今回はホークスのレジェンド、和田毅投手に関する記事です。
少々ネガティブな内容となっておりますので、和田毅投手のファンはご覧にならないことをお勧めします。
タイトルが「和田毅投手がバリバリ投げてるうちは優勝できない3つの理由」なので、うっすらネガティブな内容だとは分かると思います。
ホークスのレジェンド
和田投手はホークスのレジェンド投手です。
斉藤、杉内、和田、新垣の先発4本柱の頃からホークスのエース。
年齢を重ねた今でも任されたイニングを全うしています。
和田投手の一番の強みは安定感です。
シーズン防御率でどんなに悪くても5点台になったことがありません。
これが42歳になっても信頼される証です。
また、年齢を重ねると投手は球速が落ちる為、打たせて取る投球にシフトチェンジする傾向があります。
しかし、和田投手にはそれがありません。
少しは球種を増やしたり変化をさせていますが、球速は寧ろ上がってます。
2022年5月29日には自己最速の149キロを記録。
今も本格派の先発投手です。
シーズン100イニング達成
和田投手は2023年度、2016年以来のシーズン100イニングを達成しました。
これがいかにまずい数字ということが分かるでしょうか。
和田投手は42歳ということもあり、基本的に毎週同じ曜日に投げることはしませんでした。
シーズン終盤は中6日が続きましたが。
1試合の投球の目安は80球、イニングは5回まで。
当然、物理的にQS率は15.0%と低い値になります。
5回までしか投げない先発投手が100イニングを達成するためには、20登板必要です。
和田投手はその通り20先発登板し、足りないイニングを中継ぎ登板で補いました。
20先発登板はチームで2番目に多い数字です。
42歳の5回までしか投げない先発投手、間隔を空けながら登板した先発投手がチームで2番目。
相当まずい先発状況だったことが窺えます。
優勝できない理由
これから本題に入ります。
和田毅投手がバリバリ投げてるうちは優勝できない3つの理由がこちら。
ベテラン投手が居座れるチーム
ベテラン投手がいつまでも居座れるチームははっきり言って弱いです。
ヤクルトを見てください。
石川雅規投手が2024年度も現役続行を明言しましたが、ヤクルトにとってこんなに喜ばしくないことはありません。
長く現役を続けられている石川投手は本当に素晴らしいです。
問題は他の投手陣です。
「長い回を投げられなくても良いからそれでも投げてほしい。」
球団フロントにそう思わせているということです。
もし、西武や巨人、中日、オリックスに石川投手がいたとしたら、こんなに長く現役を続けることはできていないと思います。
長く現役を続けられる選手は素晴らしいですが、長く続けられているということは他の要素も間違いなく絡んでいるということです。
高い壁であり続けてほしい
ベテラン投手がいつまでも居座れるチームは弱いですが、ベテラン投手が高い壁として先頭に立つチームは強いです。
話が矛盾しているのは自覚してます。
和田投手は5回までしか投げませんが、5回はほぼ完璧に抑えます。
よって、和田投手の枠を勝ち取るためには6回を投げ、試合を作る必要があります。
それでいいです。
先発が6回投げ切るのは、正直ホークス以外のチームだと当たり前です。
ただ若返るだけでは、本当の意味で世代交代とは言えません。
和田投手はこれからも若手にとって高い壁であり続け、若手投手はその壁を乗り越えるように精進する。
その結果として、世代交代を図れたならば優勝にかなり近づいているでしょう。
そういった意味で「和田毅投手がバリバリ投げてるうちは優勝できない」という過激な発言に至りました。
中堅の意地が見たい
タイトルにあえて和田投手の名前を挙げたのは、その他の投手に発奮してもらいたいという意味合いも含みます。
和田投手は2024年2月で43歳。
それでも和田投手に成績の部分で勝てた投手は何人いたでしょうか。
実力の世界なので致し方ない部分はありますが、このままでは来年も和田投手より10歳以上も若い選手が先にホークスを退団することになります。
和田投手が凄いとはいっても、さすがに43歳の投手には勝ってほしいのが本音です。
最低でも7回まで投げれる最強先発投手陣を形成し、安心して和田投手を送り出してほしいです。
和田投手が最低でも7回投げられるようになったらそれはそれで最高です。
コメント