今回はホークスの2023年度ドラフト1位予想を行っていきます。
私うえでぃーが、高校生,大学生,社会人,独立リーグのドラフト候補選手の成績と映像をプロスカウトになったつもりで確認してきました。
プロスカウトになったつもりなので当然自信はあります。
それも1位を当てるだけですから。
ただ、毎年のようにドラフトに命を懸けてるスポーツライターさんでも毎年のように外していますし、プロスカウトさんの目も節穴だったりします。
イチロー選手ドラフト4位,山本由伸投手ドラフト4位,千賀滉大投手育成4位…etc
だから純粋に楽しんでいただけたら幸いです。
ドラフト1位は野手か投手か?
ホークスのドラフト1位は先発投手、それも左投手です。
詳しくはこちらをご覧ください。
高校BIG3に注目が集まりますが、あくまでも左投手に絞って探していきます。
高校生注目ドラフト1位候補
ドラフト1位候補を高校生、大学生、社会人・独立リーグに分類しました。
まずは高校生です。
候補を4人に絞らせてもらいました。
前田 悠伍(大阪桐蔭)
どこのどんな媒体を見てもドラフト1位は固いだろうと言われているのが、大阪桐蔭高校の前田悠伍投手です。
高校生でありながら高校生らしからぬクレバーな投球が持ち味です。
高校日本代表でも左のエースとして奮闘した前田投手。
今大会の登板結果がこちら。
8/28大学日本代表戦
2回,被安打3,奪三振3,無四球無失点
9/3アメリカ代表戦
5.2回,被安打4,奪三振8,無四球無失点
9/7韓国代表戦
4回,被安打1,奪三振1,無四球無失点
9/10チャイニーズ・タイペイ戦
7回,被安打4,奪三振5,四球2,失点1
チェンジアップ、カーブ、スライダーと多彩な変化球を投げ分けるのもそうですが、
何よりコントロールが良いというのが最大の強みです。
ストレートの球速帯は137~147キロ。
現時点ではプロの投手の中だと、技巧派投手として扱われると思います。
ただ、コントロールの良い投手の140キロとコントロールの悪い投手の150キロでは前者の方が速いです。
なぜなら、コントロールの良い投手は変化球でストライクが取れる為、打者に的を絞らせないからです。
逆にコントロールの悪い投手は勝手にボールカウントが進み、打者がストレートを張れる環境が整います。
前田投手がコントロールの良さを維持したまま球速帯が上がってくると、オリックス宮城投手のように手が付けられなくなるかもしれません。
武田 陸玖(山形中央)
山形中央高校の武田陸玖投手にはロマンがあります。
なぜなら
二刀流ができるかもしれない選手だからです。
打者としては高校通算打率5割のアベレージヒッター、投手としてはスリークォーターから最速149キロの直球を投げ込む本格派左腕です。
高校日本代表では4番打者とリリーフ投手を務めます。
今大会での成績がこちら。
8/28大学日本代表戦
(野手)3打数1安打
9/1スペイン代表戦
(投手)2回,被安打1,奪三振2,四球1,無失点
9/2パナマ代表戦
(投手)3打数0安打1犠打
9/4ベネズエラ代表戦
(投手)2回,被安打0,奪三振3,無四球無失点
9/6韓国代表戦
(投手)1.1回,被安打1,奪三振3,四球1,無失点
9/8プエルトリコ代表戦
(野手)3打数2安打2打点1三振
9/9チャイニーズ・タイペイ代表戦
(野手)3打数1安打1打点
9/10チャイニーズ・タイペイ代表戦
(野手)2打数1安打1犠打
大谷選手のように投げながら打つことはしていませんが、代表の舞台で二刀流は凄いの一言です。
今大会のストレートの球速帯は139~149キロ。
球速の安定が課題ではありますが、149キロの出力は素晴らしいです。
ただ現時点での投手としての完成度で見ると、前田投手に軍配が上がります。
東松 快征(享栄)
享栄高校の東松快征投手は重そうな直球が持ち味の投手です。
最高球速は調べた限り、高校生では仙台育英高校の湯田投手に次いで第2位の152キロです。
ストレートでゴリゴリ押していくパワーピッチャーながら、コントロールの悪さが際立つ投手ではありません。
普通に行けばドラフト1位は間違いないですが、高校最後の登板で1.2回を7失点の大乱調をしてしまったのがプロスカウトの目にどう留まるかが気になります。
