2024/3/17、福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズのウエスタンリーグ公式戦が行われました。
結果は7-6でホークスの勝利です。
今回もこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、目立った選手・頑張ってほしい選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
大山凌
大山凌投手は5回4失点の投球でした。
全85球の内、ストライク51ボール34。
印象としては「2回を除くとナイスピッチング」です。
雨が降る難しいコンディションの中、プロ初先発のマウンドに上がった大山投手。
初回はストレートの走りが良く、三者凡退の最高の立ち上がりを見せました。
ただ、2回の先頭ビシエド選手に高めのストレートをレフトへの二塁打、次の上林選手も高めのストレートをヒットにされ雲行きが怪しくなります。
特に上林選手のヒットに関しては、牧原捕手の構えたところにしっかり投げきってのヒットです。
初回よりも球威が落ちているという部分と、甘い球を確実に仕留める一軍経験者の打撃技術が重なってしまいました。
球が走っていないと悟り、3回以降は低めの意識を徹底。
それでしっかり修正できるのが凄いです。
3回はビシエド選手と上林選手に甘い球を1球ずつ投げてしまったものの、4回5回は甘めに浮いてくる球が1球もありませんでした。
この低めの意識を持ち続ければ、大崩れはしないと思います。
また、今日のコンディションでは強い球を投げ続けることができなかっただけで、本来は高めのストレートでも押せる投手です。
晴れた良い天気の中で、次回は快投に期待です。
木村光
木村光投手は3回2失点の投球でした。
全44球の内、ストライク28ボール16。
印象としては「対先頭打者に課題」です。
先頭打者を出した6回と8回にどちらも失点。
その先頭打者に対する投球を振り返ると、6回と8回のどちらも初球をボール球で入ってます。
つまり、打者有利のカウントにさせてます。
打者有利の中で2球目はストライクを取りにいく真ん中のストレート。
この日ストレートをしっかり捉えているビシエド選手と上林選手なので、そんな球は当然簡単に打たれます。
それだったら初球に思いきり真ん中に投げ込む方が良いです。
先日、開幕ローテーション確実の大関投手が先頭打者を確実に抑える投球を披露しましたが、大関投手も初球は真ん中でストライクを取ってました。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク9ボール3。
印象としては「樋口選手に助けてもらった」です。
制球力に課題があるフェリックス投手。
この登板でも、四球を出しかけた場面がありました。
先頭打者の樋口選手に対してです。
2ボール1ストライクからの4球目。
低めに投げたボールゾーンのストレートを樋口選手が空振りしてくれました。
もしこの球を樋口選手に見送られていたら、おそらく四球を出していたでしょう。
ただボール玉のストレートでも空振りしてくれることが分かったので、楽な気持ちで投球することができるようになりました。
次の打者、その次の打者に対しては変化球でもストライクが取れ、安定感抜群の投球を披露しました。
ストライク先行の投球ができれば、抑えるのは簡単です。
今年の杉山投手のように、打たれても真ん中に投げ続けるメンタルを身につければ一軍で勝負できます。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。
柳町達選手が4安打2打点、佐藤直樹選手が3安打3打点、勝連大稀選手が2安打1打点と大きくアピールしました。
柳町選手はようやく本領発揮し始めたなという印象です。
開幕センターは周東選手か!川村選手か!緒方選手か!と一軍は盛り上がっていますが、大事なのはシーズンが終わった時にどれだけの数字を残せたか。
結局、20代の外野手で一番活躍したのは柳町選手だったなとなるのがいつものパターンです。
彼の存在感は日に日に大きくなります。
佐藤選手は貴重な右の外野手として育成選手ながらかなり良い立ち位置にいます。
ライバルの正木選手が打撃不調で苦しんでいる今が大チャンスです。
正木選手が持っていない守備力と走力は持っているのであとは打ちまくるしかありません。
勝連選手も20代前半の若手ショートが出てきていない状況なのでかなりチャンスです。
今年若手ショートが台頭しなければ、宗山争奪戦に参戦するのはほぼ確実なので、是非チャンスを活かして打ちまくってもらいたいです。
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