2024/8/10、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は4-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については8月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
岡植純平
岡植純平投手は4回無失点の投球でした。
全44球の内、ストライク32ボール12。
印象としては「コントロール抜群」です。
ストレート、カット、カーブを中心に全ての球種を操ることが出来ました。
初回2回まではまだ甘い球もちらほらありましたが、3回4回は完璧です。
特に凄かったのが外角のストレート。
ビタビタに決まっていました。
結局4回まで走者を1人も出さずに完璧投球。
他の投手との兼ね合いがあるとは思いますが、正直もっと彼の投球を見たかったです。
次回登板では5回6回と投球回数を増やしてほしいです。
ハモンド
ハモンド投手は2回1失点の投球でした。
全28球の内、ストライク16ボール12。
印象としては「先頭四球」です。
ハモンド投手が投球した5回6回はどちらも先頭打者に四球を与えました。
これは印象がすごく悪いです。
ギリギリのところに投げたのにストライクを取ってもらえないという四球もありますが、ハモンド選手の四球は完全に四球です。
すっぽ抜けた球ばかりで盛島捕手が捕り辛そうにしていました。
走者を出しても5回は盛島選手の盗塁阻止によって、6回は低めに投げ切り併殺を取れたことによって点を取られませんでした。
この結果を次に活かしてほしいです。
5回はストライクを真ん中近辺でしか取れなかったですが、6回は甘い球が1球も無かったので試合の中での修正能力はあります。
アルメンタ
アルメンタ投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク9ボール9。
印象としては「久しぶりの実戦登板」です。
4/4くふうハヤテ戦(二軍)以来、4ヶ月ぶりの実戦登板となったアルメンタ投手。
制球には少々苦しんだものの、強い球を存分に見せてくれました。
球場表示のスピードガンでは最速153キロ。
ストライクゾーンにさえ投げてくれれば大丈夫。
そんな感じです。
まず課題となるのはストレートの制球力。
ここが安定してくれば非常に楽しみです。
彼はまだ20歳の投手。
モイネロ投手が日本人選手扱いになる3年後にどのような投手に成長しているか。
ここに注目です。
大竹風雅
大竹風雅投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「2人目まで完璧」です。
先頭打者はストレート2球で追い込み、3球目のスライダーでショートゴロ。
次の打者はストレート、カーブの2球で追い込み、3球目のフォークで空振り三振。
ここまでは球威制球共に完璧です。
最後の打者に対しては2ボールになってしまったものの、真ん中のストレートを2球投げ力で押してレフトフライ。
打ち取った球はこの日最速の150キロです。
二軍一軍ではカウントが悪くなった時に力で押してもどうしようもない時があるので、よりコントロールの精度を上げていきたいところです。
例えば日本ハム万波選手だと確実にレフトスタンドまで運ばれてます。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク9ボール6。
印象としては「四球1つ」です。
今回の佐藤投手はあまり状態が良くなかったです。
なぜなら空振りを1球も奪えなかったからです。
スライダーにしてもストレートにしても、空振りを奪いたいはずの球が全てファールになっていました。
ストレートの最速は149キロだったのでスピード自体は出てます。
甘い球は3球程度あり、制球もイマイチ。
2死から四球を出す場面もありました。
ヒットを打たれなかったので結果としては良かったですが、手放しで喜べるような内容でもありません。
次回登板では内容にも拘ってもらいたいです。
野手
ホークス選手の8月三軍打撃成績がこちら。(2024/8/10時点)
※8/5練習試合の記録は除く。
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で複数安打を放った選手は1人もいませんでした。
そんな中で、最も打撃でアピールしたのは大泉周也選手。
4打数1安打1本塁打1打点の活躍。
持ち前の長打力を発揮しました。
前回の試合では守備で良いプレーがあったので、次は打撃だと思っていましたが、いきなり結果を残すあたりが流石です。
大泉選手のポジションは激戦区の外野手。
ちょっと本塁打を打ったくらいじゃ目に留まることはありません。
2試合連発、3試合連発に期待してます。
シモン選手は3打数1安打1四球2盗塁と足でアピール。
守備でもライトで初回のファーストプレーから広い守備範囲を見せつけました。
あの先頭打者の打ち取り方から、先発の岡植投手が乗っていけた部分はあったと思います。
盛島稜大選手は3打数1安打1四球3打点の活躍。
初回の2死満塁の大チャンスをしっかり活かしました。
前回の試合では、途中出場の1回だけで3つの暴投を記録するなど、捕手として悔しい1日となりました。
風間投手の決め球のフォークを3球逸らしてしまったので、パスボールという認識で私はいます。
ただ、今回はフルイニング出場して後ろに逸らした球はゼロ。
あとはこれを継続して信頼を勝ち取るだけです。
最後に悪いプレーになりますが、牧原巧汰選手が8回に1つ走塁ミスをしました。
牧原選手が投手のエラーで出塁し、その間に二塁走者のシモン選手が一気に本塁へ突入するものの本塁アウト。
このプレーは全然問題無いです。
ただ、その時にシモン選手のプレーを一塁からオーバーランして見届けていた牧原選手が、その後の捕手の一塁送球で一塁に戻りきれずこちらもアウト。
このプレーはいただけません。
オーバーランして次のプレーに備えることは良いですが、仮に一塁に送球されてもセーフになる位置で見ておくべきです。
こういうプレーを一軍でされたら、起用しづらくなります。
盛島選手が前試合のミスを次の試合で取り返したように、牧原選手も今回の失敗を次に活かしてくれるでしょう。
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