが必然の結果です。
又吉投手はこの試合が2024年シーズン初登板。
まだ始まったばかりです。
実績のある投手なので、次はやり返してくれると思います。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/3時点)
「中軸選手任せた」という場面がこの試合で何度もありました。
その場面で一度でもチャンスを活かせていたらホークスは勝てていました。
ただこの中軸が打てなければ仕方ないと割り切っている部分はあると思うので、チームとしては納得していると思います。
4番山川穂高選手がいつ本領発揮するのかは注目ですし、4番山川選手に拘るのをやめるのがいつになるかも注目です。
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