2024/9/22、福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍公式戦が行われました。
結果は11-5でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
遂に優勝マジック1。
長いようで長かった優勝の光景がもう目の前まで来ています。
あとはいつ決めるか、それだけです。
9/23の先発はホークスが石川投手、バファローズが才木投手。
今日決めてくれるでしょう。
投手
大津亮介
大津亮介投手は4.2回3失点の投球でした。
全103球の内、ストライク70ボール33。
印象としては「チェンジアップが効かない」です。
前回登板と今回の登板を見比べた時に、明らかに違ったのはファールで粘られたこと。
前回は少ない球数で打ち取ることが出来ていたのに、今回は追い込んでからの決め球に苦しみました。
全ての球に対応されて投げ辛かったと思います。
唯一チェンジアップが効いていたのが渡邊佳明選手。
もし1番から9番まで渡邊選手だったのであれば、前回のような快投になったかもしれません。
チェンジアップが効いていないのに、効いていた時のような大胆な投球をしてしまうと打者は当然捉えてきます。
球のキレが悪い時は、よりコースを徹底した投球が求められます。
岩井俊介
岩井俊介投手は0.1回無失点の投球でした。
全5球の内、ストライク4ボール1。
印象としては「プロ初勝利」です。
外角のストレートを3球続けて、4球目は外から逃がすスライダー、5球目は低めに落とすフォーク。
完璧な配球です。
岩井投手は今回だけでなく、いつも丁寧な投球が目立ちます。
150キロ以上のストレートを投げられる投手は、10年前であればもっと制球はアバウトで球の力で押す投球が目立っていました。
ただ現在は150キロ以上を投げる投手の数が増え、岩井投手のようにその球をしっかりコースに制球できる投手が増えました。
だから投高打低の時代に突入してます。
岩井投手は今のポジションに収まる器ではありません。
来季は先発に挑戦してもらいたいです。
四死球で崩れる投手ではないということは証明済みなので、普通にハマると思います。
木村光
木村光投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク10ボール4。
印象としては「日に日に増す存在感」です。
二軍で投げていた木村投手と一軍で投げていた木村投手。
別人とまではいかないものの、投球の質が全然違います。
8/6に実戦復帰してからは、ストレートの質が良かったのは間違いないですが、変化球の精度がイマイチでした。
ストレートで追い込んでも、スプリットが真ん中に浮いて捉えられる場面を何度も見ました。
ただ、一軍に上がるとスプリットの精度が一級品です。
今回は投げませんでしたがカーブも打者のタイミングを外すのに効果的です。
彼がどこまで評価を上げるのか。
今後の登板が楽しみです。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「154キロ」です。
オスナ投手がオスナ投手らしくなってきました。
今回の最速154キロストレートで4番浅村選手を空振り三振。
2ボールという打者完全有利カウントで、3番辰己選手が仕留めきれない真ん中のストレート。
状態は確実に上がってきてます。
戦線離脱するまでの今季のオスナ投手は球の切れがイマイチというか、スピードは出ていたものの打者の反応が悪かったです。
真ん中に投げ込んだら簡単に弾き返され、決めたと思った球でもファールで粘られる場面が目立ちました。
復帰後のオスナ投手にはそんな投球が見られないので、期待してもいいのではないでしょうか。
守護神復活の時は近いです。
大山凌
大山凌投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク6ボール4。
印象としては「戦力の1人」です。
鈴木選手への2ボール1ストライクからのストレートは多少甘く入ったものの、それ以外の球はしっかりとコースに制球することが出来ました。
大山投手は今やブルペン陣に欠かせない投手の1人になりつつあります。
藤井投手や松本投手が戻ってくればロングリリーフになるのかもしれませんが、そうやって様々なポジションを任すことができるのがチームとして非常にありがたいです。
個人的には、将来的にも先発というより中継ぎの方が合っている気がします。
背番号53の前任者、泉圭輔投手のようにどこでも投げる便利屋としての活躍に期待です。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回2失点の投球でした。
全28球の内、ストライク14ボール14。
印象としては「なぜ昇格した?」です。
津森投手はここ最近の二軍戦登板を見る限り、まだ一軍で投げれる状態ではありませんでした。
良い登板もあれば悪い登板もあり、投球が安定していなかったという印象です。
今回の登板では、その悪い時の津森投手が出てしまいました。
1死から四球を出すと、その後は四球を出したくないという気持ちが働き真ん中にストレートを投げ込み、そのストレートを捉えられる。
悪循環です。
もう少しストレートのストライク率&空振り率が上がってきてから一軍に上げてほしかったなと個人的には思います。
チームとして余裕がある分、今の状態を生で確認したかったという部分もあるのかもしれません。
どんなに今の調子が悪くても、津森投手はCS,日本シリーズで必要不可欠な存在です。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/22時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合は何も言うことはありません。
打って打って打ちまくりました。
周東佑京選手は5打数3安打1盗塁(単打2、二塁打1)
今宮健太選手は4打数2安打1犠打1打点(単打2)
山川穂高選手は5打数2安打(単打2)
中村晃選手は4打数3安打1打点(単打3)
甲斐拓也選手は4打数3安打3打点(単打2、二塁打1)
川村友斗選手は4打数2安打3打点(三塁打1、本塁打1)
これだけ打てば流石に勝てます。
川村選手はプロ初本塁打おめでとうございます。
打球速度172キロということで、伏兵の一発というより強打者の一発という打球でした。
来年は10本、20本と本塁打を打つ選手になるために、レギュラーを掴んでほしいなと思います。
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