2024年のホークスは新監督新体制で、世代交代を図るシーズンになるかと思います。
そんな2024年シーズンのシン・ホークス打線を今のうちに考えておきます。
それでは見ていきましょう。
柳田悠岐、近藤健介は固定
柳田選手は2023年オフに引退が可能になりますが、引退しないと仮定します。
そうなると、今年の得点源である
柳田選手と近藤選手は外せません。
近藤選手は今が全盛期なので、
怪我さえなければクリーンナップに固定。
柳田選手は来年36歳のシーズンになるので、
休ませつつ起用できたら最高です。
栗原陵矢を中心に
現打線は柳田選手、近藤選手の後ろを打つ打者が定まっていません。
ここが定まることによって、得点力はかなり上がります。
走者が溜まったところを一発で一気に走者を還す打者が誰になるのかは誰もが気になるところ。
新外国人でもいいですが、私は栗原選手にその役割を求めたいです。
今年は怪我明けで、サード初挑戦で、全試合出場していたところまた怪我してといった大変なシーズンを送りました。
総合すると、今年に関しては満点に近い成績だったのではないでしょうか。
ただ、来年もまた今年と同じ成績ではいけません。
「自分次第で勝敗が決まる」
そのくらいの責任感を持ってほしい選手です。
ずっとずっとずっと柳田選手におんぶにだっこの打線で、新しく打線の軸になった選手もFAでやってきた近藤選手。
この現実と向き合わないと
ホークスの未来はありません。
2023年度は近藤選手が本塁打王,打点王や最高出塁率、あらゆるタイトルを取りましたが、2024年度は栗原選手が打点王を取ってください。
井上朋也ブレイク
2023年は二軍で結果を残すシーズンだった井上選手が、プロ4年目の2024年に一軍でブレイクを果たすと予想します。
サードを栗原選手から奪い取るのもよし、ファーストを中村晃選手から掴み取るのもよしです。
特に年々打撃成績が落ちている中村選手からポジションを奪えないようだと、来年はさらに優勝争いから遠のきます。
オリックスの紅林選手を想像してください。
彼の1年目は二軍で打率.220,OPS.550でした。
2年目は一軍で打率.228,OPS.603、3年目は一軍で打率.224,OPS.593。
そして4年目の今年,遂に覚醒し、
一軍で打率.275,OPS.695(2023年度)です。
たとえ結果が残らなくても使い続けた結果が、今に繋がっています。
井上選手の1年目は二軍で打率.246,OPS.702。
2年目は怪我で出場機会が少なく二軍で打率.205.OPS.603。
3年目となった今季は二軍で打率.253,OPS.736(2023年度)。
2023年はようやく一軍初出場も果たし、41打席で打率.263,OPS.712
この選手が未だ一軍の主力になっていないという事実が未だに信じられません。
2023年は二軍で結果を残すシーズンと知らされた時は絶望しました。
本来ならば2年目の頭から一軍で使い続けなければいけなかった選手です。
井上選手に来年一軍で最低限求めたい数字は、
100試合出場,打率.250,本塁打10本,OPS.700です。
三森、野村勇の二遊間
三森選手、野村勇選手は誰もがレギュラーと言えるような成績を残してほしいです。
ホークスの二遊間の選手で夢がある選手は現時点でこの二人ぐらいしかいません。
ドラフトで即戦力の二遊間野手を獲得したり、オリックスを戦力外となった園部選手を獲得したりと考えられる部分はありますが現時点ではホークスのレギュラー筆頭選手です。
三森選手は通算出塁率が3割に届かず、
打率と出塁率がほぼ一緒の選手です。
足が速く、一番打者に起用したい気持ちも分かりますが、通算の出塁率が3割に満たない選手なので残念ながら一番は向いていません。
ただ、チャンスに強く通算得点圏打率.287(2023年度終了時点)という個性があるので、
個人的には9番辺りで伸び伸び打たせるか、チャンスで回る5~7番で起用してみたいです。
野村勇選手は長打力とスピードを兼ね備えた令和最強ショートストップになれる逸材です。
ただ、今年27歳、来年28歳ということで若手というよりベテランに近い中堅です。
だから、いち早くレギュラーを掴んでほしいところです。
