4/12ホークス対ライオンズの一軍公式戦を見て思ったこと

ホークス考察
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2024/4/12、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。

結果は2-1ホークスが勝ちました。

今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。

中村晃選手の1打席に懸ける思いがひしひしと伝わってきました。

全体的な感想

この試合を振り返って改めて思うのが、西武投手陣の強さです。

この試合で投げた今井達也投手、甲斐野央投手、佐藤隼輔投手。

全員が150キロオーバーの速球を投げます。

そんな投手達から得点を奪うのは非常に難しく、ホークスの得点は2点のみ

東浜投手の好投に救われた形です。

この試合だけに留まらず、西武の先発投手からは1年を通してなかなか得点を奪えないでしょう。

そうなった時に、ホークスが勝つ方法は今回のように先発が試合を作り中継ぎ勝負に持ち込むこと

シンプルですがこれしかありません。

4/13の試合は松本裕樹投手オスナ投手3連投になってしまい起用できないので、モイネロ投手の負担はかなり大きくなります。

好投手の隅田知一郎投手との投げ合いを制すことはもちろん、完投も視野に投げていく必要があります。

4/14の試合は西武のエース高橋光成投手の先発が予想されている状況。

カード頭を取ったからといってカード勝ち越しは全く安心できません。

投手

東浜巨

東浜巨投手は7回1失点の投球でした。

全107球の内、ストライク65ボール42

印象としては「よく踏ん張った!!!」です。

6回までに出した走者は中村剛也選手に与えた四球のみの完璧な内容。

ただその間に味方がチャンスを作るもそれを得点に繋げられない嫌な展開が続きました。

そんな中で7回裏のライオンズの最初のチャンスをものにされ、なおも2死満塁のピンチ

四球はダメ、ヒットはもちろんダメという場面で3ボール1ストライク

100球を超えて一番疲れがたまっている時に最大の試練です。

そこからもう一つギアを上げ、最後は高めに抜けたスライダーで空振り三振

本当はその1球前の外角低めの完璧なスライダーで打ち取りたかったはずですが、その球を古賀選手にバットに当てられたことで投げる球が無くなってました。

執念が生んだ三振です。

松本裕樹

松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。

全13球の内、ストライク9ボール4

印象としては「松本無双」です。

8試合連続で無失点登板

この無双はいつまで続くのでしょうか。

松本投手の凄い所はピンチにならないと本気で投げない所

エラーが1イニングに2つも出て、本気を出さないと抑えられない時は、150キロ台中盤のストレートでどんどん押していき何が何でも抑えるという鬼気迫る投球。

今回はピンチを作らせなかったので、150キロ台のストレートはコルデロ選手に対する1球だけ

1点差なのでもっとガンガン押していく投球かと思いきや、多彩な変化球を用いて緩急をつけて抑えてしまいます。

松本投手は今やホークスの中継ぎエースとして外せない投手ではありますが、今の投球を見ている限り、先発としても輝けるんだろうなぁと思います。

オスナ

オスナ投手は1回無失点の投球でした。

全5球の内、ストライク4ボール1

印象としては「何も心配は要らなかった」です。

今年は3点差や同点の場面で、オスナ投手らしからぬ四球や甘い球を外野の最深部まで運ばれる場面が数多く見られていたので、少しは心配して見ていました。

オープン戦からそんな感じだったので、そう思うのも仕方ありません。

ただ、今回の1点差の痺れる展開でオスナ投手が本領発揮しました。

球威・制球抜群

外角低めの厳しいコースに、あんな正確に強い球を投げ込まれたら打たれるわけがありません。

ようやく安心したというか、少しでも心配していた自分が馬鹿馬鹿しいです。

野手

ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/12時点)

この試合の注目野手は何といっても今季初スタメンの中村晃選手でしょう。

結果は3打数1安打1打点1四球。

結果以上に内容が素晴らしかったです。

10年前にレギュラーを取りに行っていた時の、あのギラギラした目つき。

あの頃の最高な中村晃選手が戻ってきたイメージです。

特に何が素晴らしかったかというと、チャンスでは初球から積極的に打ちにいくのに対し、そうでない場面は初球を見逃し球数を投げさせていたことです。

そんなのは普通の中村晃選手ではないかと思われるかもしれません。

ただ、そんなこともないんです

近年はレギュラー当たり前という環境の中で、簡単に初球に手を出してポップフライを打ち上げる場面が数多く見受けられました。

最多安打のタイトルを獲得したり、3年連続で打率3割を達成した時とは違います。

「中村晃選手はファーストストライクを見逃す」

こんな当たり前のことが当たり前ではなくなっていくことに悲しさを覚えていたファンも多いのではないでしょうか。

私がその1人です。

先発投手は初球ヒットを打たれるよりも、粘られて四球をもぎ取られる方が絶対に嫌です。

長いイニングを投げられなくなるので。

また1からレギュラーポジションを掴みにいく17年目のベテランに目が離せません。

中村晃選手がギラギラした目つきに戻る前に書いた記事がこちら。

やはり常に競争意識を持たせることはチーム力を向上させる上で非常に重要です。

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