2024/6/30、福岡ソフトバンクホークス四軍対愛媛マンダリンパイレーツの交流試合が行われました。
結果は13-8でパイレーツが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
ハモンド
ハモンド投手は5回3失点の投球でした。
全80球の内、ストライク47ボール33。
印象としては「ストレートは強い」です。
真ん中のストレートでもファールが取れていましたし、高めのストレートでは空振りが取れていました。
ストレートの質は良かったです。
ただ制球が定まらないという部分と、変化球のキレがイマイチという部分で安定した投球にはなりませんでした。
本塁打を打たれた球はストレートでしたが、3ボール1ストライクまで全てストレートで勝負球も高めのストレートだったので狙われて当然です。
このような打者が100%ストレートを待っている状態でもファールが取れるストレートを目指すのか、勝負できる変化球を1球でも多く増やすのかはこれから探っていくところだと思います。
ただ、現状では先発向きの投手とは言えません。
長水啓眞
長水啓眞投手は1回4失点の投球でした。
全34球の内、ストライク15ボール19。
印象としては「変化球が決まらない」です。
ハモンド投手と同様、強い真っすぐで押すことはできていました。
ただ、ストレートもそうですが変化球が1球もストライクに入らないので苦しい投球になりました。
2死満塁の場面では、待ってましたとばかりに高めのストレートを捉えられグランドスラム。
本塁打を打たれた後はようやくスライダーが2球連続でストライクに決まりました。
もう少し早くこれが出来ていたらというところです。
山崎琢磨
山崎琢磨投手は1回1失点の投球でした。
全18球の内、ストライク7ボール11。
印象としては「自己責任」です。
先頭打者にストレートの四球で無死一塁。
次の打者は犠打で1死二塁。
その次の打者の6球目に暴投で1死三塁、7球目にセンターへの犠牲フライ。
流れるように点を取られました。
今回の登板でヒットは1本も許していないだけに非常にもったいないです。
風間球打
風間球打投手は0.1回5失点の投球でした。
全17球の内、ストライク7ボール10。
印象としては「あの時に逆戻り」です。
ここ2試合(6/22,6/25)は安定した投球を披露していたので、風間投手の成長を予感していましたが、そんなことも無かったようです。
先頭打者にヒットを打たれ次の打者は犠打。
そこから2者連続四球で走者を溜め、2者連続タイムリーで還される。
よくある最悪のパターンです。
この打たれたくない思いから来る2者連続四球をどうにかしたいところです。
タイムリーを打たれた球はどちらも真ん中のストレートですが、できれば球威で押してファールで逃げたかったところです。
まだまだやることはたくさんあります。
このままだと来年は育成契約になるでしょう。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は0.2回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク7ボール7。
印象としては「もう1段階上の制球力が欲しい」です。
ピンチで登板した際の先頭打者には変化球を投げましたが、その後は全てストレート。
そのストレートで空振りも奪いました。
まさにヘルナンデス投手みたいな投球スタイルです。
佐藤投手がヘルナンデス投手に近づくためには、もう1段階上の制球力を身につける必要があると感じます。
タイムリーを打たれた球もその1球前もど真ん中のストレート。
ヘルナンデス投手だったらそんなことはしません。
ストレートに拘るのであれば、球威制球共に完璧に仕上げていきたいところです。
野手
ホークス選手の6月四軍打撃成績がこちら。(2024/6/30時点)
<スタメン>
<スタメン外>
打撃でアピールしたのはオスーナ選手。
5打数1安打でその1本が場外に消える本塁打でした。
この確率が上がってくれば、将来的に主力を張れるかもしれません。
山下恭吾選手は前日の試合に引き続き結果を残しました。
2打席の内容は犠牲フライとセンター前ヒットです。
代打で途中出場した中澤恒貴選手の打撃は印象的でした。
高めの見逃せばボールゾーンの球を無理やりライトへ持っていくヒットを放ちました。
大型内野手として今後の成長に期待です。
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