2024/9/14、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は10-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
優勝に向けてホークス野手の集中力が上がっているような印象を受けます。
山川穂高選手は4回表の最初のチャンスでタイムリー。
5回表は5得点、6回表は4得点。
点は取れる時に取れるだけ取る。
そんな打撃陣です。
ここ3試合のホークスの得点数は10点、8点、9点。
先週の貧打が嘘のようです。
ただ、打撃は水物というように、いつまでも良い状態になるとは限りません。
常に足元を見て戦っていく必要があります。
9/15の先発はホークスが大津投手、バファローズが宮城投手。
どれだけ打線の状態が良いからといって、宮城投手から大量得点は期待できません。
1点2点の勝負になるので、大津投手の好投がホークス勝利の必須条件です。
投手
モイネロ
モイネロ投手は6回無失点の投球でした。
全87球の内、ストライク58ボール29。
印象としては「3回だけ」です。
モイネロ投手がこの試合で唯一危なかったのは3回裏。
2つの四球を出すなど、制球を乱しました。
野口選手との対戦時に、低めのボール気味のストレートを2球連続でストライクにしてもらったところが、モイネロ投手にとっては大きかったと思います。
29球を要しながらも無失点にこの回を抑え、次の回に味方が先制してくれたことで、その後は楽に投球することが出来ました。
5回6回はとにかく甘めのストライクゾーンに投げ続けていましたが、それでも球の力で押し込めるモイネロ投手は流石です。
87球で登板を終えたので、来週も休養十分です。
大山凌
大山凌投手は1回1失点の投球でした。
全18球の内、ストライク12ボール6。
印象としては「点差を意識した投球」です。
10点も点差がある中で、一番やってはいけないことは四球を出すこと。
それが分かっている大山投手は、甘めのストライクゾーンにどんどん球を集めました。
セデーニョ選手には甘く浮いた変化球を本塁打にされましたが、そこまで気にする必要はありません。
ただ、どうせ打たれるのなら真ん中のストレートで勝負してほしかった気はします。
甘めに集めても1点しか取られなかったことは自信にして次に繋げたら良いですが、今回のような投球を僅差の場面でやってしまうのは絶対にダメなので、そこはしっかり切り替えてもらいたいです。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク8ボール5。
印象としては「いつも通りコース」です。
点差が9点もあるということで、大山投手同様に甘めのコースに集めても良かった又吉投手。
ただ、又吉投手は制球力が武器の投手。
いつも通り制球を意識した投球を披露しました。
甘く入ったのは先頭の野口選手に対する初球のカットぐらい。
それ以外はコースに制球しました。
太田選手と紅林選手には外に逃げるカットをうまくセンター方向に弾き返されたものの、西川選手を右飛に抑えて無失点。
これで3試合連続失点からの2試合連続無失点となりました。
無失点とはなりましたが、太田選手や紅林選手の対応を見る限り、もう少し右打者にインコースの意識を持たせる必要があると感じます。
次回登板では右打者に対してどれだけインコースを突けるかに注目です。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「一軍復帰登板」です。
オスナ投手が一軍のマウンドに戻ってきました。
ただ戻って来ただけではなく、三者凡退で投球を終えたのが素晴らしいです。
まだ、球威も制球も本来のものではないので、徐々に本来の姿に戻してくれたらなと思います。
オスナ投手がブルペンに居た7月の頭までは、オスナ投手の状態は良くなかったものの、チーム全体の投手成績は良かったです。
疲労が溜まっているか溜まっていないかという部分ももちろんあるとは思いますが、オスナ投手の存在の大きさを私は感じました。
WBCではダルビッシュ有投手が日本チームを引っ張ったように、ホークスではオスナ投手が投手陣のリーダー的存在。
若手投手にとっては良い教材です。
特にオスナ投手を師匠と慕う尾形崇斗投手にとっては、オスナ投手にいつでも何でも聞けるので、すごくメリットが大きいのではないでしょうか。
これからもし投手陣の成績が良くなったとしたら、間違いなくオスナ投手のおかげです。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/14時点)
<スタメン>
<スタメン外>
ホークス打線は4~6回にこの試合の全ての安打を集め11安打10得点。
そして先発全員安打。
非常に得点効率が良いです。
その野手の中で特に存在感を放ったのが川瀬晃選手。
1回裏、先頭打者太田選手の強い当たりを一回転しながら捌く好プレー。
4回裏、先頭打者紅林選手の三遊間のボテボテゴロを遠投でアウトにする好プレー。
8回裏、大里選手のヒット性のライナーをジャンピングキャッチ。
守備だけでこれだけ目立ったプレーがあります。
さらに、先制点の口火を切る中安を放ったのも川瀬選手。
結局、4打数2安打1四球としっかり1番打者の役割を果たしました。
1番が出塁すると、今のクリーンナップは強烈なので高確率でホームに還してくれます。
状態が良い今宮選手を休ませることができるのは川瀬選手がいるから。
彼の今後の活躍に注目です。
緒方理貢選手は左中間への走者一掃の3点タイムリーはあったものの、バントで送れなかったり、5回表1死満塁のチャンスで遊飛を打ち上げたりと細かい部分でチームに貢献することができませんでした。
牧原大成選手が5回1死一三塁で空振り三振に倒れたこともそうですが、チームとしてもう一つレベルアップできる部分はあります。
勝ったから良かったではなく、一瞬の隙も見せないようなチームになってくれたら最高です。
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