2024/7/18、福岡ソフトバンクホークス四軍対火の国サラマンダーズの交流試合が行われました。
結果は4-3でサラマンダーズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
岡植純平
岡植純平投手は5回2失点(自責点1)の投球でした。
全72球の内、ストライク49ボール23。
印象としては「高めの速球に力」です。
序盤は真ん中から高めの速球でファールや空振りが取れていました。
どこに投げても大丈夫な感じだったので、楽なピッチングが出来ました。
4回まではパーフェクト投球。
ただ、5回は先頭打者をサードアルモンテ選手のエラーで出塁を許すと、ヒット3本と四球1個を集められ2点を失いました。
相手打者が対応してきて、岡植投手の球威も落ちてきて、苦しい投球となりました。
夏の暑さが影響している可能性もありますが、今後はスタミナ面が課題になります。
村上舜
村上舜投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク6ボール7。
印象としては「最悪の状態からは脱した」です。
ストライクが全く入らなくてどうしようもない状況からは脱することが出来ました。
それでも他の投手に比べると、全然ボール球は多いです。
今回は四球を1つ記録しました。
ストレートでもチェンジアップでも空振りが取れて、牽制でアウトを取れて、良い部分はたくさんあります。
これを活かすも殺すも、今後の制球力向上次第です。
大城真乃
大城真乃投手は2回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク11ボール9。
印象としては「無駄な四球」です。
大城投手は育成左投手の中では比較的支配下に近い投手です。
ただ、今回の投球を見ると、支配下は怪しいと感じました。
7回の先頭打者を空振り三振に打ち取ったものの、次の打者に対しては4球連続ボールで四球。
そしてその次の打者には3ボール2ストライクから外のストレートで空振り三振を奪ったものの、もし見送られていたらボール球。
緊迫した場面でもないのに四球を出してしまうのは、安定感が無いと見られてしまいます。
真ん中に行く球が1球も無かったので、コースを意識したレベルの高い投球を心掛けていたのだとは思いますが、そこと大胆にいく場面とをうまく使い分けて欲しいなと思います。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は0.2回2失点の投球でした。
全30球の内、ストライク13ボール17。
印象としては「2死からの悲劇」です。
2死までは甘く入る場面もありながら大胆にストライクゾーンで勝負できていました。
ただ、そこから3者連続四球からの頭部への死球で危険球退場。
いきなり何があったのでしょうか。
特に最後の打者は0ボール2ストライクと2球で追い込んだ後の3球目に死球だったので、非常にもったいない1球となりました。
これで今季中の支配下登録が怪しくなったというより、来季の契約が怪しくなりました。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は0.0回無失点の投球でした。
全1球の内、ストライク0ボール1。
印象としては「当てただけ」です。
佐藤投手の緊急降板で急遽肩を作っての登板だったので、星野投手にとって酷なマウンドだったのは確かです。
それでも初球をぶつけてサヨナラ死球は想像できませんでした。
ホークスの2023年ドラフトでは支配下育成合わせて10名の投手が入団しましたが、その中で星野投手は現時点で最も結果を残せていません。
他の投手が凄すぎるのか、星野投手が平常運転なのかは分かりませんが、このままでは彼のプロ野球人生はかなり短いものとなります。
そろそろ本領発揮といきたいところです。
野手
ホークス選手の7月四軍打撃成績がこちら。(2024/7/18時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合で最もアピールしたのは佐倉俠史朗選手。
4打数3安打1打点の活躍でした。
支配下の選手が複数出場していながら、複数安打を放ったのが佐倉選手だけだったので、印象は強くなります。
ただ、今試合の安打は全て単打。
また、今試合に限らず7月に入ってからの安打は5本全てが単打。
なかなかここ最近は長打が出ていません。
本来は長打を期待されている選手なので、長打にも拘ってほしいなと思います。
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