ルーキーイヤーの昨年は少ない打席数で10本塁打10盗塁を達成し、今年はさらに出場試合数が増えるかと思いきや、逆に出場試合数を減らしました。
2023年度の二軍成績は打率.419,出塁率.490,長打率.535,OPS1.025ととんでもないです。
来年はMVP級の働きを期待したい選手に間違いありません。
柳田選手がトリプルスリーを達成したのは3番に固定された2015年(柳田選手は当時27歳)。
野村勇選手がトリプルスリーを達成すると仮定するなら3番に固定してみたい気持ちはあります。
三森選手が来年一軍で1番固定されるためには
打率3割,出塁率.350、
野村勇選手が来年一軍で3番固定されるためには
打率.250,本塁打30,打点70,出塁率.350,長打率.500,OPS.850ほしいです。
捕手は甲斐選手を聖域化しない
捕手は打てなくても守れればいいという人と、捕手も打てなければならないという人は両方存在します。
私の個人的な考えは「チーム事情による」です。
リード,ブロッキング,キャッチング,スローイング,バッティング,プラスα。
これらのバランスで正捕手は決まります。
甲斐選手が特に優れている点は、
ブロッキングとスローイング。
その他の部分は評価されていたりいなかったりで絶対的なものはありません。
スローイングに関しては全盛期より落ちています。
全盛期が凄すぎただけですが。
だからホークスの他の捕手は甲斐選手とブロッキング,スローイングで勝負するのではなく、他の部分で勝負すべきだと思います。
ホークスには捕手が打たなくても勝てる時代がありましたが、今はそうではありません。
打てる捕手は喉から手が出るほど欲しい状況です。
2023年度,二軍で打率.310を残した吉田選手。
三軍四軍で20本の本塁打を放った石塚選手。
三軍四軍で11本の本塁打を放った牧原巧汰選手。
2022年度は一軍で爪痕を残した渡邉陸選手。
打で特徴のある選手に絞ってもこれだけいます。
先ほどの井上選手同様、起用してみないと活躍するかは分かりません。
ただFAでオリックス若月選手を獲得すれば、最優先捕手は若月選手になります。
2023年度一軍成績比較
甲斐拓也 打席数420,打率.202,出塁率.269,長打率.333,OPS.602,失策5
嶺井博希 打席数39,打率.206,出塁率.222,長打率.441,OPS.663,失策3
谷川原健太 打席数46,打率.233,出塁率.283,長打率.256,OPS.538,失策0
若月健矢 打席数318,打率.255,出塁率.295,長打率.374,OPS.669,失策2
<追記>
若月選手のオリックス残留が確定しました。
センター川村友斗、ライト柳町達
今年の数字を見る限り、外野レギュラーの筆頭は川村選手と柳町選手になるかと思います。
川村選手は今年のオープン戦で唯一若手野手でアピールしたのにも関わらず、支配下登録されませんでした。
その悔しさをしっかり結果で示してくれています。
2023年度の二軍成績は打率.260,出塁率.332,長打率.492,OPS.823です。
柳町選手は昨年一軍でレギュラーを獲得したかに思えましたが、そうではありませんでした。
しかし、徐々に一軍出場試合数を伸ばし、
2023年度は打率.257,出塁率.375,長打率.322,OPS.696,得点圏打率.293の成績を残しました。
川村選手は2桁本塁打、柳町選手は打率3割,出塁率4割を期待したいところです。
正直に言えば、柳町選手の数字には長打力に物足りない部分はあります。
ドラフトで即戦力外野手を獲得し、柳町選手を代打の切り札に持っていくことが本当の意味での理想です。
私が勝手に考えてる即戦力外野手はこちらから。
今回名前を挙げた選手でスタメンを組むと…
今回名前を挙げた選手でスタメンを組むとこうなります。
捕手には渡邉陸選手を入れてます。
今回はこの9人を私の中での
「2024年型ホークス打線予想」とします。
ただ本音としては、春キャンプ,オープン戦を経て、今はまだ名前すら挙がらないニューフェイスの登場を期待してます。
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