2024年型ホークス一軍野手陣に足りない枠

ホークス考察
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プロ野球開幕まであと5日。

そろそろ開幕メンバーの全貌が各チーム見えてきました。

福岡ソフトバンクホークスは2015年以来のオープン戦優勝を飾り、調整時期とはいえチーム状況は非常に良いです。

ただそんな中でも野手陣で一つ気がかりなことがあります。

そこについて今回は掘り下げていきます。

ベンチメンバー

2024年型ホークス打線は爆発力という点において12球団最強です。

柳田悠岐選手近藤健介選手という2023年の軸2人に加え、FAで山川穂高選手、トレードでウォーカー選手を獲得。

2021年に21本塁打を放った栗原陵矢選手が完全復活を果たすと、もう手が付けられなくなります。

そんな中で以前、2024年型のベンチメンバーを私なりに考察してみました。(2023/12/29時点)

詳しくはこちらをご覧ください。

野球はスタメン9人だけで成立しますが、ベンチメンバー全員の力が集合することによってより大きな力を生みます。

上記事で述べたベンチメンバーの役割を2024/3/24時点で一軍に残っている選手に当てはめてみるとこうなります。

左の代打は中村晃選手で間違いなし。

内野守備固めは川瀬晃選手で間違いなし。

外野守備固め&代走は緒方理貢選手で間違いなし。

内外野守備固めは仲田慶介選手で間違いなし。

第二捕手は海野隆司選手で間違いなし。

捕手を三人体制にするなら谷川原健太選手で間違いなし。

捕手二人体制なら川村友斗選手三森大貴選手に控えからレギュラーを狙わせるという作戦もある。

二軍で圧倒的な打撃を見せている柳町達選手がベンチ入りする可能性もある。

こう考えた時に右の代打がいません

長谷川威展投手みたいな変則左サイドが出てきたときに、左打者は不利とは言いませんが、ボールの出所が見にくいのは確かです。

勝負所で一本打てる勝負強い右打者がいればホークスの野手はより完璧に近づきます

だからオープン戦では打撃で結果が残らなくても右打者を使い続ける場面がありました。

右打者がうまくハマらなかったので、左打者で固めるしかありません。

候補選手

ウエスタンリーグ(二軍)で結果を残しているホークス選手の中で右の代打に収まる可能性がある選手を4名挙げてみました。(成績は2024/3/23時点)

ここにリチャード選手の名前が無いのが少し寂しいです。

これから上げてくれると思っていますが。

野村大樹

打撃の面で一番結果を残しているのが野村大樹選手

春季キャンプではB組スタート

一度もA組に呼ばれることなく、それでもひたむきにプレーを続けてきました。

昨年の課題は長打力

2023年度の二軍本塁打数はゼロでした。

「勝負強さ」を売りにしているものの、勝負強さの部分でも良い所を出せませんでした。

ただ、今年は7試合出場で既に1本塁打

二塁打も2本と長打をしっかり放っています。

また、野村選手の守備は格段に向上しています

内野の送球が少々悪くても野村選手がファーストだったら捕球してくれるんじゃないかという安心感がありますし、鋭い打球への反応もそこからの送球も良いです。

必ず一軍昇格のチャンスはあります。

佐藤直樹

俊足強肩の外野手、佐藤直樹選手

彼は打撃だけでなく4試合で3盗塁と足でもアピールしています。

もし彼が右の代打に収まるようなことがあれば、それだけでなく代走&守備固めとしても重宝します。

即ち、控えの中で替えの利かない存在になります。

もちろんレギュラーの可能性も生まれます。

正木智也

オープン戦では結果を残せなかった正木智也選手

二軍では切り替えて結果を残しています。

正木選手のプロ一年目は、最初結果を残せず二軍へ行ったものの、また一軍で活躍できる「何か」を見つけ、シーズン途中から「対左投手」に強さを発揮した過去があります。

支配下で右の外野手は現在、彼とウォーカー選手しかいません

よって、これからその「何か」を掴めば、またすぐにチャンスは訪れます。

吉田賢吾

打てる捕手、吉田賢吾選手

3月21日くふうハヤテ戦では、6打数5安打7打点の大暴れで一気に打撃成績を向上させました。

彼が右の代打に収まれば捕手枠も1つ埋まることになります。

ホークスのスタメンの中で代打が出されるとするなら甲斐拓也選手や調子が落ちてきた周東佑京選手ぐらいだと思うので、甲斐選手への代打でそのまま守備に就くことも十分考えられます。

そうなった時に、控えの枠に余裕が生まれます。

将来的に城島健司捕手のような打てる捕手を目指すのであれば、まずはその枠を狙いに行くべきです。

幸せな悩み

通常はスタメンの選手を誰にしようか悩みます。

2024年型ホークスに関してはその必要はありません。

もちろん怪我や不調もあるとは思いますが。

そういった点で考えると、今回の悩みは「幸せな悩み」ではないかと思います。

レギュラーシーズンが終了するまで、代打をどうしようか守備固めをどうしようかと悩み続けたいものです。

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