2024/3/24、福岡ソフトバンクホークスvs広島東洋カープのオープン戦が行われました。
結果は3-0でカープが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の一軍打撃成績を18試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
岩井俊介
岩井俊介投手は3回2失点の投球でした。
全40球の内、ストライク30ボール10。
印象としては「テンポの良い投球」です。
岩井投手がオープン戦の最終戦で3回も投げたのは、シーズンでもこういう登板があるからです。
具体的には先発が打たれるかアクシデントによって早い回で降板した時の中ロング。
こういう時に投げる投手に一番求められることは、できるだけ長いイニングを消化すること。
正直、勝ち負け以上にそこが大事です。
勝ちパターンの投手を完全負けゲームの試合で登板させるのが一番勿体ないからです。
岩井投手がそのイメージで入ったのかは分かりませんが、打たれても逃げることなくどんどんストライクゾーンで勝負していました。
これから岩井投手が成長し、良い場面で投げることが増えると思いますが、まずは地道に実績を作り上げてほしいと思います。
澤柳亮太郎
澤柳亮太郎投手は2回無失点の投球でした。
全27球の内、ストライク18ボール9。
印象としては「ホークスじゃなかったら勝ちパターン」です。
前回登板の阪神戦でも内容は素晴らしかったです。
そして今回も回跨ぎで球威がそこまで落ちず打者6人パーフェクト投球。
二軍ではストレートを高めに投げとけば抑えられる。
全球種素晴らしいので、普通こんなピッチャーは開幕一軍、それも勝ちパターンです。
ホークスだからこんな贅沢にロングリリーフ要員としてブルペン待機させることができます。
考えずらいですが、ヘルナンデス投手や尾形崇斗投手がリハビリ組にいっていなかったら、開幕一軍の可能性すら無かったかもしれません。
シーズン開幕後に、澤柳投手の存在感が高まっていくことは容易に想像つきます。
最後はどのポジションに収まるでしょうか。
古川侑利
古川侑利投手は2回1失点の投球でした。
全31球の内、ストライク17ボール15。
印象としては「開幕一軍は厳しい」です。
支配下登録がかかるラストチャンスの登板が今回でしたが結果を残すことができませんでした。
自責点はゼロですが、四球死球で安定感に欠けました。
古川投手は今年29歳。
そんなにチャンスが与えられる年齢でもありません。
来シーズンもホークスでプレーするためには、夏までに二軍で突出した成績を残し、支配下選手になる必要があります。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク11ボール4。
印象としては「前回登板からうまく切り替えた」です。
前回登板の阪神戦ではアウトを1つも奪えず降板してしまいました。
普通だったらここで二軍に降格してます。
ただホークスの首脳陣がもう一度チャンスを与えました。
この采配がまず素晴らしいと思います。
そしてその期待に応えた中村投手。
今回は前回の反省を活かし、甘めでも初球はストライクを取り、カウント有利に投球を進めました。
今回の投球だけでいきなり支配下登録は考えにくいですが、二軍で良い投球を続け、一軍リリーフ陣が大ピンチの状況であればチャンスは十分にあります。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/24時点)
こちらがオープン戦・対外試合の3月全打撃成績です。
オープン戦の最終戦は打撃で目立った選手は特にいませんでした。
最近は打ちすぎていたので、たまにはこういうこともあります。
寧ろ主力の近藤選手、柳田選手、山川選手、ウォーカー選手に揃ってヒットが出なかったのが、良い意味で不気味な感じがします。
最近当たりが止まっていた川村選手には久しぶりのヒットが出て、守備でも古川投手を救うレフトからのバックホームがありました。
開幕に向けて準備は整いました。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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