東松投手は前田投手をライバル視しており、プロに入ってからもその関係性は継続しそうです。
杉山 遙希(横浜)
横浜高校の杉山遙希投手は抜群のコントロールが持ち味です。
公式戦で1試合5つ以上の四死球を出した試合は、高校最後の登板となった慶応高校戦の1試合だけです(5つ)。
最速は147キロで、年々球速は上がってきています。
この調子で成長してくれば間違いなく素晴らしい先発投手になるでしょう。
杉山投手も前田投手をライバル視しています。
同世代で競い合える存在がいることは良いことですね。
大学生注目ドラフト1位候補
続いて大学生の注目左腕を見ていきます。
候補はたくさんいましたが、先発投手ということで2人に絞りました。
細野 晴希(東洋)
東洋大学の細野晴希投手は最速158キロの剛速球が魅力の投手です。
以前はホークスにも最速160キロの左投手が在籍していましたが、窃盗で退団してしまいました。
彼の残像を追い求めて獲得に動く可能性は十分あります。
高校日本代表との試合では一人だけ球が明らかに違いました。
140キロ台のストレートは一球だけであとは全て150キロ以上。
ストレートの球速帯は148~158キロ,平均153.5キロ。
先発になると少し球速が落ちると考えても、それでも速いです。
彼の投げる球は凄いですが、課題もあります。
ずばりコントロールです。
大学成績を見ると、平均して1試合に5個は四球を出します。
選球眼の良いプロの選手が打席に立った時、この数字がどうなるかは想像がつきます。
だから、私個人的には先発よりも1イニング全力の方が向いているのではないかと思います。
武内 夏暉(國學院)
國學院大學の武内夏暉投手は総合力が優れている投手です。
高校日本代表との試合では自身最速を更新する153キロを記録しました。
また、スピードだけでなく、大学成績を見ると四死球率は2程度に抑えられており、先発適正も高めです。
オリックス山﨑福也投手のようにリラックスした中でスッとボールが放たれるイメージです。
武内投手の出身は福岡県北九州市折尾。
即戦力投手を喉から手が出るほどほしいホークスにとってこれほどぴったりな投手は見つかりません。
社会人・独立リーグ注目ドラフト1位候補
最後に社会人・独立リーグの選手の中から注目選手を紹介します。
藤田 淳平(徳島インディゴソックス)
独立リーグ,徳島インディゴソックスの藤田淳平投手は即戦力候補です。
2000年05月14日の23歳。
生海選手や木村光投手と同級生です。
大学時代は2021年春にMVPを獲得するなど抜群の成績を残していました。
しかし、この投手がプロスカウトの目に留まらなかった理由は次の二つです。
- 球速が今一つ
- 被打率と奪三振率が同じくらい
打者をねじ伏せる投球が求められていました。
今年自己最速の148キロを記録。
さらに今年の成績は奪三振率10.35,被打率6.60,四死球率3.00。
独立リーガーだけでなく、ホークス3軍選手に対しても安定した投球を披露しました。
ホークス3軍戦では15回を投げ3失点,防御率1.80の好成績です。
どこかで指名があっておかしくない投手です。
個人的予想
かなり悩みました。
悩みましたが決めました。
ホークスのドラフト1位は
武田陸玖投手です。
投げては左のエース候補、打っては4番候補。
この選手をスルーするのは非常にもったいないと思いました。
彼の打撃は吉田正尚選手を彷彿とさせます。
ホークスは投手も野手も高齢化が目立ち、特に左投手と若手外野手が少ないです。
彼がチームに加わることで投打どちらにも良い刺激をもたらしてくれます。
ホークスには彼の高校の先輩、村上舜投手がいるので山形中央コンビで頑張ってもらいたいです。
単独で彼を獲得できれば最高ですが、競合してくじを外してしまった場合も考えます。
前田投手、武内投手は1回目の入札で選ばれていると思いますが、東松投手、細野投手は残っている可能性が高いと予想します。
2024年オフに契約が切れるモイネロ投手の後釜として細野投手を指名できれば非常にラッキーです。
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