2024/8/4、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は6-4でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの8月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は6回3失点の投球でした。
全75球の内、ストライク57ボール18。
印象としては「ストライク中心」です。
板東投手の球威が上がってこないのは今に始まったことではありません。
今シーズン初めからずっと球威が上がらないことに悩んでいます。
ただ、そんなことを気にしているようじゃ前に進めないということで、やれることをやっています。
どの球でもいつでもストライクが取れる。
この強みを活かしながら6回まで3失点で抑えることができました。
今はストレートで押していくよりも、ストレートは見せ球にして、カーブ,カット,フォーク等で打者のタイミングをずらす投球の方が合っている気がします。
だからこそ、初回先頭打者の中村奨成選手に対する初球の真ん中ストレートは非常にもったいなかったです。
今の板東投手にストレートの真っ向勝負は無理です。
二軍戦初スタメンとなった盛島稜大捕手はこの経験を次に活かしてもらいたいです。
板東投手もストレートは特に慎重に投球する必要があります。
今回の投球全体を振り返っても、カーブやフォークのど真ん中は問題なかったですが、ストレートのど真ん中はほぼ確実に捉えられていました。
二軍でほぼ確実に捉えられるので、一軍だと絶対に真ん中ストレートは捉えられます。
ストレートの球威が戻るまでは、我慢の投球が続きます。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は1回1失点の投球でした。
全19球の内、ストライク10ボール9。
印象としては「絶不調」です。
ボール球か真ん中。
今回はざっくりこんな感じでした。
相手のバント失敗にも助けられたので最少失点で済みましたが、一軍だと5点6点取られていてもおかしくない投球内容です。
前回、前々回と不安定な投球が続き、状態が悪いのは明らかですがそれでも良い投球が求められます。
来季の契約に向けて一瞬も気が抜けません。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は1回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク5ボール2。
印象としては「明らかに制球力が上がっている」です。
ここ最近は先発というよりも中継ぎ、中ロングとしての調整が進んでいる笠谷投手。
前回登板で良い感覚を掴んだのか、今回も素晴らしい投球を披露しました。
カーブとストレートの2球種をストライクゾーンに集め、たったの7球で回を終えました。
ホークスの左の中継ぎといえば、ヘルナンデス投手と長谷川威展投手。
この中でヘルナンデス投手は8/2,3ファイターズ戦で2試合連続登板しどちらも2失点。
万波選手とレイエス選手に自慢のストレートを弾き返されました。
考えたくはないですが、ヘルナンデス投手が他球団にも攻略されて二軍再調整となった場合、左の中継ぎは長谷川投手だけになります。
現在、田浦文丸投手が三軍四軍で調整をしているものの、今すぐ一軍昇格というイメージはできません。
三浦瑞樹投手、前田純投手、前田悠伍投手といった一軍昇格が近い支配下左腕は全て先発調整中。
笠谷投手にかかる期待は当然大きくなります。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク10ボール6。
印象としては「球質が他の投手と違う」です。
打者を支配するというのはこういうことだと示してくれました。
ストレート、スライダー、フォーク。
全ての球でカウントが取れ、全ての球で空振りが取れるという投手の理想形です。
その中で一番すごいのはやはりストレート。
高めのとんでもないボール球でも空振りを奪っていました。
三者連続三振は当然の結果です。
こういう投手が二軍で投げているということが、他球団にとっては脅威でしかありません。
やはり2023ドラフトは「豊作」でした。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手8月打撃成績がこちら。(2024/8/4時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で複数安打を放ったのは渡邉陸選手と桑原秀侍選手。
渡邉選手は3打数2安打1犠飛4打点。
チャンスで回ってきた打席で確実に結果を残しました。
桑原選手は4打数2安打1打点。
三軍では打点を荒稼ぎしていましたが、その強みを二軍でも発揮しました。
石塚綜一郎選手は3打席目の無死一二塁の場面での犠打や4打席目の同点タイムリー等打席でもアピールしましたが、一番光ったのは守備。
5回表にライトフライをスライディングキャッチで捕球するファインプレーを魅せました。
ヒーローインタビューでも語っていましたが、その直前の4回裏の攻撃時に牽制で刺される場面があったのでそこは反省点です。
3回表にイヒネイツア選手が三遊間の深い当たりを遠投でアウトにする場面があったり、7回表に吉田賢吾選手がサード廣瀨隆太選手のワンバウンド送球をうまく拾い上げたりと、ホークスの守備陣は全体的に安定感が光りました。
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