2024/6/16、福岡ソフトバンクホークス三軍対福島レッドホープスの交流試合が行われました。
結果は6-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
小林珠維
小林珠維投手は6.1回3失点(自責点2)の投球でした。
全88球の内、ストライク57ボール31。
印象としては「良い時と悪い時がはっきり」です。
初回はスピードこそ出ていたものの、球が高い分粘られていました。
ただ、それも2回以降はしっかり修正しました。
打たれるヒットはほとんどがゴロヒットで連打は無かったです。
ただ、ラストイニングの7回はヒットを打たれてから今試合初四球があり、それ以降も全体的にボール先行の投球になってしまいました。
そこから藤田捕手のパスボールが2回も重なり3失点を喫しました。
これで四球で崩れたという表現は酷かもしれませんが、出さないでいい打者は極力出さないようにしていきたいです。
藤田淳平
藤田淳平投手は2.2回無失点の投球でした。
全33球の内、ストライク26ボール7。
印象としては「大崩れはしない」です。
藤田投手は実戦復帰してから失点はゼロ。
今回も安定した投球を披露してくれました。
彼の一番の持ち味は「四球を出さないこと」。
リズムよく投げ込んでいくので、野手からしたら守りやすい投手だと思います。
投球イニングをこれから伸ばしていき、先発として勝負してもらいたいです。
今季中の支配下登録は厳しいので、2024年シーズンは三軍二軍で結果を残し、2025年シーズンの春季キャンプでA組に呼ばれることを目標に頑張ってほしいです。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/16時点)
この試合ショートでスタメン出場した藤野恵音選手は3打数2安打1本塁打2打点1四球とバットで結果を残しました。
走力もありますし、ショートでこれだけの打撃成績を残していれば、二軍に居てもおかしくないと思われるかもしれませんが、それには理由があります。
彼の課題は守備。
最も守備力が必要なポジションでエラーを連発する場面が見られます。
特に送球が不安定です。
だからといって、今二軍で出場が続いているイヒネ選手の守備が良いかと問われれば、こちらも粗さが残ります。
今宮選手クラスの守備を今すぐというのは難しい話ですが、バッティングを活かして二軍で起用したいと思えるほどの守備には持っていきたいところです。
藤野選手は今回6度の守備機会をノーエラーで終えました。
この調子でアピールを重ねていきたいところです。
藤野選手以外で複数安打を放ったのは佐藤航太選手と佐倉侠史朗選手。
佐藤選手は4打数2安打1本塁打1打点、佐倉選手は4打数2安打2打点。
佐藤選手は本塁打でアピールできましたが、激戦区の外野手ということでどれだけ打っても厳しい状況です。
今すぐ二軍に上がるためには、三軍では5割近く打って、本塁打打って、盗塁もしてといった猛アピールを続けなければなりません。
まだプロ2年目の若い選手なので、焦ることなく着実に実力をつけていけば良いと思います。
佐倉選手は球場表示で150キロの速球を弾き返すなど、プロ1年目から速い球への対応力があります。
正直、今すぐ二軍の投手と対戦しても面白いです。
サードとファーストを無難に守れる守備力もあるので、今二軍で出場を続けているサード&ファーストの選手はかなりプレッシャーを感じているのではないでしょうか。
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